母なる川(山形県知事選挙2025)

103万円の壁は飲ませるな

飲めば、ますますつけあがる

 

[#地から1字上げ](赤玉パンチ・鳳蘭

[#地から1字上げ](玉木構文)

 

 

今朝は静と動アンバランスの調和です。

 

[#地から1字上げ](平成18年5月16日(火))

 

 

ベートーベンの第九番。終わりの始まりという到達点。昨日の午後は高畠方面へ。山形は雷など鳴って激しい雨でしたがトンネルを越えた置賜地方は雨の形跡はなし。観音岩などを見ました。

 

相撲人気回復の秘策があります。これはNHK好みの企画ですので何ら問題はないでしょう。現状の盲点を突いただけの捻り技ですが視聴率上昇および相撲イメージのパラダイムチェンジにつながるでしょう。もちろん相撲が持っている歴史的な意義なども織り込んでバラエティーに富んだ教育相撲レスリング中継になるでしょう。興味があったら関係者にいいアイデアがあると伝えて下さい。

 

ユーミンの歌詞だそうですがその一部を。

 

いつまでもここにこのままでいたい

倒れた砂時計のように

 

いつまでもここにこのままでいたい

乾いた貝殻のように

 

「倒れた砂時計のように」と「乾いた貝殻のように」のニュアンスの違いが面白く思います。いずれも何かのあきらめの表現だと思われますがその質感に詩情を感じます。そのあきらめが必ずしも不幸ではないような予感もありますがしかし倒れたままでは時計の役目を果たせませんしこの貝殻にはもはや海の波さえ打ち寄せない様子です。おそらくはこのあたりの倦怠感がユーミンのもともとの個性でもあるわけでしょう。

 

自由という言葉の野蛮さとか

力の源泉とか。たとえば僕が

いま、飲んでいる烏龍茶とか

現代日本と戦国時代との相関関係とか

それらの意味を理解しようと思わずに

別の感情に囚われて支配しようとするものには

おそらくは、その説明すらもが通り過ぎて行く

 

日本社会における母なるものの欠落現象。それを今は祖母なるものが穴埋めしているような境界線的なバランス現状。そんな謎解きがこれからの日本政治の課題になるべきだと思っています。そしてそれはまずはあきらめることからはじめて。

 

ブラームスの第四番はカルロス・クライバーのがありました。

 

倦怠はある意味世紀末的パリ的な感情です。さて昼食はざるそばになるでしょう。うどん切れですから。

 

(夜の部)

 

午後は臥龍温泉へニューヨーク。温泉の玄関脇にテント仕立ての売店があり大江町で朝採れたという山菜などを売っているのですが今日覘いてみると「山菜汁」なるものが一杯百円という札が出ていました。どんな代物かいわゆる「青汁」という部類の飲み物なのかもしもその範疇における「山菜ジュース」であれば飲む気がしないと思いましたが今思うと単なる「味噌汁」の具が山菜ということなのかとも思い直しました。なんでそんな大江町の山菜売りがそこで店を出しているのかを聞いたところなんでも臥龍温泉の関係者と知り合いなのだそうです。名前は忘れましたが山菜はいろいろと種類は豊富なのですがあまり売れないとのことでした。ぼくから見てもむべなるかなです。午後はそれだけでやはりそれだけだと疲れの度合いが違います。眠くならずにこうして夜の部を書くことも出来ます。ウィスキーも飲んでいます。

 

砂時計の時間とは存在論の比喩に使えると思います。つまり場所としての大きな時間が流れている中で個々の砂時計にはそれぞれの時間が流れているというわけです。しかしそれでは時間があくまでも直線的であることを前提にしているので存在論的時間概念とは言えないのかもしれません。どうも描いている面としての時間あるいは時間に充たされるという感覚をうまく説明出来ないのですがあるいはそれは錯覚なのでしょうか。あるいはやはり意識の流れと砂時計の砂の流れとは類似的ではないのかもしれません。

 

「匂い」や「風情」というようなもの。たとえば能楽などにそれがあると言われる場合。大概の人にとっては実際の舞台に接見できる機会は限られるわけです。ここからはいつもの複製技術の話題の繰り返しになりますがそれでもそこにアウラがあったとしても「匂い」や「風情」を説明するのは難しいのではないかと思います。

 

これは確率の問題ですが日本において交通事故で亡くなる人と飛行機事故で亡くなる人とどちらが多いのでしょうか。とかく飛行機の事故は派手だし一度に亡くなる人数も多いので大きくニュースでは取り上げられますがそんな大惨事は数年にあるかないかなのではないでしょうか。ぼくなどは飛行機は危険なようにも感じていますがそれは確率論的には地上の交通手段よりははるかに安全なのかもしれません。もちろんその確率を計算する際は飛行回数のようなものと自動車の稼働率のようなものをそろえた上で計算しなければ公正な数値にはならないのかもしれませんが。

 

――小さなことでもお互いに教え合いましょう

うどんを食べる民族のぼくにもわかる愛の言葉

それを愛とは言わないけれど

それでも残るあなたへの思い

映画は、いつまでも永遠を語る

たとえばそれが色あせていても

 

