とっても久しぶりの更新になってしまいました…
…まだまだ見にきて下さっている方はいるのだろうか?
私は元気なのですが、ブログを書くだとか、喫茶ルポの絵を描くだとか、そういった一人でじっくりと楽しむ時間が何だか後回しな日々でした。
あっという間に感じる毎日。
その間に訪れた喫茶店の備忘録を綴ってみたいと思います。
いつものように日記的なものなので、店舗情報など実用性のない記事ではありますが、行ってみよう〜
ヘッケルンのババロア
実に2020年以来にいただいてまいりました。時々しか出ない、特別メニューは完全予約制。お電話では受け付けていません。
ババロアソースは旬の特別な素材。今回は広島のレモンです。
黄色い世界の幸せ。今回は、夫も。友人と三人でモーニング。タマゴサンドにツナサンドもいただき、朝からお腹はいっぱいに!
毎日大盛況のヘッケルン。とってもお忙しく動き回るマスターだけど、時短料理を行っているわけではない。
三日間かけて作った、手間ひまのかかったソース。
ソースに入っているレモンの皮は苦味があるけど渋い苦味ではない。
絶妙なタイミングで取り出し、甘さとフレッシュさが入り混じるソースを作る。さまざまなタイミングを試して完成させる。
フレンチで鍛えた繊細さのある、だけど庶民的でもある「喫茶メニュー」、マスターの江戸弁のトーク、ひまわりのような笑顔。
さまざまな魅力で50年以上、狭いキッチンにひとり立ち続ける。頭上の棚の食器〜左の包丁〜右のフライパン。
一度も腰かけず、朝から晩までコックピットのような空間で動き回る。
人生経験も豊富で、私は以前、一度だけ人生相談的なものをしたことがある。
すると、一瞬で温かくなるような、鋭い言葉をぽつりとくださり、胸に刺さった。
それはテニスボールみたいに、一瞬で打ち返ってきた。
喫茶店という人々の日常の暮らしの延長にある場所で、公平にいろんな人やものを日々見ているからなのかなって思う。
ヘッケルンは聞けば聞くほど色々な方がいらしているし、ここではいろんなドラマが起きている。
それらをマスターは日々普遍的な感覚で見て、どんな人にも公平に接する。
冗談を交わして笑いに変えたり。突っ込んだら突っ込まれたり。話しかけられたくない人を察したり。
ご苦労と信念と、人と心の通わせる日常の積み重ね。マスターは殆どお休みされないし、当たり前のように常連さんに日々接し、必ずおいしいものがスッと差し出される。
すごいお人だなあと毎回思ってしまいます。
これからもお元気で。
…え〜〜〜、さっそく文が長くなりすぎちゃったよ。
この後はなるべくコンパクトに…(予定)
カフェラパンのブレンドコーヒー
自火焙煎のお店のひとつで、私の仕事場から数分で行けるお店ではいちばんにおいしいなって思う。
私の元気のバロメーターはコーヒーで、まず、元気がよくて暇だとコーヒーがおいしい。笑
で、元気がよくて忙しいときもおいしい。
そんな時、コーヒーは薬のようにホッと安らぐ癒しに変わる。
仕事場の近くでコーヒーが飲みたい時というのはたいてい心が折れそうな、とてもくたびれている時です。
イラストを描く作業は、けっこうハードなんですよ〜。目も肩も酷使するし。Apple Pencilを持つ指もぼろぼろです。中指のぺんだこはぽっこりと、人差し指の腹部分もカッチカチ。
週5くらいでヨガやって、週1でマッサージに行っても追いつかないくらい肩こりです。←これは姿勢の悪さやスマホの見過ぎ等もありそうですが
楽しく好きなものを描いていそうと思われがちですけど(そんなことない?)、夕方あたりは疲れて、でもまだ描くものいっぱいある…なんて思って、心がしょんぼりします。
なので、濃くておいしいコーヒーを飲むと、ほんとに泣きそうになるんですよ〜。あー救われた〜、なぐさめられた〜ってなります。
私にとってコーヒーはずっと「慰め」なんですよね、なんか。
↑ちょっとネガティブな思考かもしれませんが。
ちなみに忙しく元気もない時はコーヒーも受け付けられず、そんな時は特に辛い。月2くらいで訪れるコンディション。眼精疲労と肩こりでPC見るのも辛いとき。もう、職業病というか。
そんなに忙しいのかよ!?って感じですが、でもけっこう追われる時は追われるんです〜
そんなわけで、今どんなコーヒーが飲みたいかは、自身の体調のバロメーターとなっています。安っぽいコーヒーがちょうどいい気分の時なんてことも。コンビニコーヒーとか。
石打の邪宗門
夫と温泉旅行にでも行きましょうや、ということになり、新潟まで行ってきました。
旅行記は別途ここに記したいと思っているのですが、その時に念願の石打の邪宗門にも行ってきましたよ!
