神奈川県川崎市の塾|OKUNO塾のつぶやき

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【2025年度用】中学生クラスのカリキュラムについて

昨日に続いて来期の中学生クラスのカリキュラムプランをご紹介する。

 

 

【中学生クラスのカリキュラムプラン(1/16日時点)】

英単語:そのまま(一部タブレット学習も導入)

英文法:文型重視のテキストに変更予定

英語読解:神奈川の公立高校入試の問題形式に合わせた教材へ変更予定

英文法小テスト:そのまま

英語リスニング:そのまま

数学:そのまま

計算:計算問題がランダムに混ざっている教材へ変更予定

理科:そのままの予定だが、難易度が高いので勉強が苦手な生徒が多い学年は、もう少し易しい教材もありか

理科小テスト:そのまま

地理:変更予定、地図をベースとした教材に変更予定

歴史:変更予定、一周をさらっと終わらせてから、深く勉強していく教材へ変更予定

公民:そのまま

歴史小テスト:そのままか、あるいは全体を一気に学習できるテストに変更

語呂合わせ小テスト:そのまま

GT:変更予定

 

 

今年は大きな変更はないと思っていたが、書き出してみると変更だらけだった笑。

 

OKUNO塾は毎年のようにカリキュラムを見直し、使う教材を変更している。今では、教科書準拠の教材を普段の授業では使わなくなったが、これは学校の定期テストが教科書に沿った内容ではなくなったからというのが一番大きな理由だ。

 

 

このように、環境の変化に合わせて常に変化していくことで、生徒たちの学力を伸ばしていけると思っている。正直、街の小さな個人塾の中では、相当学力は高い方だと思っている。今年の中3も中2も、模試の平均偏差値は60ある。

 

 

2020年に開校して、塾としてはまだまだ新しい方だけど、このように周りの環境に合わせながら指導をしていくのは本当に大事。小さい塾だからこそ、変化に適応できるのだと思っているけど、これは小さい塾だからこそのメリットだろう。いまだに教科書準拠の教材を使っている塾は、おそらく環境に適応できていない。というより定期テストの分析ができていないと思う。

 

 

さて、来期の教材変更はいくつかあるが、私の中では大きく2点変更をしたいと思っている。

 

 

1つ目は、動画教材を積極的に取り入れていくこと。

 

特に新しい単元を予習するときは、動画教材を使った勉強が非常に効果が高い。特に中学1年生は、新しい単元だらけなので、動画で授業を見て勉強すると、どんどん覚える。今年の中1の生徒たちに動画の授業を取り入れてもらったら、ものすごく伸びた。

 

 

特に社会は親和性が高いね。自分でテキストを使って予習をすると、どうしても習っていないところだらけで勉強がつまらなくなり、結果的に答えを写したりしてしまう。テキストを2周してもらっても全然伸びず、どうしようか悩んでいた際に、動画授業を取り入れたら、非常にできるようになってびっくり!

 

 

今の子たちには特に動画は相性が良いのだろう。小さい時からYoutubeなどをよく見ているからね。ということで、来期は動画授業をどんどん導入していく予定だ。

 

 

そうしてもう1つの大きな変更点。

 

 

それは、ラウンド勉強法の導入である。

ラウンド制とは、英語教育などで最近取り入れられている。

ラウンド授業とは?
教科書を2~3ヶ月を目安に何回も繰り返す授業です。ラウンドごとに重点化される領域を定め、全単元を何度も繰り返して学習します。

 

本来は1ラウンド目でリスニング、2ラウンド目でリーディング、3ラウンド目でライティングというような勉強方法をするのだが、OKUNO塾の言うラウンド制はこのもともとの使い方とは異なる。

 

 

それは、1周目は動画授業で中1の単元を全部終わらせ(1ヶ月ほど)、2周目は簡単な問題集を終わらせ(2ヶ月ほど)、3周目はちょっと難しめの問題集を終わらせ、といった具合に、何度も勉強することを意味している。

 

 

これまでは他塾と同様に1冊200ページほどある教材を使って、1年をかけて1冊を終わらせようとしていたけど、この勉強の仕方は全体像が掴みにくいことと、時間がかかりすぎて前に習った単元を忘れてしまうという問題点がある。

 

 

こうして、勉強の成果がなかなか出ない生徒がいて、テキストを変えたりして対応したのだが、おそらくスタートは動画授業などでインプットをしないとテキストだけでは学べない生徒がいることがわかった。

 

 

だから、まずは動画授業で、それも基礎的な内容だけを解説した授業を見てとりあえず1年分を終わらせる。中1の6月くらいには中1の内容は全て動画授業で見終わっているというレベル。

 

 

そして、2ラウンド目は、動画ではなくテキストで基礎問題を解いていく。それが終われば、3ラウンド目は難しい問題を解いていく。なるべく薄いテキストを使って、1冊1冊が3ヶ月以内で終わるように意識する。

 

 

負荷をかけすぎて1冊に時間がかかりすぎると、おそらく伸びない生徒が大勢出てくる。途中で入ってくる生徒は、その時点での学力レベルをしっかりと分析する。動画授業からやった方がよければ動画授業から勉強してもらうし、結構できる科目は、難しめの教材からでもいいだろう。

 

 

中2だからとなどという理由で焦るのはダメ。結局基礎に立ち返った方が長期的に見れば伸びていくし、テキストだけでインプットができない・あるいは要領が悪い場合は、動画授業でインプットをしてほしい。

 

 

特に数学や理科などは、プロの解き方をしっかりと身につけてほしいので、正しいインプットが大事だ。でも、テキストで勉強してしまうと、解説を読まず、いつまで経っても自己流の効率の悪い解き方から脱却できない生徒が出てきてしまう。

 

 

だから、動画→簡単な問題→難しい問題といった具合にラウンド制を導入して、勉強してもらうような流れを作っていきたい。なおこれは、授業でということではなく、自主勉強での話である。自習が身になるものになってほしいので、答えを写したり、いつまでも解き方が身につかない問題を今年からは0にすることが目標である。

 

 

来期は

・動画授業の拡充

・ラウンド制で自習をどんどん進める

 

がキーワードになってくると思う。これで生徒たちの学力がさらに伸びることを期待している。みんな、志望校の可能性を少しでも広げてくれるいいね。

 

  翻译: