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<CG>『アファーマティブ・アクションに違憲判決(米国最高裁)』 ~差別是正政策の歴史的な転換点になる~
CG : Unconstitutional judgment-Affirmative action数十年続いた「アファーマティブ・アクション」政策が“違憲”であるという判決が米国最高裁で出された。「アファーマティブ・アクション」とは1961年にケネディ大統領が始めた“人種差別是正”の為の政策である。進学や就
今月6月29日、アメリカの連邦最高裁判所は、大学の入学選考に際して特定の人種を優遇するアファーマティブ・アクション政策を違憲とする判断を下しています。本日の記事では、何故、同政策が違憲とされたのか、あるいは、同政策は真に‘正しい’のか、という問題について、SDGsでも使用されている‘平等と公平の違いを説明する図’を用いて考えてみることとします。昨今、アファーマティブ・アクション政策は、平等(Equality)と公平(Equity)との違いを以て肯定される傾向にありました。そして、これを説明するために、ある絵が使われてきました。様々なバージョンがあるのですが、概ね、背丈の違う三人の子供達がスタジアムを囲う塀の外からスポーツを観戦しようとしている図として描かれています。同図が説明すると平等とは、3人が同じ高さ...人種優遇政策の問題点とは-論理的誤り