社会人野球日本選手権2024

三菱重East・本間ら216人　社会人野球ベストナイン1次選考

　社会人野球を統括する日本野球連盟（JABA）は28日、2024年度の社会人野球表彰（毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社共催、シチズン時計、ネクストベース協賛）のベストナイン1次選考結果を発表し、指名打者を含む各ポジションの計216人が選ばれた。　投手は、都市対抗を制して橋戸賞（最優秀選手賞）に輝い

もっと社会人野球

恩師の“最後”にサヨナラ被打　日鉄鹿島・土屋大和「一番濃い日」

　5年前に夏の甲子園で右腕を振った投手が社会人野球の2大大会にデビューし、好投の後にサヨナラの一打を浴びた。日本製鉄鹿島の新人・土屋大和投手（22）にとって、信頼を受けた喜び、悔しさ……たくさんの感情と成長の材料が詰まったマウンドだった。　「ものすごく濃い一日だった」　第49回日本選手権の準々決勝が

社会人野球日本選手権　トヨタが優勝報告「みんなが役割果たした」

　京セラドーム大阪で開催された第49回社会人野球日本選手権大会（毎日新聞社など主催）で優勝したトヨタ自動車の安部隆信部長と藤原航平監督らが27日、名古屋市中村区の毎日新聞中部本社を訪れ、優勝旗「ダイヤモンド旗」の獲得を報告した。　藤原監督は「日本一は全員の力がないと取れない。その中でみんなが役割を果

もっと社会人野球

兄は侍ジャパン　日本製紙石巻の19歳・鈴木楓汰が見据える世界

　見据えるのはライバルと憧れがいる世界――。2024年の第49回社会人野球日本選手権で唯一、10代でマウンドに上がったのが、日本製紙石巻の鈴木楓汰（ふうた）投手（19）だ。兄はプロ野球・ロッテの左腕で、国際大会「プレミア12」日本代表「侍ジャパン」に参戦している鈴木昭汰投手（26）。24年夏の都市対

もっと社会人野球

大阪桐蔭「最強世代」が社会人で日本一　トヨタ自動車・宮崎仁斗

　社会人野球の日本選手権で最多タイとなる7回目の優勝を果たしたトヨタ自動車で、帽子からのぞかせる長髪が印象的だった2年目の宮崎仁斗選手（24）が、9日の決勝でウイニングボールをつかんだ。大阪桐蔭高の「最強世代」の一人が、社会人で主力として日本一を成し遂げた瞬間だった。　＜記事の内容＞　・華麗な経歴　

「トヨタに骨を」　前主将・北村の覚悟　社会人野球日本選手権

　入社1年目に経験した都市対抗優勝が、社会人野球に骨を埋める覚悟を決めさせた――。第49回社会人野球日本選手権大会で優勝したトヨタ自動車（愛知）の北村祥治選手（30）は、今夏に主将を退任したが、陰ながらチームを支え続けた。　九回2死走者なし。相手打者の打球を味方がキャッチすると、トヨタナインはグラウ

「裏エース」が真の柱に　Honda・東野が敢闘賞　野球・日本選手権

　第49回社会人野球日本選手権大会で準優勝したHondaは、1回戦と準々決勝で好投したエース左腕・東野龍二投手（29）が敢闘賞に輝いた。　豪速球を投げ込むわけではない。140キロほどの直球と多彩な変化球をきっちりとコースに投げ込んでいく。先発として黙々と試合を作る姿は「職人」のようだ。　1回戦のNT

若返り支える4番の決意　決勝弾のトヨタ自動車・逢沢　日本選手権

　◇第49回社会人野球日本選手権決勝（9日・京セラドーム大阪）　◇○トヨタ自動車3―0Honda●　抑えるべき人が抑え、打つべき人が打った。先発・増居翔太が完封したトヨタ自動車は、4番・逢沢崚介の一振りが優勝に導いた。　一回1死一、二塁。直球中心に攻めてくるHonda先発・片山皓心を相手に「真っすぐ

打撃賞のJFE西日本・古田「悔しさも、自信も」　野球・日本選手権

　第49回社会人野球日本選手権大会は最終日の9日、京セラドーム大阪で決勝があり、トヨタ自動車が優勝した。閉会式では個人賞の表彰があり、4強入りしたJFE西日本の古田塁選手が打撃賞を獲得した。　古田選手は5番を担い、2回戦で4安打。全4試合で二塁打を放つなど長打力も発揮し、13打数7安打3打点、打率5

都市対抗V知るHonda福島　劣勢でみせた気概　野球・日本選手権

　◇第49回社会人野球日本選手権決勝（9日・京セラドーム大阪） 　◇○トヨタ自動車3―0Honda●　大一番で求められる投球とは何かを、34歳のベテランは誰よりも心得ている。Hondaの福島由登が、トヨタ自動車の強力打線を相手に粘り強い投球で好救援。劣勢から流れを引き寄せようと、力投をみせた。　「愛