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フィギュアGPファイナル 男子フリー速報

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男子シングルの表彰式を終え笑顔を見せる2位の山本草太(左)と優勝した宇野昌磨=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子シングルの表彰式を終え笑顔を見せる2位の山本草太(左)と優勝した宇野昌磨=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影

宇野ファイナル初V 山本2位、佐藤4位、三浦5位

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル最終日は10日、イタリア・トリノのパラベラ競技場で男子フリーが行われ、世界王者の宇野昌磨選手(トヨタ自動車)が初優勝を果たした。山本草太選手(中京大)が2位、佐藤駿選手(明大)は4位だった。三浦佳生選手(オリエンタルバイオ・目黒日大高)は5位だった。イリア・マリニン選手(米国)がフリーでクワッドアクセルを成功させ、3位に入った。

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男子最終結果

順位選手名総合得点(SP・フリーの得点)
1宇野昌磨(トヨタ自動車)304.46(99.99、204.47)
2山本草太(中京大)274.35(94.86、179.49)
3イリア・マリニン(米国)271.94(80.10、191.84)
4佐藤駿(明大)250.16(76.62、173.54)
5三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)245.74(87.07、158.67)
6ダニエル・グラッスル(イタリア)244.97(80.40、164.57)
得点を聞き、ガッツポーズ!
フリーの得点を確認し、右手に力を込める宇野昌磨=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
フリーの得点を確認し、右手に力を込める宇野昌磨=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影

ハイライトを写真でたっぷりと

第6滑走 宇野昌磨(トヨタ自動車)

男子フリーで演技する宇野昌磨=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーで演技する宇野昌磨=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーで演技する宇野昌磨=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーで演技する宇野昌磨=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーの演技を終え、リンクに座り込む宇野昌磨=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーの演技を終え、リンクに座り込む宇野昌磨=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影

SP1位=99.99点
曲は「Air on the G String by Johann Sebastian Bach, performed by Hauser」ほか
SPは4回転フリップ、4―2トーループ、トリプルアクセルとすべてクリーンに決める圧巻の演技。「久々に気楽に、充実感をもってこの大会に挑めています。フリーで良い演技をできるか、悪い演技をするか、僕には分からないですけど、後悔のない練習は積み重ねてこられたので、なんとかなるのかなと思っています」。ファイナル5回目の出場で初制覇が視界に入ってきた。
「今季SP世界最高」

4回転ループは着氷。4回転サルコウも降りた。4回転フリップはクリーン。演技後半に入り、4―2回転トーループを着氷。単発の4回転トーループはステップアウトした。演技後は氷に腰を落とすような仕草を見せた。
得点:204.47(技術点111.59、演技構成点92.88)
総合得点:304.46

「若い世代に負けないように」

第5滑走 山本草太(中京大)

男子フリーで演技する山本草太=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーで演技する山本草太=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーで演技する山本草太=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーで演技する山本草太=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーでの演技を終え、拳を突き出す山本草太=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーでの演技を終え、拳を突き出す山本草太=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影

SP2位=94.86点
曲は「Piano Concerto No.2 by Sergei Rachmaninov, perf. by David Garrett」
SPは冒頭の4―3回転トーループを含むすべての演技要素をミスなく終えた。「ノーミスの演技をできたのはすごくうれしかった。毎試合ノーミスを連続でできているのは、すごく自信になっている。フリーもしっかり、自信を持って、思い切ってやっていけたら」と意気込み、ファイナル初出場優勝を狙う。
「やっと自信をもって口にできる」

4回転サルコウは着氷。4―3回転トーループはも降りた。単発の4回転トーループは高さがあった。ミスなくまとめ、演技終了後は右手で何度もガッツポーズを振った。
得点:179.49(技術点100.87、演技構成点78.62)
総合得点:274.35

「鬼門」乗り越えた!

