鬼灯の袋
食用鬼灯の栽培を始めた頃、鬼灯を保存するのに実を覆っている袋が大きくて邪魔なので、袋から取り出して箱に並べて冷蔵庫で保存しても、秋だというのに一週間でみんなカビて腐り始めました。 一方、袋から出さなければ、冷蔵庫で保存しなくても、10月ごろに収穫した実が、なんと年を越せたのです。 袋を被っていても、色々な条件によって、数ヶ月も経てばいくつかは腐りますが、だいたい7、8割は1月に美味しく食べる事が出来ました。
そう、鬼灯の袋は中の実を、腐食からも守る非常に優れた組織である事に気付いたのです。
昨年秋に収穫した食用鬼灯。
年を越して、4月になってもまだ食べられそうな実がありそうでした。
下のトレイに入っている一番小さなのが、矮性種のハニーゴールド種
そこから時計回りに、 中間の大きさのスカットパール種 、
一番大きなオレンジチェリー種
昨年も年が明けたら食べようと取って置いた食用鬼灯を、食べるのを先延ばししているうちに忘れてしまっていたら、4月になって暖かくなってしまいました。本日(4月18日)慌てて、食用鬼灯を袋ごと入れておいた箱を集めて、袋を破って食べられる実があるかどうかを調べたら、腐って小さく真っ黒くなっている実があった一方、なんと半数近くが食べることが可能でした。
一番小さな矮性種:ハニーゴールド。
左側が腐ってしまった実。右側がまだ食べられた実
ちょっと酸っぱいが味が濃いスカッとパール種
左側が腐ってしまった実。右側がまだ食べられた実
一番大きくて甘いオレンジチェリー種。
左側が腐ってしまった実。右側がまだ食べられた実
あんな透け透けな感じの食用鬼灯の袋が、しっかりと中身を守っているのです。
家で育てている食用鬼灯3種の中で、
冬を越して4月になってもまだ腐らずに美味しく食べられた実を並べてみました。
左側から、ハニーゴールド種 、 スカッとパール種 、 オレンジチェリー種
袋を剥いて、一気に全部食べました。追熟していて味が濃く、美味でした。
鬼灯の袋は、中の実を守る素晴らしい袋です!
※余談ですが、右上のオレンジチェリーのように、500円玉くらい(よりも大きい)だと
ネットなどでは、一粒あたり数百円で売っているサイトもあります。
食用ホオズキは「フルーツミニトマト」の名で売られている場合もありますが、
ミニトマトと比べ、収穫率は非常に良くないので高いのかも知れません。
収穫率からすれば食料としての価値は低いと思います。あくまで嗜好作物かと・・・?
にほんブログ村
- 関連記事
-
- 梅は生でもうめっ! 2023/07/11
- こんな所からミニトマト 2023/07/05
- 来年ポットは大丈夫か? 2023/06/23
- 昭和メロンの古い種 2023/06/11
- 今年も噛みつかれた! 2023/05/29
- 菜の花 2023/04/29
- 鬼灯の袋 2023/04/19
- ちょっと躊躇する作業 2023/04/17
- 山菜の生えた雑木林の庭 2023/04/11
- 発芽、次々どんどんと・・ 2023/04/07
- 茎ごともいで食べる 2023/03/31
- 越冬野菜 2023/03/19
- ポットに種を蒔く。 2023/03/13