haname  今回の「鳥山石燕の妖怪画と『怪物画本』を比べてみたよ」は、「白粉婆」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"

 鳥山石燕の妖怪画をまんまパクって作られた『怪物画本』を、元になった鳥山石燕の妖怪画と比較するという、意味があるのか無いのかよく分からない企画でございますヾ(๑╹◡╹)ノ"

 鳥山石燕の妖怪画(『今昔百鬼拾遺』)には解説文が書かれているので、原文と現代語訳もちゃんと載せますよヾ(๑╹◡╹)ノ"

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『怪物画本《かいぶつえほん》』「白粉婆々《おしろいばば》」[明治十四(一八八一)年刊、李冠光賢《りかんみつかた》画、鍋田玉英《なべたぎょくえい》模写]



『今昔百鬼拾遺』巻一「白粉婆《おしろいばヽ》」[安永十(1780)年刊、鳥山石燕作画]



※画像の調整、赤字の書入れは筆者。


【原文】
【現代語訳】
   
   白粉婆《おしろいばヽ》
   白粉婆《おしろいばば》

 紅白粉《べにおしろい》の神《かミ》を脂粉仙娘《じふんせんじやう》と云ふ。
 紅《べに》や白粉《おしろい》[化粧品]の神を脂粉仙娘《じふんせんじょう》と言います。

 白粉婆《おしろいばゝ》ハ、此の神の侍女《ぢぢよ》なるべし。
 白粉婆は、この神の侍女なのでしょう。

「恐ろしき物、師走《しハす》の月夜《つきよ》、女の化粧《けはい》」[正しくは「凄《すさま》じき物、師走の月夜、老女の化粧」]と昔より言へり。
「恐ろしい物は、師走[十二月]の月夜と女の化粧[十二月の寒空の下でわざわざ月を見ないように、老女の化粧も誰も興味がないという事]」と昔から言います。


haname【解説】


 傘を被って徳利を持っている姿で描かれていますが、これは小僧系の妖怪と類似していますね。
 両者には何か関連があるのでしょうか???

「脂粉仙娘」という神様、調べたのですが、石燕の創作だったのか、他の資料では存在が確認できませんでした。
 となると、「白粉婆」も石燕の創作でしょうか?

 要するに、化粧した老女はバケモノだという事を、石燕は言いたかったのでしょうか?
 だとしたら、失礼な話ですよねw


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三つ目アイコン うふ、おしろい坊主よ三つ目ヾ(๑╹◡╹)ノ"
三つ目おしろい

haname 君の場合は、おしろいというより、おもしろいだな北見ヾ(๑╹◡╹)ノ" 



画図百鬼夜行
鳥山 石燕
国書刊行会
1992-12-01




◆北見花芽のほしい物リストです♪ 



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