第4滑走 三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)

男子フリーで演技する三浦佳生=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーで演技する三浦佳生=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーの演技を終え、うつむく三浦佳生=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーの演技を終え、うつむく三浦佳生=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影

SP3位=87.07点
曲は「Main Title:Prologue (from "Beauty and the Beast") by Alan Menken」ほか
SPは冒頭の4回転サルコウ―3回転トーループの大技で転倒。他はよかっただけに悔やまれる。「調子がきょうの朝よかったので自信を持って思い切って行こうと思っていたが。最初のサルコウが質のいい状態でいっただけに、3回転トーループは慌ただしくなってもったいないミスだった。あとはフリーに向けてしっかり状態を上げてフルパワーで出し切りたい」と語った。
「ボーナスステージ」

4回転ループは3回転になった。4―3回転は着氷。4回転サルコウはこらえた。演技後半の4回転トーループは踏み切りが合わなかった。リカバリーで入れた4回転トーループは転倒した。演技後は首を振り、納得がいかなそうな表情だった。
得点:158.67(技術点81.15、演技構成点78.52、減点-1.00)
総合得点:245.74

「別人のようになってみせる」

第3滑走 ダニエル・グラッスル(イタリア)

男子フリーで演技するイタリアのダニエル・グラッスル=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーで演技するイタリアのダニエル・グラッスル=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影

SP4位=80.40点
曲は「Struggling Brain by Guy Skornik & Zab Skornik, arranged by Cedric Tour」ほか
SPは冒頭の4回転ルッツで転倒。トリプルアクセルはきれいに決まった。フリーでの巻き返しを誓う。

SPは冒頭の4回転ルッツで転倒。トリプルアクセルはきれいに決まった。フリーでの巻き返しを誓う。
4回転ルッツは単発で着氷。4回転フリップは右手をついた。4回転トーループは着氷。
得点:164.57(技術点87.85、演技構成点76.72)
総合得点:244.97

第2滑走 イリア・マリニン(米国)

男子フリーで演技する米国のイリア・マリニン=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーで演技する米国のイリア・マリニン=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影

SP5位=80.10点
曲は「Euphoria (soundtrack) by Labrinth」
SPは三つのジャンプすべてで出来栄え評価がマイナスとなるなど不本意な出来だった。フリーではクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の成否に注目が集まる。
4回転半は…

注目のクワッドアクセルは着氷。4回転フリップも降りた。4回転トーループも着氷。4回転サルコウも降りた。4回転トーループからの連続ジャンプも着氷。ジャンプにはミスが見られなかった。
得点:191.84(技術点114.88、演技構成点76.96)
総合得点:271.94

第1滑走 佐藤駿(明大)

男子フリーで演技する佐藤駿=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーで演技する佐藤駿=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーの演技を終えて拳を上げる佐藤駿=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影
男子フリーの演技を終えて拳を上げる佐藤駿=イタリア・トリノのパラベラ競技場で2022年12月10日、貝塚太一撮影

SP6位=76.62点
曲は「Red Violin by Ikuko Kawai, Joaquin Rodrigo」ほか
SPは冒頭の4回転ルッツで転倒。後半のトリプルアクセルはクリーンに決めた。「(氷の)感触はそこまで悪くなかったが、動けていたはいたんですけど……。正直、自分でもあんまり……いつも通りやったが、うまくいかなかった。(フリーは)一つでも多くジャンプをこなせるように頑張っていこうと思う」と語った。
「思い出の地」に再び

4回転ルッツは着氷。4―3回転トーループも降りた。トリプルアクセルからは連続ジャンプ。単発の4回転トーループも決まった。ジャンプはミスが見られない。迫真の演技で、SPでの出遅れを挽回した。
得点:173.54(技術点100.51、演技構成点73.03)
総合得点:250.16

いよいよ6分間練習がスタート。佐藤選手が第1滑走、三浦選手が第4滑走、山本選手が第5滑走、宇野選手が最終滑走です。目が離せない!

男子ショートプログラム(SP)順位

SP順位選手名SP得点(技術点、演技構成点、減点)
1宇野昌磨(トヨタ自動車)99.99(54.42、45.57)
2山本草太(中京大)94.86(54.67、40.19)
3三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)87.07(47.88、40.19、-1.00)
4ダニエル・グラッスル(イタリア)80.40(42.15、39.25、-1.00)
5イリア・マリニン(米国)80.10(40.86、39.24)
6佐藤駿(明大)76.62(40.42、37.20、-1.00)

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