この記事の続きになります。
スイスからベルニナ鉄道で国境を越えてイタリアに入国。
訪れたのはファッションとデザインの街・ミラノ。
ファッションとデザインにはほぼ触れなかったが、とても魅力的な街だった。
ミラノ到着
スイスのクールからベルニナ鉄道で国境を越えイタリアのティラノへ。
そこから2時間半ほど電車に揺られてミラノ中央駅に到着。
ティラノからのチケットは元々時間指定をして買っておいたのだが、ミラノに早く行きたいということで新しいチケットを12€(2000円弱)で購入した。タイムイズマネーだ。
ミラノ中央駅のホームはカマボコ状の形になっている。
やっぱりデカい駅だし人も多くて都会だな~と思った。
ホームから駅舎の中へ。
駅舎もめちゃくちゃ豪華で博物館のような見た目で、駅舎を眺めて歩き回っているだけでもとても楽しい。
これはミラノ中央駅の外観。
こちらはミラノを発つ日に撮影したミラノ中央駅の正面からの写真。
本当に立派で博物館のようだ。
写っている人の大きさと比較したらその大きさがよく分かるだろう。
駅前はこんな感じ。
なかなかファッショナブル。
こんなスタイリッシュなビルもあった。
今回のタイトルである「ファッションとデザインの街」というのもこれで回収という形でいいだろう。
ミラノの街並み
ここからはミラノの街並みを少し紹介。
着いた日は天気が悪く、途中から雨が降ってきたが、それでも素晴らしい街並みだ。
これは翌日昼間の街の風景。
ミラノの中心部はトラム路線が整備されており、架線が縦横無尽に張り巡らされている。
そしてこちらがミラノのトラム。
レトロな車両がミラノの街並みととても良くマッチしている。
新型の車両も来た。
こちらは近未来的なデザインでカッコいい。
ミラノはトラムが街中に張り巡らされているのに地下鉄も存在する。
街の中で至る所に現れる「M」の看板は地下鉄入口の目印だ。
地下鉄駅はこんな感じで、デザインがいい場所が多かった。
ホームもオシャレだ。
スウェーデンのストックホルムの地下鉄駅とまではいかないが、ミラノもそれぞれの地下鉄駅でデザインが違ってなかなか良かった。
ストックホルムの地下鉄駅がどんなものか見たい方は過去記事をご覧ください。
ミラノの観光スポットを巡る
ここからはミラノの観光スポットを紹介していく。
ドゥオーモ
まず紹介するのは「ドゥオーモ」。
世界最大級の「ゴシック建築」であり、ミラノでも屈指の観光スポットだ。
遠くから見てもかなり大きいことが分かるが、近づいてみるとさらにその迫力に圧倒される。
全長158m、幅92m、高さは108mあるらしい。
目の前の広場には鳩がめちゃくちゃいた。
普通にいるとちょっと鬱陶しいとも思える鳩だが、ドゥオーモを撮っていたら一斉に飛び立ってカレンダーの写真のような風景が撮れてとても良かった。
次はドゥオーモの内部にも入ってみる。
こちらが入口。
エレベーターで聖堂の上に登ることもできるのだが、せっかくなので階段を使い自分の足で登ってみた。
チケットもそのほうが安かったしね。
意外と人とすれ違うこともなく屋上テラスに到着。
ちなみにドゥオーモの中に入ったときは天気が悪かったのでご了承ください。(先程の写真は翌日撮り直した)
テラスからの眺めはこんな感じ。
ミラノ市街地を結構遠くまで見渡せる。
天気悪いのがなあと思っていたが、これはこれでいい雰囲気だ。
尖塔などの装飾が間近で見られるのもなかなか良い。
それではお待ちかねの大聖堂の中へ。
うお~めちゃくちゃ広い。
体積は世界で2番目、広さも世界で2番目の大聖堂らしい。
巨大な柱が立ち並ぶ景色も圧巻。
床もカッコいい。
模様が全部大理石のようなもので作られている。
いや~今までいろいろな大聖堂に行ったが一番すごいかもしれない。
ステンドグラスも圧巻。
かるたのように敷き詰められており、下から見ると一つ一つは小さく見えるけど本当は結構デカいんだろうなあ。
本当にどの方向を向いても絵になる素晴らしい景色。
まるでハリー・ポッターとかの世界のようだ。観たことないけど。
大聖堂の中を回っていると遺跡のようになっている場所もあった。
特に追加料金もなく入れる。
これは水が張られていた場所なのだろうか、トレビの泉のようにたくさんのコインが散乱していた。
ここから発掘されたであろう瓶なども展示されているので、興味がある人は是非立ち寄ってみてほしい。
