埼玉県と千葉県なんて東京を通り越して影響を受けることなどあるのでしょうか。
凄く不思議な現象ですよね。
そんなことがあるのだろうか…。
3日に警察や役所に相次いだ電話は「黒い雨が降っている」「道路が真っ黒」「車に黒い雨の跡が…」というものでした。
蓮田市だけでなく、近隣の市町村も同じ現象も見られていることからいたずらの類いではないのも明らかです。
大気中の汚染物質も疑われましたが、そこに異常値は出てこなかったと言います。
一方、千葉県野田市の火災は大規模なもので、プラスチック工場が燃えたというものですが関連性については調査中とのことです。
このニュースで思い出したのが、井伏鱒二さんの小説「黒い雨」です。
広島に原爆投下後に黒い雨が降り、人々が原爆病に蝕まれていくその話は、かなり昔に読んだのにずっと忘れられずにいます。
今では、ご近所のお年寄りも亡くなってしまったので、戦争の悲惨な状況を語ってくれる人も周りにはほとんどいません。
時々、こんなニュースでハッとする瞬間があるぐらいです。
放射能などの汚染物質ではないことが明らかであれば、取り敢えずは安心ですが、本当にその原因が千葉県の火災だとしたら、それもとても不思議な感じがします。
雲に乗って東京を通り過ぎ、埼玉まで行って雨になったのでしょうか。
その途中のどこでその雨が降っても、不思議ではなかったという事ですね。
東日本大震災の時も、雲に乗って原発の放射性微量物質が混じった雨が近県でも降ったと言います。
今回はそういうものではなさそうですが、「雨が黒い」と本当にドキッとすると思います。
白い車や白い家壁に墨汁のように黒いシミが出来るのも嫌なものですね。
↑ 黒い雨ってやっぱりちょっと怖い気がします
海外では2016年にアメリカのミシガン州のセントクレア湖に面したハリソン・タウンシップという町で「黒くてねっとりとした雨」が降ったことがありました。
タール状のその雨は軍用機からの落下物という説が有力だったようです。
近くに空港が2つあり、空には軍用機が飛び交っている街だったのでこの説は正しかったのかもしれません。
ハッキリとした理由がわからない「黒い雨」はちょっといつまでも不安が残りますね。
いずれにしても普通ではない訳ですから、今回の雨もしっかり調査はしてほしいです。
うかつに触らないで! ということも大事かもしれません。
あまり良いニュースがない日本ですが、春はもうすぐそこまで来ています。
暑くなると本当にこのウィルスが終息していくのかも、まだ判断材料が少なすぎてはっきり言えないそうです。
子供たちの学力も心配です。
オリンピックも心配です。
しかし、喘息薬のシクレソニドが有効と言うニュースもありました。
悪いニュースばかりではない!(#^^#)