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新しき年の始めの初春のけふ敷る雪の伊夜しけ餘事大伴家持あたらしきとしのはじめのはつはるのけふふるゆきのいやしけよごと新しい年が始める初春の今日、降り敷く雪のように佳い事が覆いつくしますように。新しい雪のよう清らかに明るんで、ただただ美しい善きものが、余るほど残り積ってゆくように。この暗夜にあるからこそ、輝いて光り残らせて。新春の歌ですが『万葉集』の最終巻=巻第二十のいちばん最後に載っています。ラスト締める絶筆歌でありながら「始」「餘事」に歌集を編纂したあたり、籠められる祈りが謳われています。原文は「新年乃始乃波都波流能家布敷流由伎能伊夜之家餘其騰」結句の「餘」という字は「引き続いて後に残る」「余るほど残る」という意味になります。この「よごと」は「吉事」と翻刻してしまうことが多いのですが、この文字の意味その...清雪の餘、万葉集×新春
■『石上(いそのかみ)神宮⛩️』紅葉と静寂に包まれた古代から続く古刹(奈良県天理市)
目次 1 日本最古の神社の一つ『石上神宮』 2 日本最古の和歌集「万葉集」とも所縁の深い場所 3 古代ロマンの古道『山の辺の道』が通過する神宮 4 神の使い鶏が闊歩する境内 5 八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した神剣が祀られています 1 日本最古の神
#4466 このころの朝明に聞けばあしひきの山呼び響めさを鹿鳴くも
令和6年12月26日(木) 【旧 一一月二六日 赤口】 冬至・「麋角解(さわしかのつのおつる)」鹿の角先《まづ》一節《ひとふし》のわかれかな ~松尾芭蕉(1644-1694) 鹿の角が一節目に二股に別れていく事をもって、奈良で出会った弟子たちとの別れの言葉とした芭蕉の句で
もしも生きる時代が違っていたら違う接し方ができたのかもしれないひょっとしたら愛し合えたのかもしれない[1254]秋深 刈根之稲尓 生流穂之 應稔日者 今西不在…
#4451 荒熊の棲むとふ山の師歯迫山責めて問ふとも汝が名は告らじ
令和6年12月11日(水) 【旧 一一月一一日 先負】 大雪・「熊蟄穴(くまあなにこもる)」荒熊の棲むとふ山の師歯迫山《しはせやま》責めて問ふとも汝《な》が名は告《の》らじ ~作者未詳 『万葉集』 巻11-2696 寄物陳思荒々しい熊が棲むと言う師歯迫山の名のように、いく
#4447 大口の真神原《まがみがはら》に降る雪はいたくな降りそ家もあらなくに
令和6年12月7日(土) 【旧 一一月七日 大安】 大雪・「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」大口の真神原《まがみがはら》に降る雪はいたくな降りそ家もあらなくに ~舎人娘子《とねりのをとめ》 『万葉集』 巻8-1636 雑歌大口の真神原に降る雪よ、ひどく降らないでおくれ。
#4446 ぬばたまの夜霧は立ちぬ衣手の高屋の上にたなびくまでに
令和6年12月6日(金) 【旧 一一月六日 仏滅】 小雪・「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」ぬばたまの夜霧は立ちぬ衣手の高屋の上にたなびくまでに ~舎人皇子《とねりのみこ》(676-735) 『万葉集』 巻9-1706 雑歌ぬばたまのような漆黒の夜に霧が立ちこめている。高屋の
令和6年12月2日(月) 【旧 一一月二日 赤口】 小雪・「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」橘の黄の小さきは右近かな ~吉田鴻司(1918-2005) 京都御所内裏の紫宸殿正面に植えられた左近の桜と右近の橘。言うまでもありませんがこの左・右は左大臣・右大臣の席と同じく天
#4440 衣手にあらしの吹きて寒き夜を君来まさずはひとりかも寝む