Museo del Duomo di Milano
ドゥオーモのチケットを購入したら、ドゥオーモの横にある博物館「Museo del Duomo di Milano」の入場券も着いてきたので行ってみた。
こちらはドゥオーモにまつわる美術品を色々見ることができる。
何に使われたのか分からないが、金ピカできれいなものやクリスタルで美しいものなどがあり見ているだけで楽しい。
ステンドグラスが展示されている部屋もあった。
像などもとても見応えがある。
特に一面に石像が展示された部屋はすごい。
博物館の中に教会もあった。
規模は小さいが結構立派。
最後の部屋にはドゥオーモの精巧な模型があった。
細部まで丁寧に作られていてすごい。
模型でも部屋1つ使ってしまうほど大きく、ドゥオーモの大きさがここでもよくわかった。
見学を終えたらお土産を買えるショップもあった。
こちらはドゥオーモ型の時計。
折り紙の金色を貼り付けてあるような見た目でかわいい。
329€(約50000円)と値段はそんなに可愛くなかった。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア
ドゥオーモを出て再び広場へ。
見えているのが「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」。
イタリアの初代国王「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世」にちなんで名付けられたアーケードであり、外観から凄みを感じる。
だがアーケードの中に入ってみるともっとすごい。
美しすぎてすごいとしか言えない。
アーケードの屋根はガラスのアーチで覆われており、晴れている日は空の色がそのまま見えてすごくキレイ。
床も凝っている。
中央の床にはイタリア王国の紋章が描かれている。
ドゥオーモから真っすぐ歩いてアーケードを抜けた場所にある広場には、イタリアを代表する芸術家である「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の像がある。
生まれはフィレンツェなのだが、ここミラノでもダ・ヴィンチの作品を見られるので後で紹介する。
ミラノの教会を巡る
ミラノ前編の最後はミラノで訪れた教会を4箇所紹介。
サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会
まずはドゥオーモから歩いて5分ほどの場所にある「サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会」へ。
名前が長い。
館内は薄暗くてボヤ~ッとライトアップされており、独特な雰囲気。
館内の装飾もとても凝っており、特にドーム型の天井部分はすごく繊細で綺麗だった。
サン・ロレンツォ大聖堂
サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会から歩いて10分ほどの場所にあるのは、「サン・ロレンツォ大聖堂」。
そこそこ大きい大聖堂なのだが、中は修繕工事中だった。
それでも館内は絵画や彫刻などもあって楽しむことができた。
サンタンブロージョ教会
3個目に紹介するのは、サン・ロレンツォ大聖堂から歩いて10分ほどの場所にある「サンタンブロージョ教会」。
レンガ造りの外観がとてもいい。
中も広くてとてもいい感じ。
なんとミラノで最古の教会らしい。
中の装飾などもなかなかすごく、とても見応えがある。
壁画も美しかった。
サンマウリツィオ教会
最後はサンタンブロージョ教会から歩いて10分ほどの場所にある「サンマウリツィオ教会」へ。
外観はシンプルであまり教会っぽくもない。
中に入るとビックリ。
外観からは想像できないカラフルさ。
壁全面が絵画で埋め尽くされている圧巻の景色。
ちょっとしたアーチの中にまで絵が描かれている。
天井の模様もめちゃくちゃキレイだ。
ドゥオーモ以外の4つの教会では一番すごかったのでぜひ立ち寄ってほしい。
以上、今回はミラノ前編ということでドゥオーモや教会などを中心に紹介しました。
後編ではその他の観光スポットやミラノグルメについても紹介します。
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