紅白歌合戦の「男女対抗」 当初は平等理念、今は多様性への過渡期
毎日新聞
2021/12/25 13:00(最終更新 12/25 14:42)
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31日に迫った第72回NHK紅白歌合戦。年末の風物詩だが、近年、多様な性のあり方への意識の高まりなどもあり、男女対抗の形式は時代とのずれも指摘されている。今年は、従来のように紅白で進行役の役割を分けず、「司会」に統一するなどの「変化」も見られるが、紅組・白組に分かれた出場者の枠組みは維持されている。専門家らからは、幅広い視聴者への配慮が必要な公共放送の立場を理解しつつも、「踏み込めなさを感じる」「男女対抗に代わる新たな視聴者との一体感が必要」などの指摘が上がる。【松原由佳/学芸部】
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