2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧
晴れの土曜日。暖かい。 午前中は自転車に乗って返却期限が迫っている本を図書館に返しに行き、本屋に寄って坂崎かおる『嘘つき姫』を買って帰る。坂崎かおるはこれから来るというか、たぶん大物になると思う。 午後は祖父も一緒に家族でお墓参りに行く。墓…
晴れの金曜日。 久しぶりに『善の研究』読書会をする。読書会中にパソコンがうまく使えないと困っている人について様々な研究分野の人がタッグを組む一大研究プロジェクトを組織して、世界各地のパソコンに苦労する人を助けるという壮大な夢を思いつく。『善…
小雨の木曜日。年度末なのでバタバタとしていたら一日が過ぎる。 他大学に移られる先生とお昼ご飯を食べながらお話しする。どうも様々な理由から体調不良の人が多いらしい。心配。
晴れの水曜日。上海の甫東空港でトランジットする。空港を歩いていたらお茶屋さんがあったので見てみると茶器が充実していて、荷物にならなかったら思わず買ってしまいそうになった。いつか中国茶器を一式揃えたい。とりあえずたくさん並んでいるお茶っ葉の…
小雨の火曜日。この時期のエディンバラは小雨ばかり。そういうものらしい。エディンバラを出発する。朝4時に起きてバスに乗り、小雨のエディンバラを出発する。行きしに街中と空港の間のバスの往復チケットを買っていたのだけれど、チケットはもはや印刷の消…
小雨の月曜日。 スーパーでイチゴを買ったので朝ご飯にいただく。スペイン産らしい。大小様々入って2ポンド30ペンスなり。味はおいしいイチゴだった。日本だとイチゴは品種名で売っているけれど、こっちではstrawberry で売っている。日本の果物市場は資本主…
晴れの日曜日。 早起きして一仕事をしてから、スコットランド国立博物館にルイス島のチェスを観に行く。実物は結構良かった。同じところにクローン羊ドリーの剥製もあった。ドリーは回転する台に置かれ、ゆっくり回転し続けていた。 サンデーローストなるも…
風の強い土曜日。 日本とつないで早朝5時から西田読書会をする。物自体と自己の話になるので議論が大変盛り上がる。ここが私たちの哲学への関心のホットスポットであり、人によって立場が分かれ、それぞれの世界観の違いをもたらすのだと実感した。 ちょっと…
風が強く、雨から晴れまで天気の変わりやすい金曜日。気温は大阪と変わらないぐらいであまり寒くはないのだけれど、この天気の変わりやすさは瀬戸内海式気候にはないものだ。大学に通ってぼちぼち研究と仕事に励む。 ロンドンでもエディンバラでも、頻繁に「…
薄曇りの水曜日。風が強い。 数日のエディンバラ滞在だけれど都心部ど真ん中に大学があると大変に便利なのだと実感する。阪大も中之島にずっとあったら便利だったろうに。 エディンバラは急峻な岩山に築いた城塞の周辺に展開する都市なので、旧市街は急な坂…
小雨の水曜日。少し寒い。 昨日会った若者の一人が僕のツイッター(だったもの)をフォローしてくれたようで、ちょっと驚く。そんなに見つけやすくはないと思ってたんやけどな。とりあえずフォローバックする。 本屋さんに行く。せっかくなので2軒回る。いろ…
薄曇りの火曜日。 近所のカフェで昼ごはんにスコティッシュ・フルブレックファストを食べる。スコットランド名物のハギスなるものを始めて食べる。独特の風味の柔らかいソーセージだった。フル・ブレックファストを食べるのは楽しいのだけれど、肉と油ばかり…
雨の日曜日。 昨晩は妙に右肩が痛くて何もできず、早く寝てしまった。その代わりに朝4時に起きている。 イギリスに行けばおいしい紅茶を飲めるかというとそんなことはない。自分でちゃんと紅茶をいれることができないため、紅茶生活の質は大幅に低下している…
晴れの月曜日。エディンバラは非常にコンパクトな街であらゆるものが歩いてすぐの距離にある。急な坂を切り開いて造った狭い街であるエディンバラと、平らで街が大きく広がるロンドンとでは性格が大きく異なるみたいだ。 アリス・マンローの「キャッスル・ロ…
晴れの土曜日。時差ボケで早く目が覚める。 朝ご飯を食べてロンドン探索に出かける。平らで歩きやすい街である。ハイド公園からバッキンガム宮殿へとぶらぶら回る。ランニングをしている人も多い。ザ・マルではペリカンたちがバッキンガム宮殿の方向に行進し…
