近年、人気のワーホリ先としてオーストラリアが注目を集めています。
「オーストラリアのワーホリビザの特徴は?」
「ビザの申請方法や必要書類が知りたい!」
本記事ではこのような悩みを抱える方向けに、オーストラリアのワーホリビザの概要からその申請手順や必要書類まで2024年の最新情報を踏まえて解説していきます!
本記事を参考にオーストラリアのワーホリビザについて理解を深め、ワーホリ準備をよりスムーズに進めて行ってくださいね。
オーストラリアのワーホリビザとは?
オーストラリアのワーホリビザとは、18歳から30歳までの若者を対象に、最長3年間オーストラリアで働きながら旅行や文化体験を楽しめるビザのことです。
このビザの目的は若者が海外で異文化交流や自己成長を図る機会を得ることで、働きながら現地の生活費を稼げる点が魅力となっています。
ワーホリビザで出来る事は国によって異なりますが、オーストラリアのワーホリビザの特徴は以下の通りです。
最長3年間の滞在が可能
ワーホリビザでの滞在期間は通常1年間ですが、オーストラリアのワーホリビザ取得者は指定業種で一定期間働く事で最長3年間の滞在が可能です。
同一雇用主のもとで最大6ヶ月の就労が可能
基本的に同じ雇用主のもとで6ヶ月を超える就労をする事は出来ません。
ただし政府に申請をし、認められた場合は最大12ヶ月まで同一雇用主のもとでの就労が可能です。
最長4ヶ月の就学が可能
ワーホリ中は最大4ヶ月まで就学する事ができます。
就学の内容は語学学校や専門学校、研修など様々で自身の興味に応じて自由に就学することが可能です。
ワーホリビザは就労、就学、観光など非常に自由度が高く現地で様々な経験を積めることが魅力的です。
ワーホリは若者にしかない貴重な成長機会なので興味のある方は検討してみると良いでしょう。
オーストラリアのワーホリビザ申請方法
オーストラリアのワーホリビザ取得は以下の申請手順で行います。
・申請条件の確認
・必要書類の準備
・アカウントの作成
・申請フォームの記入
・申請費用の支払い
・ビザ発給
申請から取得までには時間がかかることも多いので、遅くとも渡航の3ヶ月前までには始めるようにしましょう。
では一つずつ解説していきます!
1.申請条件の確認
オーストラリアのワーホリビザを申請するにはいくつかの条件があります。申請前に必ず、自分がビザの申請条件を満たしているか確認しておきましょう。
以下、主な条件を列挙しています。
·所有:有効な日本のパスポートを有していること
·年齢:申請時に18歳以上31歳未満であること
·国籍:日本を含むワーキングホリデー協定を結んでいる国の国籍を有すること
·資金:現地での生活資金と出国後の航空券を買える十分な滞在資金(約5000AUD=約50万円)を有すること
·経歴:ワーキングホリデービザで以前にオーストラリアに入国したことがないこと
·信条:オーストラリア滞在中扶養すべき子を同伴しないこと
長期滞在を意図していないこと
·その他:健康条件を満たしていること。犯罪歴がないこと。
年齢や資金など複数の条件があるため、自分が条件を満たしているか事前に確認することが重要です。
2. 必要書類の準備
ビザ申請の際にはパスポート、出生証明書、口座残高証明書などいくつかの書類が必要になります。
パスポートの取得などは1週間ほどの時間がかかるので前もって計画的に行いましょう。
3. アカウントの作成
ImmiAccountというオーストラリアのビザ申請のためのアカウントを作成する必要があります。
ImmiAccountはワーホリビザにかかわらずオーストラリアでビザ申請をするときには必要で、オーストラリア内務省のウェブサイトから作成できます。
ページ下部のCreate ImmiAccountボタンをクリックし、名前、電話番号、メールアドレスなどの必要情報を入力すると作成できます。
パスワードなどのアカウント情報は必ず控えておくようにしましょう!
4. 申請フォームの記入
ImmiAccountの「login to ImmiAccount」よりユーザー名とパスワードを入力しログインします。
「New application」をクリックし、「Work & Holiday」、「First Working Holiday visa(417)」を選択し申請フォームの記入に移ります。
申請フォームでは、「個人情報·パスポート情報」「職業、業種、最終学歴」「現住所」「連絡先」「健康状態の申請」「経歴の詳細」「確認事項」の順に記入していきます。
全ての項目の入力を終え、「Submit Now」をクリックすると申請フォームの記入は終わりです。
5. 申請費用の支払い
申請費用は650AUD(=6万5000円程度)です。
費用の支払いは
·クレジットカード(Mastercard、VISA、AMEX、JCB)
·デビットカード(Mastercard、VISA)
·PayPal
のいずれかで行う事が出来ます。
クレジット·デビットカードの場合は1.40%、PayPalの場合は1.01%の手数料がかかります。
支払いは自身のクレジットカードでなくとも行えますが、所有者の住所を正しく記載する必要があるので注意し
しましょう。
6. ビザ発給
申請内容が認められると、通常3日以内に登録したメールアドレス宛に連絡が来ます。
メールにはビザ発給許可通知書(Visa Grant Notification:VGN)が添付されているため、渡航時はプリントアウトして必ず携帯するようにしてください。
ImmiAccountからもビザの発給情報が確認できるので定期的にチェックしておきましょう。
オーストラリアのワーホリビザ申請に必要な書類や準備
オーストラリアのワーホリビザ申請には様々な書類や準備が必要です。
それらについて知っておくことでビザ申請をスムーズに行う事ができます。
ここでは申請に必要な書類や準備について詳しく解説していきます!
