台風20号で倒壊したとみられる北淡震災記念公園(兵庫淡路市小倉)の風力発電用の風車(出力600キロワット)について、経済産業省は31日、専門家と共に現地調査を行った。塔(高さ37メートル)を支える土台部分のコンクリートに入っている鉄筋が断裂していることが判明した。県内には29基の発電用風車(3月末時点、10キロワット以上)があり、新温泉町では新たな建設計画も進む中、倒壊の原因に注目が集まっている。
風車は全高約60メートルで、風速1.5メートル以上で3枚羽根が回転して発電する仕組み。設備の故障で昨年5月から停止状態だった。8月23日夜から24日未明にかけて通過した台風の強風で、土台が折れて倒壊したとみられる。
この記事は有料記事です。
残り350文字(全文659文字)