令和6年11月30日(土) 【旧 一〇月三〇日 先負】 小雪・「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」衣手にあらしの吹きて寒き夜を君来まさずはひとりかも寝む ~作者未詳 『万葉集』 巻13-3282 相聞歌衣の袖に嵐の風が吹きこむような寒い夜を、貴方がおいでにならないのでわた
#4436 西の市にただひとり出でて目並べず買ひてし絹の商じこりかも
令和6年11月26日(火) 【旧 一〇月二六日 大安】 小雪・虹蟄不見(にじかくれてみえず)火種棒まつ赤に焼けて感謝祭 ~陽美保子 そもそも巷で騒がしい「ブラックフライデー」とは何ぞやという疑問を解くためにはまず「感謝祭」を知らねばなりません。感謝祭(Thanksgiving
【橿原市】16年間都が置かれ持統天皇らによって律令国家体制が進められた『藤原宮跡』
春日大社を後にして橿原神宮前駅に向かう道中、藤原宮跡を通っていきました。藤原宮は中国の都城にならって日本で最初に構築された都城になります。694年の持統天皇の治世に遷都されて以来、平城京遷都まで16年間この地で持統天皇・文武天皇・元明天皇らによって律令国家体制
前回の続きで橿原市内を散策した日の話になります。耳成山を後にして、まほろばキッチンというJAの直売所と観光案内所とフードコートが一緒になった施設で休憩しました。地域産の野菜がふんだんに食べられるビュッフェもあるようなので今度行ったら食べてみたいです。まほろ
#4418 巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ思ばな巨勢の春野を
令和6年11月8日(金) 【旧 一〇月八日 大安】立冬・山茶始開(つばきはじめてひらく)巨勢山《こせやま》のつらつら椿つらつらに見つつ思《しの》ばな巨勢の春野を ~坂門人足《さかどのひとたり》 『万葉集』 巻1-0054 雑歌巨勢山のつらつらと連なった椿をつらつら見な
令和6年11月2日(土) 【旧 一〇月二日 大安】霜降・楓蔦黄(もみじつたきばむ)我が衣色取り染めむ味酒《うまさけ》三室の山は黄葉しにけり ~柿本人麻呂歌集 『万葉集』 巻7-1094私の衣をきれいな色に染めましょう。三室の山も紅葉している頃です。 「味酒」は「三室の山
#4406 大野らに小雨降りしく木の下に時と寄り来ね我が思ふ人
令和6年10月28日(月) 【旧 九月二六日 仏滅】霜降・霎時施(こさめときどきふる)いつもここに秋の雨にも潦 ~山口誓子(1901-1994) 潦《にわたずみ》は和歌・短歌では「流る」「行く」「川」などにかかる枕詞に使われますが、ここでは「水たまり」の意味。我が家の前の
【三郷町立野南】万葉集にも詠まれた神奈備神社と風の神様・龍田大社
去年の10月末に奈良県の三郷町から柏原市の河内堅上まで龍田古道を歩きました。今回から数回にわたって道中訪れた場所を紹介していきたいと思います。まずは三郷町から徒歩2分ほどのところに鎮座している神奈備神社へ。神奈備という言葉には神が住む森という意味があるそうで
1ぬばたまの夜のふけゆけば久木生ふる清き川原に千鳥しば鳴くぬばたまの よのふけゆけば ひさきおふる きよきかはらに ちどりしばなく夜が更けてゆくにつれ、久...
古代から昭和までの古典作品の解説が展開される古典マンダラシリーズの1作目『田辺聖子の古典まんだら(上)【電子書籍】[ 田辺聖子 ]』について 古事記からとりか…
#4401 夕凝りの霜置きにけり朝戸出にいたくし踏みて人に知らゆな
令和6年10月23日(水) 【旧 九月二一日 大安】霜降・霜始降(しもはじめてふる)夕凝《ゆうこ》りの霜置きにけり朝戸出にいたくし踏みて人に知らゆな ~作者未詳 『万葉集』 巻11-2692 寄物陳思夕べに霜が降りました。朝、あなたがお帰りになる時に踏みつけて足跡で人に知
雨一粒降って来ました。風が抜けました。 *最初に観た山根口のツクシハギがきれいでした。(bun)*「相生山の萩」を見る事が出来た。(巌)*はぎの花の多さにビックリ。(藤一) 「相生山の四季を歩く会」こちらで巡ったハギ(萩)の花も終盤。 雨ひとつ 一つ歩を止め こぼれ萩 by アイ...
