下北沢と言えば古着屋が軒を連ねるお洒落の街。
あるいは気鋭のインディーズバンドがライブハウスを賑わせる音楽の街。
そんなサブカルチャーの発信地ですが、古き良き小劇場がたくさん存在する演劇の街でもあります。
なんと、下北沢駅から徒歩10分圏内に10軒以上の小劇場を見つけることができます。
この記事では、そんな下北沢の個性的な劇場の数々をご紹介します。
とある日、某所にて…
「シモキタ」って響き、なんだかオシャレだよね…
下北沢が演劇や文化の町、というイメージを持っている方は多いけど、どんな劇場があるか実際に知っている人て中々少ないですよね。今日はそんな下北沢の劇場について紹介していきます
目次
演劇の街「下北沢」
本多劇場
東京都世田谷区北沢2-10-15
小田急線の下北沢駅東口を出るとすぐ目の前に「本多劇場」があります。
下北沢駅周辺に数多くの劇場を経営している本多劇場グループの代表的な劇場です。
座席数は386席ほどで、本多劇場グループの中では最大客席数キャパシティーを誇りますが、最後列からでも見やすい広さです。
有名な劇団の公演も多く、演劇の街・下北沢の顔とも言える名劇場です。
毎年2月に行われる下北沢演劇祭の中枢を担っている劇場でもあります。
駅前劇場、OFF・OFFシアター
東京都世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3F
井の頭線の線路の下を通り抜けると「駅前劇場」と「OFF・OFFシアター」が入ったTAROビルがあります。
こちらも本多劇場グループの小劇場で、同じフロアに2つの劇場が併設されています。
「駅前劇場」は180席ほど、「OFF・OFFシアター」は80席ほどのまさしく小劇場といった趣きです。
間近で臨場感たっぷりに演劇を楽しむことができます。
しもきた空間リバティ、Geki地下Liberty
東京都世田谷区北沢2-11-3 イサミヤビル B1F・4F
TAROビルからビルを3軒挟んだイサミヤビルにも2つの劇場が入っています。
4階の「しもきた空間リバティ」と地下の「Geki地下Liberty」は株式会社リバティーフィールが運営する小劇場です。
「しもきた空間リバティ」は85席、「Geki地下Liberty」は47席ほどと小さいながらも本格的な設備を備えています。
演劇以外にも、お笑いのライブなどが行われていることもあります。
「劇」小劇場、小劇場 楽園
東京都世田谷区北沢2-6-6
東京都世田谷区北沢2-10-18 B1
交差点まで進んで左に曲がりましょう。
再び井の頭線の線路の下を通り抜けると、左手に「小劇場 楽園」右手にレトロな建物が素敵な「「劇」小劇場」が見えてきます。
「小劇場 楽園」は客席がL字に配置されている特徴的なレイアウトになっています。
様々な角度から演劇を楽しんでみてください。
小劇場B1
東京都世田谷区北沢2-8-18 北沢タウンホール地下1階
今度は右折して茶沢通りに出ましょう。
線路を背にしてまっすぐ歩くと「北沢タウンホール」があり、その地下1階が「小劇場B1」です。
2014年に開場した本多劇場グループの中では新しい劇場で、座席数は135席ほど。
こちらも「小劇場 楽園」と同様、L字型に縦と横に客席が配置されており、2方向から舞台を見ることができます。
ザ・スズナリ
東京都世田谷区北沢1-45-15
向かい側を見ると「ザ・スズナリ」の看板が目を引きます。
「ザ・スズナリ」は1981年に開場した本多劇場グループの最古の劇場です。
演劇フリークにとっては聖地と言えるでしょう。
1階には昔ながらの飲食店街「すずなり横丁」があり、建物の外観から昭和にタイムスリップしたようなノスタルジックな雰囲気があります。
古い建物ですが、なかは意外と居心地が良かったりします。座席数は170席ほどです。
シアター711
東京都世田谷区北沢1-45-15
ザ・スズナリのお隣は「シアター711」です。
比較的新しい小劇場ですが「下北沢シネマアートン」という古い映画館の跡地に作られたため、レトロな作りをしており、座席数は80席ほどです。
元映画館の名残りで座り心地の良い椅子が並んでおり、1階入り口のチケット売り場も映画館のチケット売り場をそのまま活用しています。
以上、下北沢の劇場をご紹介してきました。
レトロな雰囲気が色濃い下北沢の小劇場。
小劇場は狭いからこその臨場感あふれるお芝居や、プロになる前の若者たちの尖った芝居が楽しめる場所です。
是非足を運んでみてくださいね。