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SNSの悪質「なりすまし」投稿 被害女性の法的手段で見えた相手は

なりすましのアカウントからは次々と不快なメッセージが投稿されていた。削除された今でも女性は「不安を一生背負うしかない」と語る=大阪市北区で2024年8月7日午後4時、土田暁彦撮影
なりすましのアカウントからは次々と不快なメッセージが投稿されていた。削除された今でも女性は「不安を一生背負うしかない」と語る=大阪市北区で2024年8月7日午後4時、土田暁彦撮影

 SNS(ネット交流サービス)のアカウントは自分の名前になっていた。繰り返される投稿内容はあまりにも不快だ。卑わいな言葉に性的な画像。もちろん、全く身に覚えがない。誰が私になりすましたのか――。

 「見ず知らずの人が投稿を見て、私のものだと思ったら気持ちが悪い。これが世界中に公開されていると思うと怖かった」

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 大学2年生の女性(20)が被害に気付いたのは5月中旬だった。所属する部活の先輩が教えてくれた。「変なメッセージが来たよ」。内容は目を背けたくなる性的なものだった。

 先輩にメッセージを送ってきたX(ツイッター)を見てみると、アカウント名は、女性の名字の頭文字と漢字の名前だった。プロフィルにある出身地や年齢も、卒業した高校のイニシャルも合っている。同じようなアカウントはインスタグラムでも見つかった。

投稿に「いいね」も

 これらのアカウントで投稿が始まったのは少し前の5月上旬からだった。「殿方に愛(め)でられたい」「イチャイチャした」。卑わいな文字が並び、別人の裸の写真も載っていた。

 投稿だけではない。このアカウントは…

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