システムフォトライブラリの概要
「写真」をはじめて使用するときは、新しいライブラリを作成するか、使用したいライブラリを選択します。このライブラリが自動的にシステムフォトライブラリになります。「写真」では複数のフォトライブラリを使用できますが、システムフォトライブラリは、iCloud フォトライブラリ、iCloud 写真共有、マイフォトストリームなどの iCloud サービスにアクセスできる唯一のライブラリです。また、システムフォトライブラリには、一部の Apple のアプリケーションと他社製アプリケーションも、メディアブラウザを使ってアクセスします。
システムフォトライブラリは、デフォルトでは Mac 上の「ピクチャ」フォルダに保存されますが、Mac 上の別の場所に移動することも、外部ストレージデバイスに保存することもできます。
警告:フォトライブラリが外部ドライブにある場合は、「Time Machine」を使用してその外部ドライブにバックアップを保存しないでください。フォトライブラリのアクセス権が Time Machine バックアップのアクセス権と競合する可能性があります。
必要に応じて、追加のライブラリを作成して、Mac または外部ストレージデバイス上の任意の場所に保存することができます。ただし、以下の点に留意してください:
一度に操作できるのは 1 つのライブラリ内の写真のみです。別のライブラリ内の写真を操作するには、そのライブラリに切り替える必要があります。
システムフォトライブラリ以外のライブラリに切り替えた場合、加えられた変更は iCloud フォトライブラリには反映されません。iCloud フォトライブラリはシステムフォトライブラリからの変更のみを同期するためです。ほかのライブラリを作成する場合は、Time Machine を使って必ずそのバックアップを作成してください。
別のライブラリに切り替えて、それをシステムフォトライブラリとして指定できます。新しいシステムフォトライブラリを指定する場合は、「写真」環境設定で iCloud サービスを再度オンにする必要があります。新しいシステムフォトライブラリを指定した後で iCloud フォトライブラリをオンにすると、iCloud に保存されている写真が新しいシステムフォトライブラリ内の写真と結合されます。新しいシステムフォトライブラリの内容が iCloud にアップロードされるとライブラリの結合を解除できなくなるため、システムフォトライブラリを変更する前に慎重に検討することをお勧めします。
デフォルトでは、「写真」に読み込むすべてのファイルが現在のフォトライブラリに保存されます。必要に応じて、読み込むファイルを元の場所(ストレージデバイスなど)に置いたままにして、ライブラリには入れないように設定できます。詳しくは、ファイルの保存場所を変更するを参照してください。
警告:写真ライブラリを誤って削除したり破損させたりしないよう、Finder でライブラリの内容を変更しないでください。