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中国とサウジアラビアは重要な二国間関係にある Yun Sun Asia Times August 11, 2023先週末、サウジアラビアはジッダでウクライナ戦争終結に向けた2日間のサミットを開催した。アメリカ、インド、ヨーロッパ諸国を含む40カ国近くが参加した。しかし、突破口への期待を高めたのは、ある国、つまり中国の存在だった。中国は6月下旬にコペンハーゲンで開催された同様の会議を拒否していたため、今回の参加は北京がより積極的な役割を果たす準備ができている証拠だと解釈する向きも多かった。しかし、ジェッダ・サミットを取り巻く状況を検証すると、中国が参加した動機は異なることがわかる。簡単に言えば、…
中国を巻き込んで、年内に本格的な交渉が始まる可能性があると、キッシンジャーは述べた。 RT 2023年5月7日ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官はCBSニュースに対し、ウクライナの紛争は転換期に近づいている可能性があり、中国が仲介する和平交渉が2023年末までに始まる可能性があると語った。「中国が交渉に参加したことで、年内には決着がつくと思う」と99歳の外交官は日曜日に放送されたインタビューでCBSに語った。その時までに、「交渉のプロセス、さらには実際の交渉について話すことになるだろう」と彼は続けた。中国は2月に『ウクライナ危機の政治的解決に関する見解』を発表し、モスクワとキエフの仲介役とな…
モスクワとキエフは、北アイルランドの和平交渉の成功の教訓を学び、取引することが賢明であろう。 Stefan Wolff Asia Times April 7, 2023フランスと中国の両元首である、エマニュエル・マクロンと習近平が、ウクライナでの戦争を終わらせるために、より建設的な国際的関与の必要性について議論していたとき、今週、ウクライナも選択肢を再考する余地があることが明らかになった。ウクライナのゼレンスキー大統領は、キエフがクリミアを武力で奪うのではなく、ロシアから返還するための交渉に応じる可能性があると指摘している。実際に交渉が行われる可能性は低く、成功する見込みもないように見えるかも…
一方では和平交渉の提案、他方ではパイプラインの爆破が行われた。 George Koo Asia Times April 3, 20231月初旬、私はAsia Timesで、ジョー・バイデン米大統領のもとでは「2023年は米国の国際関係が悪くなる兆しがある」と論じた。その根拠は、中国が新しい友人を作ることに成功しているのに対して、バイデン政権は新しい友人を作ることができないというものだった。それから3カ月足らずの間に、世界の動きは地震的で壮大なものとなり、自分で言うのもなんだが、私は予言者になったようなものだ。1月、私は、中国の習近平国家主席がサウジアラビアからレッドカーペット待遇を受け、250…
第一次世界大戦並びに第二次世界大戦という二つの世界大戦は、ドイツによって引き起こされたとする説が定説化しています。教科書を表面的に読む限り、第一次世界大戦は当事のドイツ帝国によるベルギーに対する中立侵犯が決定的な意味を持ちましたし、後者については、言わずもがな、戦争の主因は独裁者にして狂人ともされるアドルフ・ヒトラーに帰されています。何れもドイツがトリガーなのですが、今般のウクライナ紛争についても、ドイツ責任論が既に準備されているようにも思えます。何故、ドイツが常に悪役とされるのか、という根本的な問題につきましては、フランクフルト・アム・マインに存在していたユダヤ人ゲットーが、今日の世界権力を揺籃した故地であったことに求めることができるのかもしれません。金融財閥として知られるロスチャイルド家も日露戦争時の...ドイツは悪役シナリオから抜け出せるのか?
グローバリズムが世界規模で広がった今日、毎年1月にスイスのダボスで開催されている世界経済フォーラムは、今や、「世界政府」のごとき役割を果たしているようにも見えます。世界各国・地域の要人が顔を揃えるのみならず国連総長までも出席し、しかも、何れの政府も、同会議の方針に従って自国の政策を行っているかの様相を呈しているからです。否、むしろ、同会議は、‘政府’というよりも、国連の総会や中国の全人代に近い存在であるのかもしれません。何故ならば、各国からの出席者は、この場で活発な議論を闘わせ、十分に審議を尽くして何らかの決定を行なうのではなく、中枢によって既に決定された事項に賛意を示す翼賛者であるか、あるいは、宣伝役の演説者に過ぎないからです。グローバリズムとは、金融・経済分野における投資家や世界大に事業を展開する大手...戦争激化よりも和平交渉を
一昨日の昼、テレビのワイドショーで、ITを駆使して被爆の記録を後世に残そうとする渡邉東大教授の取り組みが放映されていた。私たちは原爆が落とされた時の巨大なキノコ雲をモノクロ写真でしか見ていないが、これに人工知能(AI)で色を付けると、雲の上部は薄いピンク、下の約9割が灰色という2色になっていた。灰色は、地上の建物などの破壊された塵芥が吸い上げられたものだとコメンテーターが語っていた。渡邉教授はカラー化の狙いを「過去のできごとと現在の日常との心理的な距離を近づけ、鑑賞者どうしの対話を誘発する」ことだと明かしている。確かにカラーで見ると、遠い昔の他人事のようであったものが、とても身近に感じられた。ロシアによるウクライナ侵攻によって核の脅威が現実のものとして迫ってきている折でもある。 ネットによると、当時の広島市の推定人口35万人のうち,9万〜16万6千人が,被爆から2〜4か月以内に死亡したという。テレビでは、77年前の東京大空襲で戦争孤児となった海老名香代子さん(83歳)がビデオ出演して、当時の体験を語っていた。 私の叔父(父の兄)は、東南アジアに出征し、戦死したという。祖父はこの叔父と叔
「アメリカはロシアと代理戦争を戦っている」アメリカの元国防長官/元CIA長官・レオン・パネッタブルームバーグ・ニュースのインタビューで日本ではSNSでウクライナの戦争を「代理戦争」などと言おうものなら間違っている、無知だ、陰謀論だ、反米左翼だ、ロシアのスパイだ、などなど罵声を浴びせられほとんどタブーである、、というかタブーにしたい人たちがいるようだが、、 当のアメリカの元高官が「代理戦争」言うてますがな 番組司会者:(1:38)コーエン元国防長官もきのう、ロシア軍が市民まで殺してる時に、ロシアを挑発するも何もないだろうと言っていましたが(アメリカなどがウクライナに)軍事援助のやりすぎでロシアを挑発してしまうということはないですか? パネッタ:ボコボコにやられてる時に相手に手加減も何もないです。そういう状況ですよ。我々は紛争に関わっていると思います。これはロシアとの代理戦争です。そう言われて..