ヒペリカムの挿し木を真冬に始めたハルハナが作った、室内置き用手作り温室の作り方をご紹介します!
暖かい時期に種蒔きしそこねちゃった! という方や、興味本位でさし芽や挿し木をしたけど、温度が足りないよ! という方の役に立てば、うれしいな。
用意するもの
- 発泡スチロール箱
- 新聞紙
- 湯たんぽ
- ブックエンド(本が倒れないように抑えに使う、自立する鉄の板)
- 気泡緩衝材(プチプチ)
- テープ(セロハンでも養生でもマスキングでも、なんでもいい。画鋲でもいい)
以上の物品を以下のイラストのような具合に置きます。ハルハナ、絵心はないっていうか求めたことがないっていうか、執着も向上心も持った記憶がない。
黒枠が発泡スチロール箱
左から、
オレンジの丸:湯たんぽ
灰色のぐしゃぐしゃ:ぐしゃぐしゃにした新聞紙
緑の線:ブックエンド
青い入れ物:水受け皿(の上には鉢が置いてある)
灰色の1本線:プチプチ(必要な個所をテープで留める)
箱の外のオレンジの丸:太陽
注意点などをつらつらと書きます。
湯たんぽと鉢の距離が近いと、鉢がけっこう熱くなりました。それをやわらげるために、新聞紙を丸めて、距離を取っています。
湯たんぽが鉢の側に倒れてくると悲劇なので、気を付けましょう。湯たんぽから手を放しても、ブックエンドで抑えられていれば、大丈夫。うまく抑えられてない場合は、ずるずると動きます。
この温室の効果は、以下のツイートから続く一連の温度観察を参考にして下さい。(一番最初の温度報告ツイートは、今ご紹介したのとは違う方法を取っていましたので、外しました)
1月31日 湯たんぽに熱湯いっぱい入れると、箱の中が40度近くになる 30度以下になるようにする
— ハルハナ (@haru_e_hana) 2022年2月1日
2月1日朝 13度 水やり
お湯替え1時間後 25度
花瓶のヒペリカムの葉と、さし芽した葉が全然違う。さし芽は乾燥してる。ほんとにだいじょうぶかな???
10度は下回らず、高くて36度前後のことが多いです。
わたしは朝晩に湯たんぽのお湯を入れ替えています。量とお湯の内容(沸かしたて、前日の残り)でだいぶ変わるので、あくまでも参考です。それから、珍しい形の温度計を使っているので、温度計の場所も一定ではありません。理科の実験には程遠い。
また、新しい芽が出るまでは、プチプチではなく、発泡スチロール箱の蓋や、ボール紙を使って温度を調整していました。芽が出たのに光合成できないのはよくないと考え、プチプチに変えたのです。その報告が、以下の記事です。
shokubutsu-nikki.hatenablog.com
2月18日現在、この温室で、4本中2本から新芽が出ているのを確認しています。新芽が出たのは、同じ鉢の2つです。鉢の厚さが違うので、その辺も考慮の必要があるのかもしれません。芽が出たのは薄い鉢です。側面を押すと、曲がっちゃうような鉢。
以上、室内用温室の作り方と、その効果でした。