MENU

【バイク】TW225キャブレター調整|分解不要!パイロットスクリューでアイドリング不調を解決!

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

どうも、けすけ|バイク跨って写真撮る人(@keeesk7)です。

 

朝、キャブレター車に乗るときにこんな悩みありませんか?

  • 信号待ちでエンスト
  • 回転数が落ちるとエンスト」
  • 加速がもたつく

12月に入ってから特に朝のアイドリングが不安定で、通勤で乗るのが億劫になってきてバイクの乗るのが楽しくなくなってきています...

 

過去に考えられる原因をまとめています。

www.motorcamera.jp

オイルの劣化やエアフィルターの詰まり、プラグの汚れなどはもちろん考えられますが、今回はキャブレターのパイロットスクリュー」の調整を行いアイドリングが安定するか検証してみます!

パイロットスクリューとは?

キャブレター内において、空気とガソリンの混合気の供給量を調整する役割を担っています。スロットルバルブよりもエンジン側に組み込まれており、ネジを締めると混合気供給が減り、混合比が薄くなります。逆にネジを緩めると混合気供給が増え、混合比が濃くなります。
 
パイロットスクリューは、アイドリングや低速域に影響が及ぶという特徴があります。

パイロットスクリューの調整方法

  1. エンジンが完全に温まった状態にする。
  2. アイドルアジャストスクリューで安定したエンジン回転数まで下げる
  3. パイロットスクリューで最も回転数が高くなる位置に調整する
アイドリング時のセッティングが狂っている場合は、エアスクリューというネジで吸い込む空気の量を調整します。(TW225にはエアスクリューはないです)
パイロットスクリューは少しずつ回して調整してください。急激に動かすと、エンジンの反応を見落とす可能性があります。

エアスクリューとは?

キャブレター内への吸気量を調整するネジ状の部品です。スロットルバルブよりエアクリーナーボックス側に組み込まれており、ガソリンと混ざる前の空気量をコントロールします。

エアスクリューを調整することで、混合気の濃度を調整することができ、アイドリング付近だけでなく、スロー系全体に影響が及びます。

エアスクリューの調整方法

  1. エンジンが完全に温まった状態にする
  2. エアスクリューをゆっくり回す
  3. エンジンの回転が最も高くなったところから1/4回転くらい締め込む

エアスクリューを締めると吸気量が減り混合気が濃くなります。

逆に緩めると空気量が混合比は薄くなります。

パイロットスクリューとエアスクリューの違い

  パイロットスクリュー エアスクリュー
役割 混合気の燃料の流量を調整 混合気の空気の流量を調整
位置

スロットルバルブよりもエンジン側に設置

スロットルバルブよりも吸気側(エアクリーナー側)に設置

調整対象 燃料供給量を調整 空気供給量を調整
調整方法

時計回りに締める→混合気が薄くなる
反時計回りに緩める→混合気が濃くなる

時計回りに締める→混合気が濃くなる
半時計回りに緩める→混合気が薄くなる

パイロットスクリューとエアスクリューは、どちらもアイドリングや低速域やアイドリングの混合気調整に使われますが、「燃料を調整するか、空気を調整するか」で役割が異なります。

YAMAHA TW225にはエアスクリューはない!?

サービスマニュアルのキャブレターを読むと、エアスクリューに関して記載はされていませんでした。その他にもYAMAHAの部品情報検索システムでも調べてみましたが、TW225にはエアスクリューはリストに含まれていませんでした。

そのため、TW225のアイドリングや低速域の混合気調整を行う際には、パイロットスクリューの調整が主な手段となります!

キャブレターには両方必ずあると思っていたのでいい勉強になりました!

TW225のパイロットスクリューを調整

まずはしっかりと暖気しエンジン温めましょう!

エンジンが温まったらパイロットスクリューを調整していきます。

TW225のパイロットスクリューの位置はここにあります。

わかりにくいというかアクセスしにくいんだよ(汗)

普通のマイナスドライバーではつっかえて入りません。

極小のマイナスドライバーが必要です。

 

そして、時計回りで締まります。

奥まで締め込んだ状態から、標準戻し回転数は1.5回転みたいです。

何回転戻したか数えておきたかったんですが、手元が操作しにくくて何回転戻したかわかりませんでした(汗)

 

結構締められていたので、エンストしやすくなっていたのは極端に混合気が薄かったんだと思います。なので、反時計回りに緩めてアイドリング時のエンジンの回転数が最も高くなったところから1/4〜1/2回転締めてセッティングしました!

アイドリングと低速域が安定した

2025年新年バイク!近場を少し走らせてアイドリングや低速域の調子を確認してきました。しっかり暖気してエンジンを温めておいたことと、外気温が7度と通勤時よりも暖かったこともありエンストすることはありませんでした。

しかし、発進してすぐに「あれ?乗りやすい!!」と感じました。トルクが増してリアをグッと押し出してくれるような感覚で、これまでのようにエンジンを吹かさなくてもすんなりと発進してくれました。おそらく、今回のパイロットスクリューを調整したことによって混合気が適度に濃くなり、エンジンが低回転域で力強さを発揮するようになったからですね!

これまでは加速時に一呼吸遅れるような「息苦しい」感じありましたが、スーーーッと自然に加速してくれます。このまま朝の通勤時に安定してアイドリングしてくれエンストしなくなれば大成功ですね!

中速域〜高速域の変化は?

アイドリングと低速域では効果を実感することはできましたが、中速域〜高速域の性能については大きな変化は感じられませんでした。これは、今回はメインジェットには手をつけなったためです。低速域が良くなり過ぎたことで、中速域とのギャップをより感じるようになりました。

中速域〜高速域での加速感を向上させるには、メインジェットの交換で解消できるかもしれませんが、キャブレターの分解・清掃を伴うため、1人で行うには少しハードルが高い作業ですね(汗)今後必要性を感じたら、バイク屋さんにお願いする方向で検討しようと思います。誰かが隣でレクチャーしてくれればいいんですけどね(汗)

キャブレター以外にもちゃんとメンテナンスを忘れずに!

「キャブレターの調整は、アイドリング不調を改善するための重要なポイントですが、それだけで解決しないケースも多々あります。バイクのエンジンは、キャブレターだけでなく、エアクリーナーやスパークプラグといった他の部品も密接に関わっているので、これらが正常に機能していないと、混合気の供給や点火に問題が生じ、エンジンの調子を大きく崩してしまうことがあります。

 

例えば、エアクリーナーが汚れている場合、エンジンに必要な空気量が確保できず、混合気が濃くなりすぎてアイドリングが不安定になります。また、スパークプラグが劣化していると点火が不十分になり、燃焼効率が低下してしまいます。これらの状態を放置していると、せっかくキャブレターを調整しても効果が半減する可能性があります。

↓↓これは過去の実体験です↓↓

www.motorcamera.jp

 

これらの基本的なメンテナンスについては、過去に詳しく解説しています。エアクリーナーの清掃やプラグの交換方法を知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください!

www.motorcamera.jp

www.motorcamera.jp

  翻译: