こんにちは。フィギュアスケートの大会やアイスショーの開催が、
少しずつ従来の形に近づきつつありますが、
今シーズンのグランプリシリーズは、どのようになるのでしょうか。
従来であれば、6月下旬に選手のアサインが発表されましたが、
コロナ禍以降は、さまざまな調整が行われて、発表の時期は未定に。
アメリカの出場選手が6月に発表されるとのことなので、今年は6月予定かもしれません。
という中で、ロシアが開催ホスト国の権限をはく奪されて、ロステレコム杯がなくなり、代替地の立候補を募っていました。
立候補はすでに締め切られ、次のISU会議で決定される模様です。
中国は世界選手権に選手を派遣しませんでしたが、「中国杯は予定通り開催されるんだな…」と思っていたら、
中国杯の中止が発表されました!!
コロナの影響ということです。
都市封鎖のニュースを見ていると、確かに開催は無理だと思われます。
このままでは、グランプリ大会は、4大会に。
では、どこがロシアと中国の代替地になるのか?
元々は、
- 北米:米国とカナダ
- アジア:日本と中国
- 欧州:ロシアとフランス だったので、
ロシアの代替地は、ヨーロッパになると思われます。
例えば、ジュニアグランプリ大会の過去のホスト国としては、スウェーデン、スペイン、イタリア、チェコ、ブルガリア、オランダ等々があります。
“旬な国”としては、エストニアのタリン。
世界ジュニア選手権、シニアの欧州選手権、四大陸選手権と、ホスト国の開催回避時に名乗りをあげて、見事に大会を成功させた実績と信頼があります。
コロナ禍での開催は、財力だけでなく運営体制、実行力なども関係してくると思うので、エストニアのポイントは高いと思います。
ただ、グランプリ大会のホスト国になるのは、名誉なことであるし、スケート人口を増やし、選手のレベルを上げることにもつながります。
となると、大国(?)が名乗りを上げるかもしれません。
例えば、イタリア。グランプリ大会を代替開催した実績もありますし、
マッテオ君、グラッスルなどスター選手も多いです。
中国杯を代替開催したこともあるフィンランドも、可能性としてはあるかもしれません。
一方、中国杯の代替地は、「アジアでもう1カ所」と考えると、韓国が浮かびます。
韓国スケート連盟は、元会長のキム・ジュユル氏をISUの次期会長に推薦しています。
当選すれば、何かの国際大会を誘致する可能性はありそうです。
ここで思い出すのが、台湾です。
国際大会のホスト権を、中国の圧力(と言われています)で、2019年にはく奪されてしまいました。
あれから、何か変化はあったのでしょうか。
国際大会が開催されないと、影が薄くなってしまうのは避けられません。
混沌とした世界情勢の中、するりと復活する可能性はないのでしょうか。
アジアから2か国が選択できない場合は、どうでしょうか。
北米は、米国、カナダ以外の国は、考えにくい。
いくら、ドノバン・カリージョが頭角を現していると言えども、南米は難しそう。
ヨーロッパが3カ所…という可能性は、大いにあります。
オセアニアからオーストラリアが立候補!!という線もありか??
どこで開催されるかを考えるのも、わくわくします。
「宇野昌磨、スペイン杯にエントリー」とかっていうのも、楽しそう。
とにもかくにも、安全な環境で6大会が確実に開催されることを願っています。
現時点で予定されているシニアグランプリシリーズ大会は、
- スケートアメリカ 10月20日~23日 マサチューセッツ州 ノーウッド ボストン・スケーティングクラブ
- スケートカナダ 10月28日~30日 ミシガン州 パラマウント ファイン・フード・センター
- フランス杯 11月4-6日 アンジェ
- NHK杯 11月18-20日 札幌
アサインの発表を楽しみに待ちたいと思います。