日本語について考え直すブログ

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日本人でも難しい日本語part16「新入社員が遅刻。どの謝り方なら許す?」

 

今日は、新入社員の謝罪方法について。

全然新入社員とは季節外れになりましたが、お付き合いください。

 

新人A「電車が遅れたから、遅刻しました」

新人B「電車が遅れたので、遅刻しました」

新人C「電車が遅れたため、遅刻しました」

 

この3名の謝罪方法の内、あなたが許すならどの新人?

という問い。

 

実はこの問いと同じものを前日に投稿しました。

 

sappy.hatenablog.com

 

その時は、JRのアナウンスを例に出していたんですが、全く同じものをタイトルに「新人とか上司」と言う言葉を入れるだけで閲覧数100万回を超えました。テクニックも必要だということを学びました。

 

話がそれましたが、以前書いた記事では、

 

①電車が遅れたため、遅刻しました。
②電車が遅れたので、遅刻しました。
③電車が遅れたから、遅刻しました。

この3つの文を比べると、「ため」「ので」「から」が違います。
これらはいずれも理由を述べる接続詞です。

これは、私が学んだ使い方では、

① > ② > ③
この順番で固い表現、フォーマルな表現になります。

そして、客観的から主観的になると学びました。

と書きました。

 

つまり、新人Cが一番丁寧な謝罪になるということが言えます。

しかし、TikTokのコメントでは議論は別の方向に向かいます。

 

「遅れると分かった時点で連絡するべき」

 

というもの。確かに、遅刻してから謝っていては遅いのかもしれません。もう遅刻だと悟った瞬間、上司に一報せよ、というコメントが多かったです。

 

ほかには、

 

「こんな言葉尻で態度を変える上司は嫌だ」

「遅刻の理由なんて要らない」

 

と言うものも割と多かったです。

 

少々の言葉の間違いを細かく気にするより、早く作業に入った方が効率的だ、という意見でした。

 

人それぞれの考えが聞けて、面白い議論になっていました。

皆さんはどの新人に、なんて言うでしょうか。

 

 

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