あけおめことよろ(略式詠唱)
ブラックロックとバンガードの2025年の予想を見比べながら思ったんだが、ブラックロックは陽キャで、ヴァンガードは陰キャだと思った。
ブラックロックは AIの進化 を投資テーマの1つとして捉えていて、最近の進化を見て米国株への確信をさらに深めました的なことを書いている。私もどちらかというと、こうした思考形態である。
一方でヴァンガードの方は全般的に何と言うか真面目な分析で、AI の進化は生産性の向上にどれぐらい寄与するかみたいな書き方をしている。シナリオ別にこれだけ AI が進化したらこれくらい生産性向上からの GDP の押し上げになるみたいな感じ。
あと、従来から続けていたモデルによるバリュエーションの評価においても産業構造の変化やテックセクターへの集中などを加味してることを示唆しており、ちゃんと最近の変化を従来から続けている分析に取り込んでいる感はある。
ただブラックロックに比べて、なんというか全然浮かれてなくて地に足がつきまくっているというか、雑に言うと陰キャ臭がする。私の性格的には、圧倒的にこっちに近い気がする。
なので私の頭脳はブラックロック、魂はバンガードということである。
両者ともに今のモメンタムが短期的に続く可能性は示唆してるんだけど、ブラックロックは機を見て儲けたろうみたいな感じなのに対して、ヴァンガードは抑制的でリスク面を強調した書きぶりになっている。
やっぱり投資における思考形態的には、私はブラックロック派である。
ちなみにブラックロックは、プライベートエクイティやインフラ投資はまだまだバリエーションが低くて機会がありまっせ的な営業トークをしており、この辺りは自社の運用商品を売り込んだろうというポジショントーク味を感じるところである。
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