令和6年10月18日(金) 【旧 九月一六日 赤口】寒露・蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)夕月夜《ゆふづくよ》心もしのに白露の置くこの庭に蟋蟀《こほろぎ》鳴くも ~湯原王《ゆはらのおほきみ》 『万葉集』 巻8-1552 雑歌夕月の照る夜、心がしおれるように白露の置くこの庭に
万葉集より 「花散らふ この向つ嶺(を)の 乎那(おな)の嶺の 洲(ひじ)につくまで 君が齢(よ)もがも」(巻14 3448) 少し意味を取りにくい歌なのですが…「花が散っている乎那の嶺(山)が低くなって湖の洲に届くくらい低くなるまであなたが長生きしてほしい」というちょっと現実離れした意味にとる説が一般的なようですが、「この乎那の山に散っている桜の花びらが湖の洲にたどり着くまであなたに生き続けてほしい」という意味にとる説などもあります。 前者だと君が代みたいに永遠の繁栄を寿ぐ内容になるのに対して後者では目前に迫っている「君」の最期の瞬間をできるだけ引き伸ばそうとする儚い願いを感じさせる内容にな…
#4393 高松のこの峰も狭に笠立てて満ち盛りたる秋の香のよさ
令和6年10月15日(火) 【旧 九月一三日 先負】寒露・菊花開(きくのはなひらく)高松のこの峰も狭《せ》に笠立てて満ち盛りたる秋の香のよさ ~作者未詳 『万葉集』 巻10-2233 雑歌高円山の峰も狭しとばかりに見事に茸の笠が開いているよ。満ち盛っているのは秋の香りの良
#4392 春の雨はいやしき降るに梅の花いまだ咲かなくいと若みかも
令和6年10月14日(月) 【旧 九月一二日 友引】寒露・菊花開(きくのはなひらく)春の雨はいやしき降るに梅の花いまだ咲かなくいと若みかも ~大伴家持(718-785) 『万葉集』 巻4-0786 相聞歌春雨はしきりに降っているものの、我が家の梅の花がまだ咲かないのはまだ若すぎ
さわやか秋晴の光がコナラ(小楢)樹林に降り注いでいます。あと少ししたら黄葉が始まる。 枯れた幹が伐採されたシンボルコナラの上の青空が悲しく眩しい。「相生山の四季を歩く会」の最終下見、予定コースをたどって都心の見える展望地まで。ハギ(萩)の花ざかりは少し過ぎたみたい、残念。それでも未だ蕾のある花序もあって、来週の雨までは萩の花見は大丈夫かな・・・。 明日の資料、カラー版。2面は萩づくし。 帰りは寄り道をしま...
