生物多様性条約締約国会議(COP16)が10月21日から、コロンビア・カリで開かれている。条約名にもなっていて、時々聞く言葉でもあるが、そもそも生物多様性とはどういうものなのか。

拡大する写真・図版コロンビアのカリで開かれた、生物多様性条約締約国会議(COP16)の会場に設置してあるモニュメント=豊島亮さん提供

 Q 生物多様性とは。

 A 生き物たちの個性やつながりのことだ。地球には数百万~3千万種もの生き物がいるといわれていて、様々な形で関わり合っている。

 Q 動物や植物など、色々な種の生き物がいるということ?

 A そうした「種の多様性」に加えて、同じ種であっても模様や色、気象条件への反応や病気への抵抗力などの違いを生む「遺伝子の多様性」もある。さらに、森や海など異なるタイプの自然があり、それぞれの場所にすむ生き物がつながりあう「生態系の多様性」も加えた、三つのレベルの多様性があると整理されている。

拡大する写真・図版生物多様性ってなに?

 Q 生物多様性は大事だと言われるのはなぜ。

 A 私たちのくらしが、生物多…

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