eMAXIS Slimシリーズ信託報酬率引下げを発表
2018年7月3日三菱UFJ国際投信株式会社eMAXIS Slimシリーズの3商品の信託報酬率引下げが発表されました。6月29日に発表された「ニッセイAMの購入・換金手数料なしシリーズ」への対抗値下げです。
対象ファンド
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.1095% → 0.1090%
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 0.160% → 0.159%
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 0.190% → 0.189%
(税別)
引下げ日
2018年7月25日
今回の引下げにより、先進国株式インデックス、8資産均等型、新興国株式インデックスの投資信託で「購入・換金手数料なしシリーズ」、「eMAXIS Slim」の信託報酬率が最安で並びました。
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今回の発表はインパクトに欠ける
業界最低水準の運用コストを目指す「eMAXIS Slim」シリーズ。同一インデックスの他社商品で信託報酬率の引下げが発表されると同じ信託報酬率まで引下げる方針です。
同じインデックスの他社商品に対抗といいつつも守備範囲が広く同一カテゴリ商品の信託報酬率に連動していました。このため昨年から今年にかけて強烈な印象を残す引下げを発表しています。
これに比べると今回の引下げは(宣言通りとは言え)インパクトに欠ける残念な引下げだと思います。
SMBC日興証券の取組みの方が好印象
少し話がずれますが、eMAXIS Slimシリーズの話題としてはSMBC日興証券が6月29日に発表した内容の方が印象に残ります。
発表内容をざっくりまとめると
・SMBC日興証券ダイレクトコースでeMAXIS Slimシリーズ8商品取り扱い開始
・取扱のあった「eMAXISシリーズ」の新規買付停止
SMBC日興証券は預かり資産50兆円超の国内3番手の大手証券会社。高コストな投資信託ばかりを取り扱っている印象の大手証券会社で「eMAXIS Slim」シリーズの取り扱いを開始したことで、低コストインデックスファンドの未来が一層明るいものになりそうな気分になります。
雑感
購入・換金手数料なしシリーズとeMAXIS Slimが他社に比べて2,3歩先行した展開になってきています。両シリーズの値下げ合戦は我々のリターンを押し上げるものになるので歓迎したいのですね。
ただ個人的な希望で言えば、3番手の行方が気になります。先進国インデックスファンドで言えば、たわら先進国株かiFree外国株式でしょうか?上位2社とガチバトルは不要ですが振り落とされないようにして、インデックス投資全体が盛り上がったら面白そうです。
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