今回は、過去に飯田線を走行したが、自分が見ることが出来なかった車両から。
クモハ14007は1969年に廃車で、富士急に移譲。その置換直前の1982年の撮影になる。
東京から遠くないのに行っておらず、友人から誘われて置換直前に行く機会となった。
新宿2355発441Mで大月着144、河口湖行は220発の夜行?、これに7031が使用。
クモハ14の夜行列車の体験となった。4人掛け座席を同行の友人と占有して仮眠状態。
なお、この日は7000系3編成をフルに稼働と思われた。
富士急モハ7031←クモハ14007←モハ14023←モハ32023(1930年製)
窓はどうもアルミサッシに変更されていたが、全体的に思い描くクモハ14そのもの。
特に7031は、正面窓が木枠で雨樋が直線タイプ、身延線のクハ47061/063を思いだす。
床下配置は、抵抗器が運転助手席後ろ3位側に見えるため、偶数車に思える。
この様な車両を見ると、毎度ながら、よく残っていたものだとつい感心してしまう。
そして、もう少し頻繁に来ればよかったと後悔も毎度のこと。困ったものです。
身延線のクハ47061(参考)、クハ47063も同様で、正面は雨樋が直線で窓が木枠。
正面運転席側窓枠が上側が大で窓が少し下がっているように見られ、ワイパーが
窓上にある点など似ている点が多いと感じた。なおクハ47061は運転助手席側窓下で、
テールランプの下のステップがないため、存在するクハ47063との区別が可能。
増補版 飯田線の旧型国電(P154)に1966/03の配置表があり、クモハ14については
飯田線で合計19両配置。豊橋機関区5両、中部天竜機関支区5両、伊那松島機関区9両。
クモハ14007は、中部天竜機関支区配置となっていた。なお、クハ18の配置もあり。
出来れば連結相手はクハ18か、クモハ14の電装解除とかであればもっとよかったのに、
などと勝手に妄想してしまった。
参考:旧型国電車両台帳
国鉄電車のあゆみ(30系から80系まで)
鉄道青春時代 国電Ⅲ(P44)
JTB時刻表1982/09