こんにちは。 服地パイセンです。
「手がふさがらず、ライフスタイルにマッチして、使いやすい。」そんなバッグを求めてきた結果、気づけば自分の中で選ぶ基準が自然とルールになっていました。これまでに何度も失敗を重ね、そのたびに学んできたからこその基準です。
しかし、選ぶ側だけでなく、製品を作る側にもルールや理念、そして課題があります。特にアパレル業界は環境問題との結びつきが深く、今も大きなチャレンジを続けています。このブログでも、これまでサステナブルな取り組みやアパレルと環境問題の関係について何度も触れてきました。近年では『サステナビリティ』については様々な課題があります。
- 製造時のCO2やカーボンニュートラルの問題
- マイクロプラスチックによる海洋汚染の問題
- 衣類のリサイクルの問題
- 脱石油の問題
- 染料の問題
…など。
日本でもサステナブルやSDGsというワードは当たり前になりましたが、海外ではもっともっと早くから力を入れて取り組まれてきました。特に北欧の国々ではサステナブルな考え方は当たり前のようですね。
この度、そんなサステナブルでスタイリッシュなバッグを作っているスウェーデンのブランド、Gaston Luga(ガストンルーガ)様より製品をご提供いただいたので、実際につかってみた感想をレビューします。
次のような人には特におすすめなバッグです。
- サステナブルに興味がある
- 北欧の最先端バッグが気になる
- 都会的なバッグが好き
- ガストンルーガのルーレン16をレビューします
- 届いたからまずはざっくり仕様確認
- 30代のメンズが通勤でつかってみます!
- リュックとしての機能性はどうか?
- 休日のお出かけにはどうか?
- 防水リュックは雨の日にぴったりだった
- ガストンルーガのルーレンが人気の理由や特徴をまとめます。
- ガストンルーガについて
ガストンルーガのルーレン16をレビューします
『自身のライフスタイルにマッチしていること』バッグ選びではこれがとても重要で、カジュアルにも仕事にも使えるものだと活躍する機会はかなり多くなります。
僕の場合、仕事の服装は自由なのですが、職場がオフィスビルなので、ある程度落ち着いたデザインが求められます。そんなシンプルなデザインのルーレンは僕にぴったりでした。
都会の探索や険しい自然の中の旅にも、思い描くどんな旅もかなえる、多目的なバックパックです。
どのように選んだ?2wayで使えるのは良い
デザインや機能性と合わせて今回意識したのが、カラーです。ルーレンは、ブラック•トープ•マスタード•ダークブルー•オリーブ•ダークオリーブと、6色展開。
少し前から『もうすぐ春だし明るいバッグが欲しいな』と思っていたので、グレー系の明るいカラーを選びました。
いつもならバッグは無難な黒を選ぶので、明るい色のバッグは初めて。わくわくします。
このように背負うのがメインの使い方。
100%防水素材で作られているので、普段使いにも良さそう。
そんなに厚みのないデザインは、手に提げてもよさそう。背負うのがメインで、要所要所で手に持つこともあるでしょうね。
ルーレン13と16の違いは『サイズ』
このルーレンはサイズ違いで13と16があり、僕は大きい方の16の方を選びました。
サイズ選びに関しては、PCのサイズと身長を考慮してバランスの良い方を選べばいいと思います。僕は身長170cm、使っているPCは13インチ。色々と迷いましたが、身長を考慮して16の方にしました。
届いたからまずはざっくり仕様確認
2023年2月5日
ルーレン16をリクエストして数日後、おしゃれな薄型のダンボールで届きました。
『CARRY YOUR LIFE EFFORTLESSLY(あなたの人生を快適に)』のメッセージが今後の活躍を期待させてくれます。早速開けてみます。
トープの色味が素晴らしい
『トープ』という色はブランドによってかなり差があります。ブラウンに近いものから、ピンクがかったようなもの、ブルーグレイ系のもの。実に様々。
ガストンルーガのものはシルバーグレーのようなグレー系のトープ。都会的で、予想していたよりよりずっとずっと良い色でした。やはり、北欧ブランドが生み出すトープの色味はすごく素晴らしいものがあります。
赤みがあるような青みがあるような。なんと形容すればいいのかわかりませんが、みとれてしまいそうなほど、とても洗練された素晴らしい色です。
荷物を入れ替える。収納力はいかに?