パスポート
滞在予定期間内に有効なパスポートが必要になります。
予定の変更などで期間が延びる場合に備えて少なくとも滞在予定期間+6ヶ月以上の余裕を持たせておきましょう。
パスポートの取得には土日祝日を除いて1週間程度かかるため、前もって準備を行いましょう。
出生証明書
両親の名前が記載されている出生証明書のコピーが必要です。
出生証明書を持っていない場合は次のいずれかの書類で代用できます。
·両親の名前が記載された家族名簿
·政府発行の身分証明書
·自身の身元を証明する裁判所発行の文書
また、結婚などで名前を変更した場合追加でいずれかの書類が必要となります。
·結婚または離婚証明書
·オーストラリアの出生·死亡·婚姻登録局または関連する海外当局からの氏名変更書類
·これまでに知られていた他の名前を示す文書
いずれの書類も英語で記載されている必要があります。
もし出生証明書を持っていない人は早めに他の書類を準備しておきましょう。
口座残高証明書
英文の口座残高証明書が必要です。
ワーキングホリデー期間中の滞在費、出国後の渡航費として約5000AUD(=約50万円)が入金されている必要があります。
表示単位はAUDが望ましいですが、日本円でしか表記できない場合は日本円でも問題ありません。
申請料金
残高証明とは別に申請時に650AUD(=約6万5000円)が必要となります。
支払いにはクレジットカードかPayPalアカウントが必要となるのでどちらも持っていない人は用意しておきましょう。
その他場合によっては必要な書類
上記以外にも申請内容によっては必要な書類を挙げておきます。
·健康診断の結果
ビザ申請時に健康診断の受診を要求された場合には健康診断を受診し結果を提出する必要があります。
健康診断が必要かどうかは申請者の国籍、年齢、居住国歴、滞在予定期間、その他の情報などにより総合的に判断されるため明確な基準はありません。
·犯罪歴証明書
オーストラリアもしくは海外で1年以上の居住歴がある場合はその国の警察証明書の提出を求められることがあります。
·兵役記録または除隊証明書
いずれかの国の軍隊に勤務していた場合、兵役記録または除隊証明書の提出を求められることがあります。
オーストラリアでのワーホリ2024年最新情報
ワーホリは申請手続きが複雑なのに加えて、制度も年々更新されているため最新の情報をつかんでおく必要があります。
最後に、ワーホリ制度の変更点や渡航前に知っておくべき注意点など2024年の最新情報をお伝えしていきます!
最新の変更点
最近行われた変更は以下の3点です。
·ビザ申請料の改定:
2024年7月1日より、ワーキングホリデービザの申請料金が650AUD(=約6万5000円)に変更されました。
·コロナ入国規制の緩和:
2023年7月より、新型コロナウイルス関連の入国規制が緩和されました。ほとんどの国籍でワクチン接種証明書の提示が不要となり、以前のように渡航しやすい環境に近づいています。
·最低賃金の引き上げ:
2024年7月からオーストラリアの最低賃金は24.10AUD(=約2400円)に引き上げられました。
為替の影響も相まって日本の2倍以上の賃金となっており、これは先進国の中でも最高水準となっています。
渡航前に知っておくべき注意点
自由度が高く自分の可能性を広げる選択肢として魅力的なワーホリですが、渡航前に渡航先の実情を知っておくことでより充実した経験にする事が出来ます。
ここではオーストラリアに渡航する前に知っておくべき注意点を2つ紹介します。
·物価の上昇:
世界的な物価の上昇を受け、オーストラリアでも物価の上昇傾向にあります。現在は特に円安の影響で渡航には多くの費用が必要になることを認識しておきましょう。
·求人の状況:
コロナ禍からの回復に伴い求人は増加傾向にあるものの、十分な英語力が無ければ希望の職種に就くことは難しいでしょう。
自分のスキルや語学力に応じてどんな仕事ができるのか渡航前にしっかりと考えておきましょう。
以上のような注意点を踏まえ、日本にいる内から綿密な情報収集や貯金、英語力の強化などの事前準備をすることが大切です。
まとめ
本記事では、オーストラリアのワーホリビザの申請方法や申請に必要な準備など、最新情報を踏まえて解説しました!
ワーホリビザは就労、就学、観光など自由度が高い点が魅力ですが、年齢要件や貯蓄要件など申請にはいくつかの条件があるため自分が対象になるかどうかを事前に確認しておきましょう。
また、ワーホリビザの申請手順は複雑で書類の準備等にも時間がかかるため、3ヶ月以上の余裕を持って行いましょう!
ワーホリは若者にとって自分の可能性を広げられる貴重な機会になります。事前準備や情報収集をしっかりと行い、有意義で充実したワーホリ生活にしてくださいね。
◇経歴
ドイツのミュンヘン工科大学に留学。
英語で日本におけるサプライチェーンマネジメントについてプレゼンを行う。
◇資格
IELTS Academic 6.5
◇留学経験
・渡航先:ドイツ ミュンヘン
・留学期間 2024年4月~8月
・学校名:ミュンヘン工科大学
◇海外渡航経験
ドイツに約半年間留学。
留学期間中にヨーロッパ10ヶ国20都市以上を旅行。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
はじめまして、タニタニと申します!
現在大学4回生で、自身の留学経験を活かしてブログやライティング業を行っております。
英語や留学に関心のある方の一助となれるよう情報発信していきますのでよろしくお願いします!