朝も起きたというより8時前にB君と今日のこれからを共有するため食堂に行きました。
A君はとてもじゃないけど起きられない感じでした。
まして、何も口には出来ない感じでもあり、朝食は全く無理でした。
- N:「このままじゃ帰れないから、今から保険会社に電話する」
- B:「その変は詳しくないし、任せてもいい?」
- N:「いいよ!B君はA君が欲しいものを聞いて、ファミマで調達したり、荷造りを代わりにしたりしといてくれる?」
- B:「わかった!」
こうして朝はほんの少しだけ食べて部屋に戻り、A君の保険番号を貰ってフロントへ行きました。
外線の掛け方がイマイチわからなかったのと、事情を話しておきたかったからです。
- N:「1人が下痢と嘔吐で脱水症状になっています。病院で点滴を受ける必要があるので保険会社に電話したいので、この番号にかけて貰えますか?」
- F:「え!大丈夫ですか?救急車を呼びましょうか?」
- N:「いえ、まず保険会社に相談したいのです。」
- F:「分かりました。掛けますね…」
と言って掛けて下さりました。
保険会社の方は日本語対応の方を呼んで下さいました。(I:は保険会社の方との日本語での会話です)
- N:「〇〇さんと一緒に旅行している△△と申します。〇〇さんが昨夜から下痢と嘔吐で脱水症状になっています。点滴が出来るお医者さんをご紹介ください。」
- I:「行く病院にご要望はありますか?調べて折り返し掛けたいのですが△△さんに掛けて良いですか?」
- N:「行く病院の条件は3つです。①台北駅からそれほど遠くないこと②日本語が通じるのがベストですがダメなら英語が通じること③キャッシュレスで診ていただけるところの3つです。」
- I:「出来るだけご希望に沿うようにお探しして20分以内に△△さんにお電話します。」
- N:「ありがとうございます。このホテルの電話番号は…で、ルームNoは3〇〇です。よろしくお願いします」
こんな風に会話をして部屋に戻ります。
日本語が通じるのは有難いですね!
部屋の方に電話が来て病院名と住所を聞きました。
連絡を下さったのが台湾人の方で、日本語の発音がわかりづらく、もう一度フロントに掛けて欲しいとお願いしました。
すぐに私はフロントに降りて、電話がくるということをフロントの方に伝えます。
中国語で聞いて下さり場所がわかったので、フロントにタクシーを呼んでいただき、行先も伝えてもらいました。
「保険会社の方が全ての条件に合致したお医者さんなのですぐに行ってください!」と言っていますとの伝言でした。
5分でタクシーが来るというので、B君にA君を連れてきてもらい、A君はロビーに座っていてもらいました。
B君にはタクシーが来たら呼んでほしいとお願いし、フロントの方に地図などを見せて貰ったりしました。
一度急いで部屋に戻り、嘔吐した時用のビニール袋をバックに入れて置きました。
↑ 病院はここの3階にあります!
そしてタクシーで向かったのが「陳詩明醫師診所」というお医者さんです。
↑ ブルーの看板がそれみたいです!エレベーターで上がります
タクシーの中でA君が、「もし気持ち悪くなったらどうしよう…」って言ったので、「ちゃんと持ってるよ!」と言ったら安心したのか寝ちゃいました…。
この時A君のバックにパスポートがあるかも確認しました。
パスポートは受診には必須です!
- 病院名:陳詩明醫師診所
- 住所:台北市大安區忠孝東路四段 126-3 號 3 樓
- 電話:02-2731-6530
もし台湾で重症ではないけど、点滴必要じゃない?って思われた時は良い選択かもしれません…。
↑ 受付の方?看護師さん?は日本語がペラペラでした‥
↑ ここでは私の出番はまるでないので、しばし休憩です…
到着すると、先生は日本語は片言でしたが、看護師さんはペラペラです。
書類に保険の番号などを本人が記入し、問診を受けます。
何度トイレに行ったか、嘔吐は何回か、など基本的なことを聞かれていました。
最初に行ったのがコロナとインフルエンザの検査で、いずれも陰性でした!
結果は、「おそらく食中毒だと思われるので、点滴を2本しましょう。何時の飛行機?」
ということで4時の飛行機と話し、点滴がスタートしました。
↑ 窓からの景色を観てると、駅の真ん前なのかな…
↑ 看板も良く見えました!!
目の前の広々とした空間で私とB君もテレビを観ながら待つことが出来ました。
清潔で涼しかったし、落ち着いた空間で椅子に座っての点滴…安心したのではないでしょうか!
↑ 人生初の点滴が台北で????初だったの????👀
私達の顔も観られる状態での点滴だったので、本当に安心した感じでした。
↑ すぐ近くにも行ける環境での点滴!
↑ 待っているところも広々としていて綺麗で涼しい(#^^#)
寝ちゃいそうです…
こうして無事に点滴を終えてホテルに戻りました。
B君にA君に付き添って部屋に戻ってもらい、「寝てもらって!」と伝え、私はもう一仕事あります。
チェックアウトは11時ですが、私達が飛行機に間に合うように出るには13時半までホテルに居たいのです。
- N:「13時半までレイトチェックアウトということで、支払いますので出来ますか?」
- F:「大丈夫ですよ!支払いはいらないです…ギリギリまで休んでください」
- N:「本当にいいんですか?申し訳ないです。本当にありがとうございます。m(__)m」
- F:「大丈夫です!元気になったらまた皆さんで来てください!」
と言って下さいました。
本当に素晴らしいホテルでした。
涙が出そうになりましたし、心から何度も感謝を伝えましたm(__)m
こうして、受診までを終え、なんとか帰れそう…ってなったので私も部屋に戻りました。
帰りについては明日の記事で書き、それがこの旅の最後の記事になります。
勿論、旅の予算や飛行機のことなど、また思い出しながら書くこともありますが、今回の台湾旅行についてはとっても長くなっちゃいました。(^^;)
誰かが体調を崩したら、この手順で受診してみてください。
症状を伝える時など、すぐに役立つ英語を載せておきますね…
- 下痢…diarrhea(ダリィア)
- 嘔吐…vomiting(ヴォーミティング)
- 高熱…High fever(ハイフィーヴァー)
- 点滴…intravenous drip(イントゥラヴィーナス ドゥリップ)
- 脱水症状…dehydration(ディーハイドゥレイション)
- 胃が痛い… stomach hurts(スタミィックハーツ)
- 保険会社…Insurance company(インショアランスカンパニー)
- 日本語が通じ人いる?… who can speak Japanese(フーキャンスピークイングリッシュ)
- タクシーを呼んで…Call a taxi(コールアタクスィ)
どこの国でも基本は一緒ですが、英語が通じるホテルでないと困ってしまいますね…(^^;)