さっそく使うために、使っていた黒いバックパックから荷物を入れ替えます。
財布、名刺入れ、手帳、エコバッグ、ポーチ、B6判サイズの本なんかを移し替えましたが、まだまだ余裕。スタイリッシュな見た目をしてますが、マチもあって広々としたメイン収納は、日常での必需品などをのすべてを運ぶのに最適です。そして軽い。
基本スペックを確認すると、内容積は22.5L。バッグの重さは1.1 kg。
20リットル前後のバッグって、汎用性が高いんですよね。アウトドアするには物足りないけど、通勤からお出かけまでバランスよく使いやすいサイズです。
ストラップの調整に少しコツがいる
ルーレンは上部のロールをフックで留める仕様です。
上部のロールを固定するベルトは、初期の状態だとロールの固定がゆるめです。かたちが崩れてこないように少しだけベルトをきつくしようと調整しました。
…ここで問題発生。
ベルトの長さの調整がしづらいのです。ベルト部の摩擦が強く、滑りがよくないことが原因でしょうか。こういうベルトはバックルを持って引っ張ると調整できるようになっているんですけど、摩擦が強くて調整に手こずってしまいました。
そして色々試行錯誤してわかったこと。
一度ベルトの先端をバックルから抜いて長さを調整し、そのあと最後にバックルに戻すと調整しやすかったです。一度先端を抜くのがポイントでした。
ただ、『ワンタッチで調節しにくい』ということの裏を返せば、ベルトがずれにくいという事なのでメリットでもありますね。
30代のメンズが通勤でつかってみます!
2023年2月6日
はじめてつかってみます。
170cm60kg、日本人の標準体型が実際に背負ってみたサイズ感はこんな感じです。
ルーレンは16インチまでのすべてのノートPCを収納できるし、体のバランス的にもこれでよかったと思います
ロールトップのバッグは機能的
僕はロールトップのデザインがすごく好き。もともと狩猟用バッグがルーツなので、アウトドア用という印象があります。
なのですが、ルーレンがこんなに都会的な印象に仕上がっているのは、カラーリングや質感とが相まっているからこそなのだと思います。
そういえば、15年くらい前にロールトップのバッグを使っていあのですが、そのときのバッグは荷物が取り出しにくかった事を思い出しました。荷物の出し入れが不便な点は、ロールトップバッグの弱点であり、課題です。
ところが、ルーレンはサイドから直接メイン収納にアクセスできるようになっているので、取り出しやすい。
上部のロール部分を開けなくても中に直接アクセスできるファスナーがあることで、使い勝手がグンとよくなるんですね。
それとロールトップリュックには『雨の侵入を防ぐ』という特徴もあります。クルッと丸めるように開口部を閉じるので密封性が高く、水の侵入を防いでくれるので、防水性が高くなるんですね。
ダサい?おしゃれ?気分上がる洗練されたデザイン
ルーレンはミニマルで無駄のないデザインに洗練された色彩、軽くて都会にマッチするおしゃれな佇まいの北欧らしいデザインです。そんなバッグを背負うと気分が上がります。
それに明るいバッグを使うのは初めてなので、ウキウキもするしソワソワもしながら出勤しました。
『カッコいいバッグっすね』
さっそく仲のいいWEB事業部の長が褒めてくれました。おしゃれな人から褒められると嬉しくなるものです。
同じものを使い続けることはもちろん環境にもいいことだけど、新しいものを取り入れることも大切だとな。春にバッグを買い替える人の気持ちが、わかったような気がします。きっとこの気持ちの高まりを求めてるんですね。
リュックとしての機能性はどうか?
