2025年のお正月は、例年以上に年賀状をいただく数が少なかった。年齢を重ねるに連れて年賀状をいただく数は減ってきていたが、それでも今年は少ないなと感じている。
テレビやラジオでも同じような話が出ていて、郵便料金の値上げがあったことや、ここ数年「年賀状じまい」をする人が増えてきたからだとのこと。「今回で年賀状を出すのは最後にします」と宣言する年賀状じまい。数年前から一般的になってきて、私の元にもちらほら届くようになった。
年賀状じまいにいくつか方法があって、年賀状に「今年で最後にします」と書くこともあれば、年賀状を出さずに寒中見舞いに「年賀状は出さないことにしました」と書くこともあるだ。「終活」の一つとして年賀状じまいを考える方が多いようだが、最近では単に「SMSで挨拶するからやめる」という方も多いのだとか。あまり好きなことばではないが、最近言われる「タイパやコスパが悪い」ということもあるのだろうと思う。
今年も何通か「年賀状じまい」のお知らせをいただいたが、なるほどそうだよなと思うような文面の方もいれば、一方的に縁切りをされるように感じる文面の方もいる。考え方は人それぞれなので何が正解ということはないが、個人的にはまずはSNSで繋がっている方への年賀状をやめて、それから2年ほどいただかなかった方とのやりとりをやめるなど、徐々に「しまう」ことにしたいと考えている。
何かを始めるよりも何かをやめる方が難しい。そんなことを思う「年賀状じまい」だ。