#4388 荒たへの 藤井の浦に 鮪釣ると 海人船騒ぎ ……
令和6年10月10日(木) 【旧 九月八日 仏滅】寒露・鴻雁来(こうがんきたる)鰭強く吻ねゐし鮪の腸を抜く(ひれつよくはねいししびのわたをぬく) ~山口誓子(1901-1994) 余計なお世話だと存じましたが、五七五でリズムよくお読みいただくために、(かながき)もそえてお
#4385 モンブランひかりの中に並み立ちてわづかにちがふ栗のかたちは
令和6年10月7日(月) 【旧 九月五日 先勝】秋分・水始涸(みずはじめてかるる)モンブランひかりの中に並み立ちてわづかにちがふ栗のかたちは ~門脇篤史(1986-)『自傾』 ことスイーツに関しては栗は秋の味覚の代表といってもいいかもしれません。モンブランはもちろん
#4382 ももしきの大宮人の熟田津に船乗りしけむ年の知らなく
令和6年10月4日(金) 【旧 九月二日 仏滅】秋分・水始涸(みずはじめてかるる)ももしきの大宮人の熟田津に船乗りしけむ年の知らなく ~山部赤人(700?-736?)『万葉集』 巻3-0323ももしきの大宮人が熟田津《にきたづ》から出港した年はもう昔のことになってしまった。
#4381 秋の田の穂向きの寄れる片よりに我れは物思ふつれなきものを
令和6年10月3日(木) 【旧 九月一日 先負】秋分・水始涸(みずはじめてかるる)水田《こなた》に寄せたる秋の田の穂向きの寄れる片よりに我れは物思《ものも》ふつれなきものを ~作者未詳 『万葉集』 巻10-2247 相聞歌秋の田の稲穂が片方に靡くように、わたしはあなたを思
秋の花 ハギ(萩)の見ごろを迎えました。赤紫に白あざやかに ツクシハギ(筑紫萩)朝日の当たる尾根の草地に咲くも良し。早朝の樹林に漏れる光を待つも好し。 残暑の頃から咲き続けてきた可憐なマルバハギ(丸葉萩)は終盤の装い。名古屋の都心のビル群を背景に、これから盛りのヤマハギ(山萩)の株。 万葉の昔は「花」と言えば、萩を指したそうです。平安には梅、江戸以降は桜に譲ってはいますが、秋一番は萩の花。この控えめな華や...
#4377 瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ ……
令和6年9月29日(日) 【旧 八月二七日 仏滅】秋分・蟄虫坯戸(むしかくれてとをふさぐ)瓜食《うりは》めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲《しぬ》はゆ 何処《いずく》より 来りしものそ 眼交《まなかひ》に もとな懸《かかり》て 安眠《やすい》し寝《な》さぬ ~
令和6年9月24日(火) 【旧 八月二二日 大安】秋分・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)路の辺の壱師の花の灼然《いちしろ》く人皆知りぬ我が恋妻を ~柿本人麻呂歌集 『万葉集』 巻11-2480 寄物陳思道端の壱師の花が目立つように、私の恋しい妻のことを みんなに
#4370 秋の夜を長しと言へど積りにし恋を尽くせば短くありけり
令和6年9月22日(日) 【旧 八月二〇日 先負】秋分・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)秋の夜を長しと言へど積りにし恋を尽くせば短くありけり ~作者未詳 『万葉集』 巻10-2303 相聞歌秋の夜は長いと言うけれど積もる恋を尽くせば短いものですね。Photo:秋の夜明
#4369 伊勢の海の白水郎の島津が鰒玉とりての後もか恋の繁けむ
令和6年9月21日(土) 【旧 八月一九日 友引】白露・玄鳥去(つばめさる)伊勢に来たからは薄暑の伊勢うどん ~飯島晴子(1921-2000) 秋の正倉院展と年末の伊勢参りはここ10年以上にわたって私の恒例行事になっています。神宮では外宮近くの伊勢うどんを食べること。これ
#4364 いにしへゆ人の言ひける老人の若変といふ水ぞ名に負ふ瀧の瀬
令和6年9月16日(月) 【旧 八月一四日 先負】白露・鶺鴒鳴(せきれいなく)いにしへゆ人の言ひける老人《おいひと》の若変《をつ》といふ水ぞ名に負ふ瀧の流れ瀬 ~大伴東人《あづまと》 『万葉集』 巻6-1034 雑歌これが昔から言い伝えられている老人を若返らせるという、
