中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

ゆるぎない信念と箴言『生きるぼくら』(原田 マハ)

これも今年の入試で出た定番の旧作だよ。


やはり定番作品は選ばれる理由がある

読み返してしみじみ感じる物語だったわ。


学生時代のいじめで引きこもりになった

主人公が人生で最大の危機に見舞われて

すがった相手は意外な人物だったんだな。


傷つき固まっていた心が優しさに包まれ

動き出すさまにすっかり酔いしれたわ~。


以下は5年前に書いたレビューの断片だ。


この本の影響で、私も手作りのおにぎりはしっかり味わって食べるようになりました。

カッコ悪い大人の見本のようだった主人公が、おばあちゃんのお世話と米づくりを通して一皮も二皮もむけるというストーリーです。

24歳の引きこもり青年の変わりようが凄い!

仲直りの秘訣は先に謝ってしまうこと、そして怒ってくれたことを感謝すること、という箴言はずっと忘れないでいようと思います。 

 

『生きるぼくら』感想・レビュー

 

祖母の信念が青年に沁み込む(2012年発売)

 

田んぼで育つ稲のように、自分たちには、空を目指してどんどん伸びていく本能が備わっているはず。(本文より)

 

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