- 作者: マダム・ホー
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2008/01/13
- メディア: 新書
- 購入: 6人 クリック: 178回
- この商品を含むブログ (41件) を見る
・欧米式のゆとりあるライフスタイルには、「教養」「上手なお金の使い方」が伴います。しかし、今の日本人にはそれがないのです。
その理由としては、「ゆとり教育」や「軽チャー」「お笑い」などが肯定された結果、下品で頭を使わない日本人が増えてきたことです。
・日本におけるお金持ちの定義は働いて得るお金の額面をモノサシに考えますが、一方、海外では本業からの収入以外の方法で「お金持ち」になってる人が大勢います。ハリウッドスター、プロスポーツ選手、政治家に共通している点は「一寸先は闇」であることです。万が一に備えて投資をしてきた人々は、収入が下落していっても不労所得がその分を支えるので、結果的には同じようなライフスタイルが維持出来ているです。
・アメリカでは投資をするときに、「2倍の法則」と「72の法則」を最初に教わり、目標金額達成まで何年かかるかを計算し、人生計画を立てるのです。
「2倍の法則」とは、100万円のお金を約7回、2倍にしていくと1億円を超えるというもの。次に1億円をつくるまでに何年かかるかと計算します。これが「72の法則」です。72をあなたがする投資の利回りで割れば、2倍にするためにかかる時間が計算できます。
・100万円を日本の銀行に預けて1億円にするのに、約1440年。同じお金を投資に回してレバレッジをかければ、1億円にするのに、7年!海外からは「日本人は世界一愚かなお金持ち」と言われても仕方がありません。
・相手に借りをつくると一生、その相手に対して頭が上がらない「弱い立場」になります。逆に貸しをつくるようにすれば、あなた自身は覚えていなくても相手はあなたがしれくれたことを心の片隅に刻んで覚えているものです。こうやって「信用」をこつこつと築いていけば、あとで思いもかけない大きなプレゼントになって返ってきます。
・結婚直後に、親の介護という不可避の事態によって、コーラも買えないほどの貧乏のどん底に落ちた経験から、私は次の4つを学びました。
1 親の介護や突然の解雇など不可避の事態に備えて、投資による不労所得を確保すべき
2 若くて働けるうちにできるだけ多くの仕事をして、投資のための「タネ銭」をつくる
3 やり直しが効く若いうちに、失敗を恐れずに経験を積む
4 お金の問題はお金が解決してくれる
・信用を演出する「お金持ちの3種の神器(持ち物編)」
1 ロレックスの時計
2 モンブランのペン
3 メルセデスベンツ
・知識武装するための「お金持ちの3種の神器(プロ集団編)」
1 経験豊富な弁護士
2 優秀な税理士
3 主治医(精神科医)
・映画「マルサの女」のシーン。「普通の人間は、コップに水が少したまったら、飲む。またたまったら飲む。のどが渇いたといって、また飲む。しかし金持ちは、コップがいっぱいになっても、のどの渇きをガマンして待つ。コップにたまった水があふれ出してきて、コップの側面を流れる水をなめるのだ」この言葉を聞けば、なぜお金持ちはお金持ちになるのかが、よくわかっていただけるのではないかと思います。
・「三つ子の魂、百まで」ように人の生活態度が、ビジネスやお金の成功に大きくかかわってきます。アメリカは「信用」を「借りた金を返す約束が守れるか」で見るクレジット社会です。じっくりと時間をかけて上質のワインを醸造するように、あなたも時間をかけて「上質の信用」をつくりあげて下さい。
ああ…そうか、20代で一億円作っておくべきだった…。(笑)。いまからでも遅くない!(^。^)