iPhone用GarageBandでほかのユーザとジャムセッションする
Wi-Fi接続を介して、ほかのGarageBandユーザと音楽を共作できます。バンドリーダーがジャムセッションを作成し、そこに最大3人までのバンドメンバーが参加できます。すべてのデバイス間で再生と録音が同期されるので、バンドとして演奏やレコーディングができます。リーダーは、再生と録音をすべて自分でコントロールすることも、ほかのメンバーにコントロールを許可することもできます。
メンバーがジャムセッションに参加すると、メンバーのデバイスの曲設定が現在のジャムセッションの曲設定に合わせられます。ジャムセッションの曲設定には、テンポ、キー、拍子、ソングセクションの数と長さ、使用するマスターエフェクト、カスタムコード、フェードアウト、カウントインが含まれます。これらの設定はリーダーだけが変更できます。
メンバーがジャムセッションに追加するトラックを録音し終えたら、リーダーがメンバーのデバイスから、ミュートにしていないすべてのトラックを収集します。録音を収集している間は、再生と録音が停止します。
いずれかのデバイスでパフォーマンス最適化のために再生を開始できない場合は、最適化が完了するまで、ほかのデバイスは待機状態になります。再生または録音中にだれかがサウンドブラウザを開くと、曲の再生が停止しますが、ジャムセッションは続けられます。
ジャムセッションは、Touch Instrumentsおよびトラック表示で実行できますが、Live Loopsグリッドでは実行できません。
ジャムセッションのコントロールを開く
コントロールバーの設定ボタン をタップします。
iPhone SEまたはiPhone 8の場合は、コントロールバーの設定ボタン をタップしてから、「曲の設定」をタップします。
「ジャムセッション」をタップします。
ジャムセッションを作成する
ジャムセッションのコントロールで、「セッションを作成」をタップします。
再生および録音のコントロールを共有
デフォルトでは、バンドリーダーがジャムセッションの再生と録音をコントロールします。「バンドリーダーの制御」がオンのときは、メンバーのデバイスでトランスポートコントロールが淡色表示になります。
「バンドリーダーの制御」をオフに切り替えます。
リーダーが「バンドリーダーの制御」をオフにすると、メンバーもトランスポートコントロールを使用できるようになります。メンバーが「録音」をタップすると、そのメンバーのデバイスで録音が始まり、ほかのデバイスでは再生が始まります。曲の再生中、メンバーは各自のデバイスで、「録音」をタップしてパンチインし、「再生」をタップしてパンチアウトできます。
ジャムセッションに参加する
リーダーのデバイスにジャムセッションのコントロールが表示されているとき、付近のほかのデバイスはWi-Fiを使ってジャムセッションに参加できます。
ジャムセッションのコントロールにある「セッションに参加」で、参加したいセッションをタップします。
メンバーのデバイスで開いている曲にジャムセッションの曲設定が送られます。メンバーの曲の拍子、ソングセクション数、ソングセクションの長さがジャムセッションの曲と異なる場合は、新しい空の曲が作成されます。
バンドメンバーの録音を収集する
バンドリーダーは、自動または手動でバンドメンバー全員の録音を収集できます。リーダーが録音を収集すると、各メンバーのミュートしていないトラック(ソロトラックを含む)がリーダーの曲に追加されます。リーダーが録音を収集している間は、再生と録音が停止し、GarageBandのすべてのコントロールが一時停止します。
「バンドリーダーの制御」がオンの場合、デフォルトでは、録音が終わるたびに自動的に録音が収集されます。「録音の自動収集」設定は、「バンドリーダーの制御」がオンのときにのみ使用できます。リーダーは、自動収集をオフにして、手動で録音を収集することもできます。
ジャムセッションのコントロールを開きます。
以下のいずれかの操作を行います:
「録音の自動収集」をオフにする。
「バンドリーダーの制御」をオフにする。
「録音を収集」をタップする。
トラック数が最大数(8トラック)を超える場合は、リーダーがトラックを削除するか、メンバーにトラックをミュートまたは削除してもらってから、録音の収集をやり直してください。
収集したトラックは、リーダーの曲の中でミュートされます。リーダーが新しい録音を開始するか、トラックをもう一度手動で収集すると、すでに収集したトラックがすべて削除され、新しく収集したトラックに置き換えられます。ただし、収集したトラックをリーダーがミュート解除するか編集した場合、それらは削除されません。また、収集したトラックをリーダーがコピーした場合、コピーは削除されません。録音の収集後にリーダーが「録音の自動収集」のオン/オフを切り替えた場合は、次回の録音開始時まで、収集したトラックは削除されません。
録音の収集後、リーダーは曲に変更を加え、完成した曲をオーディオファイルとしてメンバーにメールで送信できます。
ジャムセッションを離れる
バンドメンバーは、いつでもジャムセッションを離れることができます。
ジャムセッションのコントロールで、「セッションを離れる」をタップします。
メンバーは、「セッションを離れる」をタップするか、「My Songs」ブラウザを開くか、ネットワーク接続に問題が起きて、ジャムセッションを離れた場合でも、通常のセッション参加手順で元のセッションに再度参加できます。メンバーがセッションを離れると、そのメンバーが残したメッセージがほかの全員に送られます。残った人達はジャムセッションを続けることができます。
ジャムセッションを中止する
リーダーは、いつでもジャムセッションを中止できます。メンバーには、セッションが中止されたことを知らせるメッセージが送られます。
ジャムセッションのコントロールで、「セッションを停止」をタップします。
ジャムセッション中にリーダーが「My Songs」ブラウザを開いた場合にも、セッションが中止されます。