2023年2月7日
新しいアイテムを使いはじめた初日は、嬉しさや高揚感で浮ついた気分になる。2日目にもなると冷静な目で見れるようになります。
『道具』としての価値は、2日目以降の使用感で決まると思っている部分もあります。何事にも慣れるのに時間がかかってしまう性分なので、じっくり使わないとわからないんです。
2日目には、気になる点も出てきました。
普段使いに過不足のないクッションもポイント高い
バックパックの重要なポイントとして『快適に過ごせるかどうか』という着眼点があります。仕様が簡易すぎるものだと、どうしてもバッグの中の荷物が背中に当たって痛かったりします。なので、リュックの肩や背中にはクッションがあった方が良い。
かといって、ぶ厚すぎると機能的だけどやぼったくなってしまうのでバランスが難しいところです。
そのあたり、ルーレンには大袈裟すぎない程度にクッションが入っているので、ちょうどいい塩梅です。一見心もとないように見えますが、十分機能しています。
収納関係は?財布の場所問題に直面する
ポケットの配置などの収納関係はどうなっているのか。
海外旅行の際には便利そうな、貴重品の収納に便利な安全性のあるジッパー式隠し背面ポケットがあります。僕は今のところ使っていませんが、いざという時に役立つかもしれません。
財布や小物類を入れるのに便利そうな、サブのポケットは、メイン収納スペースの中にあります。
サブポケットをバッグからひっぱり出してみました。割と大きめですが、小さい小物などを仕分けするのに役立つんですよね。
ルーレンを使用していて困ったのは、『財布の収納場所』です。はじめはこのサブポケットに入れてました。
僕はコンビニで買い物するときはバーコード決済を使うことが多く、スーパーでの買い物は現金で支払うことが多い。
財布を取り出す度にロールトップのストラップを外して、ジップを開いてサブポケットから取り出す…というのがすこし面倒でした。
どうにかならないかな?と考えた末、財布もPCケースのところに入れるのが使い勝手よかったです。
荷物が少ない人はメイン収納に入れて、サイドのジップから取り出してもいいんでしょう。僕は本や手帳など、細々した物を入れてバッグの中が煩雑になっているので、取り出しにくかったので、この方法が今のところベストでした。
休日のお出かけにはどうか?
2023年2月8日
嫁と娘の家族3人でショッピングモールに買い物に出かけました。休みの日のバッグとしての機能はどうか確かめてみます。
僕には一歳になる子どもがいるので、おむつやお菓子なども持ち運び、それなりの荷物になります。でも問題なく入りました。かなりの荷物量ですが、見た目もスマートに収まっています。
白いバッグは汚れや傷がつきやすい…?
子どもがまだ小さいので、お昼ご飯はフードコートで食べることが多いです。まだ大人用の椅子にも座れないし毎回こぼしてしまうので、フードコートは小さい子どもがいる世帯にとって本当にありがたい。
フードコートでは、バッグを床や地面に置かないといけないようなシーンもあります。ちなみに床にバッグを置くとどうしても傷や汚れがつきやすい。。。
ルーレンには、バッグ本体に傷がつかないように底面に鋲がついています。
底鋲がついているので、床に置いても安心でした。鞄の底が汚れたり、擦れてしまうのを防いでくれます。バックパックに底鋲がついているのは珍しいと思います。気が効くなぁ思っていました。
その後も使っていますが、素材自体も丈夫で汚れにくいようで、全然汚くなりません。明るめの色味のアイテムはどうしても、傷や汚れが気になってしまいますがまったく気にせず使えます。ガストンルーガのバッグはすごい!
使いづらい場面もある
子どものオムツ入れなど大きいものも問題なく入ります。ただ、大きめのものを頻繁に出し入れするときは向いていません。
財布と一緒で、ロールトップのフックを外して、ジップを開けて、という一連の作業に少し時間がかかるからです。
なので、できるだけサイドのポケットから出し入れしたいところ。ですが、オムツケースのように、比較的大きめのに荷物はサイドジップから取り出すのは難しい。
オムツがまだ外れないような小さなお子さんがいる方のマザーズバッグとしては、あまり向いていませんでしたね。
防水リュックは雨の日にぴったりだった
2023年2月10日
この日の天気は雨でした。豪雨ではありませんが、職場まで傘をさして駅までの道を歩いていてふと思い出しました。バックパックって、傘をさしてても濡れてしまうんですよね。後ろは見えないので、気づいたら布のリュックがびしょびしょになっていた。なんてことよくあります。
ルーレンも例外なく雨の雫はかかっていましたが、水分が染み込む様子は全くありませんでした。防水性抜群です。
ガストンルーガ防水性能へのこだわり
ルーレンは上質な防水性素材を使用しています。表面素材は100%水性ポリウレタン製。
ガストンルーガが使用するポリウレタンは環境保護、無毒、独特の匂いの少ない水性ポリウレタン。有害な化学物質を含まないけれど、通気性、耐摩耗性、耐擦傷性に優れる良好な物理的特性を備えています。
ちなみにガストンルーガの製品は、世界最高の環境基準(REACH、ZDHCHなど)を満たしています。
