先日このブログで紹介した本『科学がつきとめた運のいい人』の中に書かれていた、運が良くなる条件として、「ひとり勝ちしようとしない」ことが挙げられていました。
本の中では、「自分だけが生き残って、他は全滅しようがかまわないという道より、まわりとうまく共存できる道のほうが、長く生き延びることができる」ということで解説してありました。その例として、最強の固体として進化したクロサイが、環境の変化にいかに弱かったのかが挙げられていたのです。
これを読んだ時、ふと心に浮かんだことがあります。それが「値切ること」です。それって何か関係あるの?と思った方もいると思います。
私の中では、自分だけが常に最大の利益を得ようとする「値切り」を突き詰めることと、最強の固体として進化したクロサイは、「個別の最適解を求めすぎる」という点において、同じ分類に入っています。
値引き交渉する側としては、自分の使うお金を最小にしようと画策するわけですが、逆側から見ると、自分の利益がどんどん減らされるわけです。それって、される側は面白いと思いますか?きっと、1度は許せても、2度目3度目となると、勘弁してほしいと思うはずです。学生時代、生協など販売側でバイトをしていたことがありましが、極限まで値切る客が来ると、正直うんざりしていた記憶があります。こんなことを書くと、関西人に怒られそうですが、極限まで値切ってくる客は、「ひとり勝ち」しようとしているようにしか見えませんでした。
この「ひとり勝ち」は、ようは自分のことしか考えていないってことですよね。そういう姿勢は、クレーマーや、モンスターペアレントなどに繋がっていると感じています。こうなると、完全にNGだと感じる方が多いと思いますが、個人的には根っこは一緒なのかなと感じてます。
近江商人の経営哲学のひとつとして「三方よし」がありますが、売りてと買い手、まずは両者が継続して利益を挙げることができて、さらに社会のためにもなる、そんな風に「自分だけ利益を最大化させる」ことがないような風潮が少しでも広がってくれればと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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