小さいな塾だったからか、そこで一緒に中学受験をした友達数人との関係は十年以上経った今も続いている。(本文より、弟エピソード) たまに入試で見る作家の芥川賞候補作だ。 発売日まであと半月という最新作になる。 かなしみで心が曇り切っていた主人公が、 晴れわたる人に出会い変化の糸口を掴む。 ヒトコトで言っちまうとこんな物語だよ。 偏屈に見られてる女性の内面のゆらぎが 深いところまで描かれてるところがイイ。 腫れ物に触るような周囲の扱いの行方も 物語に引っ張り込む絶妙なスパイスだよ。 文章難易度は難しいゆえ正直敷居は高め。 以下はオレの先行レビューの全文になる。 自分を変えたい人や、誰かに変わってほし…