自民公明の姿勢に変化 数の力→合意形成 “多弱”光った宙づり国会
毎日新聞
2024/12/24 17:20(最終更新 12/24 18:04)
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過半数を占める勢力がない「ハングパーラメント(宙づり国会)」となった臨時国会が24日に閉会した。第2次安倍晋三政権以降の「1強多弱」時代に見られた与党が数の力で押し切る国会の風景が一変し、野党の主張を取り入れ、与野党が合意形成を模索する姿が目立った。
立憲中堅「自民の姿勢が変化」
政治資金規正法の改正を巡る与野党協議が大詰めを迎えた14日、自民党の森山裕幹事長から立憲民主党で政治改革を担当する大串博志代表代行に提案があった。
「(石破茂)総理と(野田佳彦)代表が会うようにしましょうか」
自民は前日、これまで使途公開が不要だった政策活動費廃止に関し、立憲などの案を受け入れる方針を水面下で打診していた。さらに両党トップの会談を取り持つことで合意を演出し、「政治とカネ」の問題に決着をつけたい思惑が自民側にあったとみられる。
立憲側は、企業・団体献金禁止法案の結論が持ち越されたため提案には乗らなかった。だが…
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