[1253]吾戀者 鳴神如 急西 疾打貫去 今毛痛わがこひは なるかみのごと にはかにし とくうちぬきぬ いまもいたきかも~トシローさん・私の万葉歌 戀歌 第…
#4358 月草のうつろひやすく思へかも我が思ふ人の言も告げ来ぬ
令和6年9月10日(火) 【旧 八月八日 先負】白露・草露白(くさのつゆしろし)月草のうつろひやすく思へかも我が思ふ人の言《こと》も告げ来ぬ ~大伴坂上大嬢 『万葉集』 巻4-0583 相聞歌露草のように移り気だからですか。私が想う人は言葉もかけてくれないのは。Photo:ツ
#4355 我がやどの夕蔭草の白露の消ぬがにもとな思ほゆるかも
令和6年9月7日(土) 【旧 八月五日 赤口】白露・草露白(くさのつゆしろし)我がやどの夕蔭草の白露の消ぬがにもとな思ほゆるかも ~笠女郎《かさのいらつめ》『万葉集』 巻4-0594 相聞歌わが家の庭の夕映えに光る草の白露のように心もとなくあなたのことを思っているので
#4352 妹がため貝を拾ふと茅渟の海に濡れにし袖は干せど乾かず
令和6年9月4日(水) 【旧 八月二日 先負】処暑・禾乃登(こくものすなわちみのる)妹がため貝を拾《ひり》ふと茅渟《ちぬ》の海に濡れにし袖は干せど乾かず ~作者未詳 『万葉集』 巻7-1145 雑歌妻のために貝を拾おうと茅渟の海岸で濡らした袖は、いくら干しても 乾かない
#4351 高円の野辺の秋萩いたづらに咲きか散るらむ見る人なしに
令和6年9月3日(火) 【旧 八月一日 友引】処暑・禾乃登(こくものすなわちみのる)高円《たかまと》の野辺の秋萩いたづらに咲きか散るらむ見る人なしに ~笠金村(715-806)『万葉集』 巻2-0231 挽歌高円の野辺に咲いた秋萩が虚しく咲いて散っていくことだ。もう見る人がい
#4350 左奈都良の岡に粟蒔き愛しきが駒は食ぐとも吾はそとも追はじ
令和6年9月2日(月) 【旧 七月三〇日 赤口】処暑・禾乃登(こくものすなわちみのる)左奈都良《さなつら》の岡に粟蒔き愛《かな》しきが駒は食《た》ぐとも吾はそとも追はじ ~作者未詳(東歌))『万葉集』 巻14-3451 雑歌左奈都良の丘に粟を蒔いて、愛しい人の馬が食べに
うたはカラうたです[1251]更々 雨勿零 此昼 何将念 籠而居者さらさらに あめはなふりそ このひるに なにかおもはむ こもりてをらば令和6年8月31日久し…
[1153]吾屋戸 須臾留 甲虫 率令飛不飛 杜尓置家わがやどに しましとどまる かぶとむし いざとべとばぬ もりにおきにけり令和5年7月1日[1152]此野…
[1243]斑鳩 朝開杜 法師蝉 鳴響共 秋香曾為いかるがの あさけのもりの はふしせみ なくなるなへに あきのかそする令和6年8月24日[1244]逝夏 惜…
#4331 君が目の恋しきからに泊てて居てかくや恋ひむも君が目を欲り
令和6年8月24日(土) 【旧 七月二一日 先負】・処暑 「綿柎開」(綿のはなしべ開く)君が目の恋しきからに泊てて居てかくや恋ひむも君が目を欲《ほ》り ~中大兄皇子(天智天皇)『日本書紀』巻二六(斉明天皇編)母上の眼差しが恋しいばかりに、こうして停泊していてもこ
★ご訪問ありがとうございます★ランキングのポイントと順位を確認していただけるとうれしいです。★身近な植物で作る楽しいリースを随時ご紹介「アナベルのリース2020(1)」「アナベルのリース2020(2)」「アナベルのリース2019」「アナベルのリース(1)基本の形3種」忘れ草は、ユリ科ワスレグサ属の多年草のカンゾウのことで、カンゾウにはキスゲ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウなどの種類があるそうで、うさぎガーデン「西の通路」で咲くこの花はノカンゾウです。この花(葉)を持っていると、辛いことを忘れることができると信じられていたそうで万葉集にも忘れ草の歌が詠まれています。忘れ草我が紐に付く香具山の古りにし里を忘むがため大伴旅人忘れ草我が下紐に付けたれど醜の醜草言にしありけり大伴家持恋の苦しみを忘れるという忘れ草を下着の...今日の一枚<忘れ草>★いつものソファーで