つい最近の「マイナンバーカードの番号隠すケース、配布廃止を検討 番号知られただけでは悪用されないから」という読売新聞の記事には驚かれた方も多かったようだ。
企業でマイナンバーを扱うことになったころの騒ぎを覚えている方は多いと思う。専用封筒だの専用金庫だのを急きょ取り寄せ、「マイナンバーを見たら大変なことになるから、見せないでくれ!」とか、まるで見たら石になる呪いの番号のような扱いだった。健康保険証をマイナンバーカードに統合する話でも、チグハグな政策だと怒っている人がいるのは当然だ。
なんでこんなことになったかというと、簡潔に言えば「ボタンの掛け違い」だ。
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