かっこいい建物と空間。
はきはきと明るく、お優しい雰囲気のマスターやスタッフさん。
アンティークな小物や古時計(邪宗門といったら古時計というイメージがあります!)。
天井の梁も年季があって…。
スキーシーズンに賑わうであろう、ローカルな環境でここだけ別世界でした。
氷いっぱいの銅の食器(かな?)に注がれたアイスコーヒーもおいしかったです。
ここをおすすめくださったのは、世田谷の邪宗門のマスターです。邪宗門でも特にかっこいいよ!って。
コロナ前からずっと頭にあったんですよね。石打の邪宗門。行けて嬉しかったな。
世田谷のマスター、ご高齢ですがお元気かな…
ブリッヂのメロンパンケーキ
この「映え映え」なパンケーキをついに食べてしまいました!
大きいから最初友人と分けっこするか?と思ってたけど、いやいや一個で正解。食いしん坊な方ならペロリです!
中に大きなメロンの果肉がごろごろと入っているのもテンションが上がります。
そしてとってもおいしかったです。
正直、見た目はすごいけど味はどうなのか?よくわかっていませんでした。
だけど最近テレ東の夕方の番組でやっていた純喫茶特集によると(録画して見てみました)、マスターが代替わりし、息子さん(だったはず)の代になり、お店のメニューの味を見直したそうなんです。
なので、アイスコーヒーも10年前に来た時よりもおいしかったですし、店内も一層おしゃれになったような?
素敵なイラストも飾ってあって、イラストレーターの友人とそこに行ったものだから、その絵をきっかけに自分達の作風やタッチの話で盛り上がったりして。
あんな、スッとした線描きたいねって。情報を省いているのに情景の伝わる絵だったので、いいねえって。
…なんて、友人はイラストがとーっても上手なんですけど。
私、今もまだ自分の線を模索中でして。
いつか描けるかな。自分の線。
その友人とも久々に会えたんですが、ブリッヂでゆったりとした時間でおしゃべりできて幸せでした!
ペチコートレーンのコーヒー
これは、家で仕事をしていてつかれた際に、息抜きで足を運んだ喫茶店のコーヒー。
…どういうふうに慰められたかは、先ほどのカフェラパンの時とほぼ一緒なので以下略でございます。
ギャランの〆パフェ
友人と飲んだ帰りに立ち寄ったギャラン。
夜の上野アメ横エリア、飲み屋街ですが激混みでした!
祭りかな?という賑わいよう。
ギャランは昭和ムードのギラギラさも、純喫茶ならではの王道メニューも大好きです。制服も良いし、マッチも可愛いし、遅くまでやっているので重宝します。
まあでも、お値段は高いですね!パフェも1000円近かったような。コーヒーも飲んだので1700円くらいに!
駅前だし、場所代かな〜、いやたっけえ…
…なんて思いつつも、きっとまた活用してしまうんだろうな。
こんな感じで日々あれこれありつつも、喫茶店にはけっこう行っているのでした。
友人と。夫と。
なんていうのが多いんですが。
また時間を見つけてゆっくり自分のために、ひとり遠方喫茶も楽しみたいなとも思います。
まあこんな感じで、相変わらず喫茶店もコーヒーも大好きな毎日です。
ではまた。
marble marble マーブルマーブル
- 東京在住のイラストレーターの日常の記録。
- 人見知りですが、せめてブログはマーブルチョコのようにカラフルになるよう「marble marble マーブルマーブル」としました。
- ◾️喫茶巡りが趣味。通った1000軒ほどの喫茶店を【純喫茶リスト】にエリア別にまとめてます。
- ◾️Instagramでは、【喫茶通いのイラストルポ】を更新中。ここにも載せています。
◾️40代半ばから似合う服について考えるようになり、【ワードローブ】の研究記事も。 - ◾️ご感想などこちらまで:marble●tellacoli.com(●→@)
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