「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜幻の名著!…『ラブゼネレーション』(早川義夫)

このブログは私の個人のものだけど、ウチ(SA)の会社のブログにも書いています。読んでね。毎週火曜日が私の担当です。(^J^)


SAトレーナーブログ  小野塚:オトコのあこがれ!混浴!?
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文庫:ラブ・ゼネレーション (ROCK文庫)

文庫:ラブ・ゼネレーション (ROCK文庫)


数々のミュージシャンに影響を受けてきた私だが、最も好きなミュージシャンをひとりあげると誰?と聞かれときに、真っ先に浮かぶのは、早川義夫だ。(^^♪ なぜならば音楽観が最も近いからなのだ。


伝説のロックバンド、ジャックスのボーカル&リーダーで、その早すぎた音楽性と繊細かつ狂気を秘めた歌声と異様で繊細な歌詞は、後に日本のパンク・ロック等のさきがけとして一部に熱狂的な評価を受けるようになる。「からっぽの世界」が最も有名だ。


その後ソロになりサルビアの花」などを発表し、数々の歌手がカバーをするが、24歳で音楽業界から忽然と姿を消して引退。本屋のオヤジになる。そして47歳で奇跡の復活。アルバム「この世で一番キレイなもの」を聴いた時には、こんな純粋な人がいるのかと、涙が出た。その彼の1972年に出された初めてのエッセイ集がこの本。長い間、廃刊になっていたが復刻したのを入手したのだ。今でも廃刊かも!?

久しぶりに読み返してみて、じーん!ときちゃいました。そのエッセンスを紹介しよう。


美人喫茶に美人なんかいないのと同じように、フォークコンサートにもフォークソングなぞない。むろん、ロックコンサートでもそうだし、当然、歌謡番組でも、歌謡曲なぞ聞けない。歌は歌のないところから聞こえてくる。


ほんとうにいいものを読んだり、聞いたり、見たり、ふれたりした時は、すぐさま拍手なぞできず、絶対、間があるはずだ。


形に出たものは、形にあらわすことができないものの、たかが効果音である。


歌の本質は、悲しみを忘れされるためにあるのではなく、悲しみを忘れさせなくするためにある。


左の左は右です


やはり、歌が伝わるとか伝わらないということではなく、歌う人間が伝わってこなければ駄目なのです。


線はのびていくことができるが、点は、のびようがない。しかし、点は爆発する。


足りない足りないと、やたらぼやきが多いけれど、ほんとうは足りないんではなくて、よけいないものが多いのだ。


伝えたいことと、伝えたい人がいれば、才能はなくとも、歌は生まれると、僕は、いまでも、思っている。


ジーン…いいよね〜…、特に最後の言葉は、私の音楽観でもあります。オススメ!(^^♪


早川義夫 オフィシャルウェブサイト
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