こんにちは、フードライターの浅野陽子です。
いよいよ来週から宣言明け!
自粛最後?の週末は、家でクッキングはいかがでしょうか。
すでにいろんな人がいろんなコツを公開していますが、今回は私がフードライターの取材で、イタリアンのシェフに習った「カルボナーラがうまくいくコツ」を紹介します。
プロは「カルボナーラはそんなに難しい料理ではないのに、なんでみんなコツが知りたいの?」と思っています。
ポイントはとにかく「温度管理」。
よく「生クリームを入れるか入れないか論争」がテレビ番組のネタになっていますが、細かいレシピよりも、ソースの温度を熱く保ちながら、卵液をうまく仕上げられるかが重要です。
誰でもうまく作れるよう、わかりやすく解説します。
ベーコンとチーズはブロックがいい、生クリームは入れた方がおいしい
カルボナーラは日本人に人気で、作り方も無数に紹介されています。
「カルボナーラ レシピ」と検索すると914万件も出てきました!
今回は私の定番レシピに、シェフに習ったコツを入れて解説します。
私も卵のみで作ったり、卵黄を入れたり、いろいろやってみました。
伝統的なイタリアンのレシピを再現するなら、生クリームは不要ですが、やっぱり入れるとなめらかになって、絶対おいしいです。
そして、ベーコンはスライスでなく、かたまりで売っているブロックベーコンを使うのが断然おすすめ。
チーズも缶入りの粉チーズではなく、パルミジャーノかグラーナパダーノを削って使ってください。
ベーコンとチーズから出るうま味が、このパスタの要になるからです。
外で食べるカルボナーラは濃厚すぎるときもあり、私は玉ねぎ(スライス)を少々と、エリンギを入れて、最後まで飽きないようにアレンジしています。
なにはともあれ「ソースの材料を常温に戻して」が最大のポイント
そして、せっかく材料にこだわっているので、この鉄則を守ってください!
最初にソースの材料を冷蔵庫から出して、常温に戻す。
ベーコンをこんがり炒めても、パスタを絶妙なアルデンテにゆでても、冷蔵庫から出したての冷えた卵や生クリームで作ると、ぬるなっておいしくできません。
一度この通り、ぜひ作ってみてください。
[レシピ]取材でシェフに習った「誰でもうまく作れるカルボナーラ」
[材料]1人分
- スパゲッティー(太めのタリアテッレなどでも)90g
- にんにく(薄切り)1片
- ベーコン(ブロック)30g(1cm幅の棒状に切る)
- 玉ねぎ 1/8個(薄切り)
- エリンギ 1本(長さを半分→タテ4等分)※マッシュルーム3〜4個を4つ割でも。
- 生クリーム 大さじ2
- オリーブオイル、塩、粗びき黒こしょう
ソース
- 卵 1個
- パルミジャーノチーズ(おろす)大さじ2分
- 生クリーム 大さじ1
- 塩 ごくごく少々
[作り方]
- まずソースの材料を冷蔵庫から出して作っておき、常温に戻す。
ボウルに卵を割り入れてよくほぐし、生クリームと塩を入れ、パルミジャーノをおろしてよくまぜ、ソースを作る(チーズおろしがない場合は、大根おろしで削っても)。
昼にカルボナーラを食べたいなら、朝起きてすぐこのソースだけ作っておいてもOKです。 - パスタのゆで湯を沸かしながら、具材をカッコの通り準備する。
ゆで湯を沸かし、その間、カッコの通りに具材を切って準備します。
玉ねぎ、エリンギは入れなくてもいいけれど、あるとさっぱりして飽きずに食べられます。 - パスタをゆでながら、具材を炒める。
パスタの湯に塩(1Lに塩大1目安)を入れて、袋の表示通りゆでる。
その間、フライパンににんにくとオリーブオイルを入れて香りが出るまで弱火で炒め、玉ねぎとエリンギを入れてさっと炒め、ベーコンを入れて軽く焼き目が付くまで炒める。
フライパンに生クリームとパスタのゆで汁各大2を入れ、弱火で1分ほど煮て火を止める。 - ソースとパスタをあえて仕上げる。
フライパンの火は止めたまま、スパゲッティーがゆで上がったら入れ、、最初に作って常温に戻しておいたソースを入れ、よくまぜる。
皿に山高に盛り付けて、チーズ(分量外)をおろしかけ、粗引き黒こしょうも散らすす。
このやり方なら食べるときにも熱いまま。
濃厚ですが、エリンギと玉ねぎのさっぱり感でときどき中和され、飽きずに最後までおいしく堪能できます。
いかがでしたか?
今回は「[レシピ]取材でシェフに習ったコツを伝授「誰でもうまく作れるカルボナーラ」を紹介しました。
「カルボナーラはどうもうまく作れない!」というかたは、参考にしてみてくださいね。
今日も最高においしい1日を!
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