映画『夜霧の恋人たち』を一言で言えばぼくとしては上記セリフになると思います。それでもおそらくは古きよきフランスの情景なのでしょう。今ではあんな奥ゆかしい変態も少なくなってストーカーだとかなんだとかそんなやからの物語ばかりシュールだ何だと持て囃されているのではないのでしょうか。

 

[#地から1字上げ](平成18年5月17日(水))

 

 

五月の草木が芽を吹くような正しい日本語の昨夜の余韻のような最初の思い。

 

「左沢駅に向かうための歌」

 

雨のアスファルト

六月が破壊する

鯨のオフィスに施錠して

背中を丸めてバスに乗る

 

785 名前:未羅琥留 :2006/05/18(木) 11:05:44 ID:5viyKWO/

 

なんだか頭がすっきりしない

彼の事とか なんだか頭の中を回ってる

でもただ一つ 再会したいという思いは変わらない

つまらない毎日に ふんぎりつけて

もう一度 あなたとの楽しい日々をやりなおしたい

わがままだってことは解かってる

でも あの時はなんとなく過ごしてた

幸せはすぐそこにあったのに

浅はかよね 人間て

失したときに その重みがわかるの

大好きだった あの人を もう生涯忘れる事はないの

 

未羅琥留さんへ。嘘になるかもしれませんがぼくにはあなたの気持ちがよくわかるような気がします。どうですか山形県大江町・愛の終着駅・左沢へ来ませんか?あながどこにいるのかぼくにはまだ探せませんが飛行機を使えば便利でしょう。あとは地図を調べてバスででも。きっと大江町最上川の流れには未羅琥留さんの「彼」の面影があると思います。そしてそれが「彼ら」になってさあ撮影会の始まりです。

 

 六月の流れ泊めたり最上川 (大江町観光協会から未羅琥留さんへ)

 

[#地から1字上げ](平成18年5月18日(木))

 

 

今日の朝食はもろみ酢ブレンディッドのオンザロックとその中に入れたプルーン五個。あとからコーヒーを飲むつもりです。

 

そろそろ今年も梅雨なんですね。上山市の苔屋敷みたいなところもまだ見ていないしダリヤ園だのバラ園だのがまだまだ咲いているのかいないのか。聴きたい音楽もまだまだたくさん。繰り返していたら本当に切りが無い。それではうどん。続きは夜にでも?

 

(夜の部)

 

午後は舟唄温泉。それから楯山公園へ。そこは昔左沢城の三の丸だったとのこと。大江町に入るまでは雨でしたが温泉から上がったら雨も上がっていて温度差によるものか最上川には水蒸気が発生していました。川岸に下りてしゃがんだ目線で川面を見ると川の流れに被さるように白い粒子が雲のように向かっているのがわかります。大江町最上川は川の蛇行が結構なのでその蛇行に合わせてゆっくり移動する水蒸気の群れは見ていて目を見張るものがありました。おそらくはこんな現象は最上川では夏場の風物詩なのでしょう。川の流れと水蒸気の流れの二重構造です。山水画にはない日本の情景を見ていたような感じです。

 

あたりは無風で川の流れが気体と触れ合ってそれを巻き込むようにして水蒸気を移動させていたのだと思います。以前の菜の花も以前のように二本つつましく並んでまだ立っていました。それにしても周りにある何本かの菜の花に比べるとなんとも貧相な花や茎なので雑草みたいに誰かにむしられそうです。いつもそこに居るのですが二組の水鳥も川の岸辺で夕方の水蒸気に飲まれて静かに最上川の流れを見ていました。近くで猫がよぎっていたのですが大丈夫かとも心配になります。

 

 水鳥も霞にかくす最上川 (大江町・平成18年5月19日)

 

その水鳥が毛づくろいした白い羽毛が一つ夕方の最上川を流れていてはじめは泳いでいる魚の背びれかと思って岸伝いに小走りに追いかけてそれだとわかりましたがその反った形はまるで小さな帆かけ舟のようでした。繋いであるボートのところで少し停滞してそのまま流れて行きました。

 

大江町最上川はどこまでも続くまっすぐな川ではなく途中で川が急に向きを変えてその先の眺めが途切れてしまうそんな景色の連続です。つまりはここの最上川はその流れの行く先を暗示で示すもったいぶったような少しひねくれているようなそんな川なのかもしれません。

 

 泡となれ羽毛は流がれ最上川 (大江町・平成18年5月19日)

 

やはり生活と隣り合わせの川にはそれが大河であればより深く生きた流れを感じます。最上川の水の色がそうさせるのか何かぬくもりのような存在感。今日は水量も少なめで飲み込まれるような衝動は起きませんでしたがとはいえ場所によっては流れは急です。

 

どうやら山幸というよりは川幸の方が性に合っているのかもしれません。あなたが海幸ならば丁度山と海との中間です。ということはぼくにはもう一つ海女であるあなたと共に山女のおまけは付かないものかと思います。どこかにいい山女はいないものでしょうか。

 

[#地から1字上げ](平成18年5月19日(金))

 

 

先生、これは日記ですね。災害前の最上川。意識の流れですか、無意識の流れですか。

 

諸君、自己分析も必要だが、他人に委ねることも必要だ。

 

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