晴れの金曜日。 不安で寝付きが悪い。準備はしたから大丈夫だと思うのだけれど、不安が残り、うまく寝られない。 不眠の人は常にこれくらいの不安にさらされているのであるかと思い、その生の厳しさの一端に触れたような気もするが、それは私の傲慢かもしれ…
晴れの火曜日。仕事を片付けて、ホワイトデーらしくチョコレートとプリンを買って帰る。病院に行っていた妹が、検査の数値がよかったとのことで、機嫌よくアップルパイを買ってきていたのでお菓子の多い家になる。上等な紅茶を入れていただく。 明日から出張…
晴れの火曜日。 突然押しかけるように送ったメールにお返事がある。大変ありがたい。 ネパールのお土産や部屋の整理をしたら出てきたものなど、いろいろと頂く。紅茶もいただけるらしい。これまたありがたい。 思いもよらぬ人が結婚されたと聞いてみなで驚く…
雨から曇りの火曜日。 人文科学の専門家なら人の心がわかるだろうと期待されている節があるのだが、そんな魔法みたいなことができたらこんなことになっとらんですがな。 人の心がわかりたいかと言われると、特にわかりたくもないというか、だって人の心の中…
晴れの月曜日。 弟が帰る。退屈だから月1か二カ月に1回くらいは帰ってきてよと言ってめんどくさがられる。弟は乗る予定の飛行機が飛ばなくて、予定よりも遅くなるも、無事に帰る。 上野直昭書簡が発掘され、九鬼の伝記的事実に関する様々な情報がこれから明…
晴れの日曜日。今日は法事。 出隆自伝を読んでわかることは、戦前の東京の哲学を考えるには桑木厳翼の研究が必要ということ。あと昭和前期に哲学の危機や危機の哲学といった言葉が流行したみたいなので、それが何だったのかを考えるという仕事はありそう。 …
雪の土曜日。朝から勤行に参加する。お経だけだと思ったら、仏舎利を見せてもらったり、摩尼車を回させてもらったりと充実していた。信仰が根付いていて、多くの信徒に支えられている寺院のようだった。 研修する。みな哲学に期待があるらしいのだけれど、期…
晴れと雪の金曜日。 大学の研修旅行運営業務のために高野山へ行く。約10年ぶり3回目の高野山行きである。 高野山までの電車の中でつれづれに昔の思い出を書いたのだけれど、まだ高野山は遠く、道半ばでしかない。遠い。 ケーブルカーに乗ったら複数言語で高…
研修旅行運営業務のために高野山へ行く。約10年ぶり3回目の高野山行きである。 前の時は海外からのゲストを引き連れて行った。ガイドさんがとても丁寧に説明してくれたのだけれど、それを日本史を知らない海外の人に英語で説明するのは大変な困難というか、…
晴れの木曜日。ぼちぼち仕事をしたらやっぱり夕方には眠くなる。疲れやすすぎる… 疲れて難しいことをする元気がなくなったら出隆の自伝をめくる。出は思想的立場が異なる人とも、交友していて、興味深い話がいろいろとある。平泉澄が敗戦直後に辞表を出して…
曇りの水曜日。寒い。 仕事をしたら夕方には眠くなった。あまり体力が続かない。 出隆の自伝にはたまに和辻哲郎が出てくるのだけれど、売れっ子学者としてではなく、たいていは大学で苦戦する人として語られる。大学時代の同級生は優秀なお金持ちの「紀尾井…
雨の火曜日。荒天。 なんてお返事するのがいいだろうとか、どう言えばいいだろうとか、そういうことを考えているうちに時間が過ぎていく。 今日は寒いなあと思いながら自販機で買ったコーヒーがアイスだった。迂闊…
晴れの月曜日。 あまりにも大きな欠落だと気が付かないことがある。例えば送られてきた原稿にタイトルがないとか。 博論を書いていたころは黒色のラップトップを使っていたので、論文中に「黒色のラップトップ」が具体例として登場するのだけれど、今はシル…
晴れの日曜日。 もっと政治・経済・法についての知識があったほうが良いのだろうと思うことがこの年になって多い。ルールとお金とモノのやり取りを考えないと片手落ちな気がするというか、自分は言語によるコミュニケーションのことばかり考えすぎている。 …
晴れの土曜日。たまに粉雪が舞っている。 桜の枝物を買いたいけれど、もう少ししたら出張に行くから止めておく。今年は見送り。 図書館から借りてきた本を読もうと思って開いたら何かがおかしく、よく見たら同じ著者の目当てとは別の本を借りてきてしまって…