※REACH:欧州における化学物質の総合的な登録・評価・認可・制限の制度
※ZDHC:繊維・皮革産業において有害物質の排出をゼロにする活動をしている非営利団体です。
裏にはキャンバス織の100%ポリエステル生地が使われています。かなり丈夫な生地です。
もちろん、ジッパーも止水ジップなのでぬかりありません。ロールトップ+止水ジップで雨の日には最適ですね。
サイドにドリンクホルダーがありますが、ここに折り畳み傘を入れてもいいですね。
ガストンルーガが使用しないPU素材
今回レビュー記事の執筆するにあたって、『ガストンルーガが使わないポリウレタン』
を教えていただきました。
まず、オイルベースのポリウレタンは使用しないそうです。
有毒化学物質が含まれているので環境に有毒。臭気と通気性の悪さがあり、有害な揮発性物質を放出するそうです。
PVC素材も使わないそうです。これはポリ塩化ビニルの略。塩化物は最も安価で最も手に入れやすく、最も有毒な合成繊維。様々なフィラーと組み合わせて、ビニールを科学的に変化させることによって製造されています。
『防水のポリウレタンを使用している』と書くのは簡単なのですが、『使用しないポリウレタン』を決めているところはもっとすごいと思いました。ブランドの理念を徹底的に実践していると感じさせられます。
ガストンルーガのルーレンが人気の理由や特徴をまとめます。
この記事を投稿するまで約2週間使ってみたところで、一旦感じたことをまとめてみようと思います。
Rullen(ルーレン)のメリット
まずは良かったところを。
洗練されたデザインで都会に馴染む
無駄のないシンプルなデザインです。洗練された都会的なデザインなので、ドレスコートに厳しくなければ通勤用のバッグとしても対応できるデザインです。
防水性が高いので雨の日にぴったり
デザイン、素材、ともに防水性の高いもので雨の日も怖くありません。雨の日用のサブのバッグとして備えておくのもいいと思います。
徹底的に環境に配慮されたエシカルな製品
ルーレンは有害な化学物質を含まない水性のポリウレタンを使用しており、これは環境にやさしいものです。
ガストンルーガは理念としてサステナビリデイに取り組んでおり、世界最高の環境基準を満たしています。このことは後でもう少し詳しく説明します。
Rullen(ルーレン)のデメリット
次いで、気になったところを。
ストラップの調整にコツがいる
初期状態ではストラップが長めなので、すこし短く調整しました。その際に少しコツがいりますが、一度調整してしまえばその後はズレないので、初めに好みの長さにしておくと良いと思います。
大きめの荷物の出し入れに手間取る
容量は大きめですが、大きい荷物を素早く出し入れするのは難しいです。大きくない荷物なら、サイドのポケットから取り出せるので、構造的にはすごく使いやすいです。
ガストンルーガについて
最後に、ガストンルーガがどういうブランドなのかをまとめます。
日常に寄り添うエフォートレスなデザインが特徴
ガストンルーガは、2016年にスウェーデン・ストックホルムで誕生。
スカンジナビアのデザインとライフスタイルからインスピレーションを得た高品質なバックパックとアクセサリーを提案しています。
旅や生活に溶け込むような、好奇心を刺激する機能性とデザイン性を兼ね備えています。
地球に寄り添うサステナビリデイ
ガストンルーガは『今をサステイナブルに暮らすことが、より素晴らしい未来につながる』と考え、サステナブルな取り組みを大切にしています。
・カーボンニュートラルな組織
・エシカルな製造プロセス
・サステイナブルな素材
ブランド創立以来、より環境に優しい生産方法を目指し、生産過程の改良を繰り返してきました。
すべてのパッケージにはFSC認証の紙を、印刷には大豆から作られたインクを用いるなど、環境に配慮した製品作りに取り組んでいます。
レザーも動物の革ではなく、りんごから作られたヴィーガンレザーを使用。
ほかにも製品に使われる素材は下記のように環境に配慮されたものだけです。
・アップルレザー
・リサイクルペットボトルナイロン
・リサイクルナイロン
・リサイクルコットン
ラインナップが豊富で女性にもおすすめ!
今回ご依頼いただいたことを嫁に話すと、早速公式サイトをみて『めっちゃおしゃれ』と言っていました。ハイブランドのページのようなクオリティです。
ビジュアル、デザインともに女性のハートもつかむデザイン。性別を問わずおすすめできるブランドです。
ガストンルーガの理念など、公式サイトの方がよくわかると思います。画像もすごく綺麗で、サイトのデザインも洗練されていておしゃれなので、是非チェックしてみてください。
公式ストア限定15%OFFクーポンもあるので是非ご利用ください。
(有効期限:2023/05/31) : FKJP
【Gaston Luga(ガストンルーガ)公式サイトはこちら】
※偽造品も確認されたようで、公式サイト・正規代理店からの購入をおすすめしているそうです。
■ガストンルーガのSNSはこちら
・Instagram: @gastonluga
・Twitter: @gastonluga_jp
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