no.358 木のコブ
▼2024年8月18日
不思議な夢でした。
我が家の庭にはネズミモチの木や、柿、楓、真榊、南天、椿・・・と沢山の木が生えています。
柿などは1年おきに実がなって、近所の人たちは楽しみにしているのですが、私は柿は嫌いなので食べません。みんな隣近所にあげています。
いつぞやは愛知県に住む兄のえいさんに段ボール箱一杯に入れて送りましたら、えいさんは友達や行きつけの店にまで配って回り、たいそう喜ばれた事があります。
南天の木はそう大きな木ではないのですが、これが良く育つので、時々剪定しているのですが、南天の木は杖の材料としては最高らしいそうで、何本か保存しているのですが、その中の一本がなかなか形が良くて、枝分かれした部分が膨らんでいて、ちょうど杖のグリップみたいになっていて、これをきれいにして杖を作ろうと思っています。
その枝を杖みたいに突いてみると、確かに軽くて適度なしなりもあり、杖には良い木だと思います。
いつか完成したら、別のブログで紹介しますね・・・
真榊の木は近所のオバチャンたちが、町にある恵比須様に供えたいからと、時々やって来ては枝を切って持って行ってます。
以前はいちいち私に断わって「切らせてもらえるかしら・・・」なんて言ってたものですが、私が「いつでも好きなだけ切ってください」と言っています。神様にあげるものですからね、ケチケチしてちゃ罰が当たるというものです。
この真榊も杖の材料に良いそうで、もう何本か枝を切り取ってこれも保存していますが、真榊の枝はまっすぐで、乾燥すると南天ほどじゃありませんが軽いし、適度な弾力性があって、良い杖になると思います。
というのもですね、私も歳をとりまして、最近はたまに歩くのが辛い時があるんですね。私は腰椎すべり症という病気があるもんですから、時々痛んで辛くなるので、そういう時に杖を使いたいと思うようになったんですね。
情けないもんですが、こればっかりは歳の事ですからどうにもならないんで、かといって、店で売ってるアルミパイプの杖じゃ、なんとも味も色気もないでしょ? そこで自家製の杖なんか突いていたら、カッコイイじゃないですか。
真榊の木は一年中葉が茂っていて、とてもみずみずしい綺麗な木で、私の好きな木です。
古事記の天の岩戸の話しや、神武天皇の東征の折に北九州の岡の庄を訪れた時にも出てきた、日本にとって由緒正しい木ですから、大切にしたいと思っています。
ネズミモチの木はですね、我が家のはちょっとすごい木なんですね。もともとは一本だけ生えていたんですが、それが実を付けまして、その実が木の根元に落ちたんですね。で、その実が二つ芽を出しまして、そのまま育ちまして、大きくなって、もともとの木・・・つまり親の木を枯らしちゃって、二本仲良くからまったようにして生えてるんですね・・・
いわば親殺しの兄弟なんです。
何とも植物の世界の凄さを見てきたんですが、親殺し・・・なんて見方をすればひどい話しなんですが、純粋に生態系としてみると、これは生命の循環なわけでありまして、こうして命は継がれていくんだな・・・と感慨もひとしおな気持ちになります。
というのもですね、このネズミモチは我が家の木では一番古い木でありまして、そもそもこの家を建てた時に前に住んでいた家から持って来た、言わばこの木も引越ししてきた木なんですね。つまり我が家とこのネズミモチはこの何十年という時を一緒に過ごしてきたという事です。
そんな木ですから、犬やネコみたいになついたりはしませんが、なんとも愛着があるというかですね、見ていて安心できるんですね。
そんなふうに我が家は木が何本も生えている、わりと広い庭なんですが、庭が広いとですね、草取りが大変なんですね。
もうね、今年の夏なんかものすごく暑かったでしょう? あの炎天下で草むしりなんかやったら確実に熱中症になっちゃいますから、草取りを夏中やってなかったんですね・・・で、ついこの頃4日かけて草むしりしたんですけど、これがもう大変なんてもんじゃないですね、わけのわかんない木まで生えていまして、しかもその種が服にくっ付きまくって、もうチクチクして大変でした。
私は草が生えないようにするにはどうしたらいいか・・・なんて事を良く考えてるんですが、最近ちょっと良いアイデアが浮かんできまして、来年の草が生えだす時から試してみようと思っています。
上手くいったらその事も別のブログで紹介したいと思いますので、どうぞ楽しみにしていてください。
こちらのサイトに私が両親を介護した日々の思い出「かいかん録」があります。興味がある方はぜひご覧ください。
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