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芦田祐子という美波の親友は、ぽっちゃりとした愛嬌のある顔立ちの少女であった。 美波が言っていたように、しっかり者で好奇心が強いというのは、上目遣いで探るように悠介を見る仕草で何とはなしに分るような気がする。年上の悠介に緊張していたり遠慮するような素振りはないようだ。 昨日美波との別れ際に、悠介は2つのことを美波に頼んでおいたのだ。 まず、彼女が最も信頼出来て、向井健のことを少しでも知っている人物に合わせてもらうこと、そしてその人に全てを話し我々に協力してもらうよう頼むことだった。悠介が恋人役をやる限りは、最小限でも口裏を合わせておく必要があるからだ。 「今日は来てくれてありがとう。大体の話は美…
君は一人じゃない、なんてカッコいいこと言って安請け合い(?)したものの、すぐには名案が湧いてこなかった。大体、悠介の周りにスト―カ―は勿論のこと、スト―カ―被害を受けた人もいなければ、そのような話も噂も聞いたことは無かったからだ。 「ちょっとネットで調べてみようか。何かヒントがあるかもしれないからね。」 スト―カ―と言う言葉で検索してみると、すぐに知りたい情報が見つかった。 「君の場合に該当するのは、繰り返しメッセ-ジを送ってくること、そして待ち伏せだな。」 読んでいるのは、ある県警ホームぺ-ジの情報だった。読んでいてやはりそうか、と唸った。悠介は美波にスマホの画面を見せながら言った。 「この…
美波との待ち合わせ場所は、美波の通う高校と僕の大学とのほぼ中間にある、御茶ノ水にあるコーヒ-チェ―ン店にした。付き合っている訳ではないし、別にロマンティックなところで会う必要は無かった。 彼女から届いたメッセ-ジは「相談に乗って欲しいことがあるので、会う事出来ますか?」だったと思う。会って欲しい、には驚いた。電話では話せないことなのだろうが、あのことがあってからそれ程経っていないのに…。 -やっぱり、あれの返事かな? 店内を眺めてみて美里の姿がなかったので、入り口が良く見える空いていた小さなテ-ブルに腰かけて待つことにした。約束の時間にはまだある。 念のためメッセ-ジが来てないことを確認して店…
「へえ-、それじゃあ従兄の悠介って人には断ったわけ? なんかもったいない感じ。」 「どうしてそう思うの?」 「だって、彼は美波のことが好きで告白したんでしょ?だったらチョットは付き合ってあげてもよかったのに、って事よ。」 「そうじゃなく、何で私が断ったことになるかってことよ。はっきりと断ったわけではないわ。」 「だって美波がそう言ったじゃないの。好きは好きでもお兄さんみたいな感じ、とか、付き合うのはピンとこない、とか。それって告白を断る際の定番じゃないの。知らなかった訳じゃあないでしょ?」 「あの時は動揺してて、どう返事していいか分からなかったから、とりあえずそう返事をしたんだけど…。つまり今…
ランキング参加中創作家達の集いの場 あの時、美波ちゃんにあんなこと言われた時は、悠介は心臓が飛び出るほど驚いてしまった。 あの場が一瞬凍りついた、様に感じられた。 凄く嬉しかったけど同時に恥ずかしかったのも事実だ。それに叔母さんが慌てて美波ちゃんをたしなめていたので、彼自身も妙にオドオドしてしまったと思う。何か聞いてはいけないことを聞いてしまったように。僕の母も何とも言えないような顔をしていたと思う。 でも、もっと後になって考えた時に、何故叔母さんはあんなに慌てていたのか、単に思い付きで口走る子供の戯言なのに。いや、だからこそ慌てたのかな。 高校生の時、従兄妹同士の結婚について色々調べてみた。…
美波は受話器をそっと置いた。 まだ胸がドキドキしている。 -驚いたわ、電話してくるなんて思ってもみなかった。 先ほど母から、悠介クンから電話よ、と聞いた時には思わず、エーっと声を上げてしまった。 今年正月に会った時はあまり話が出来なかったような気がする。話したのは主に、従姉の麗子さん、つまり悠介クンの姉とだけだった。 悠介クンとは、親戚一同がいる前ではどうも話しずらいし、目を合わせるのが何故か恥ずかしい。 -どうしてなんだろう。いつからこんな気持ちになったのだろう。 彼は2歳年上の従兄だけど、私は彼のことを小さい頃から「悠介クン」と呼んでいる。母がそう呼んでいたので、わたしも物心ついたころから…
あらすじ 付属高校から理工系学部に進んだ大学2年生の城ケ崎悠介は、男子高出身だったこともあり、高校以来女子学生との出会いが少ないのが悩みと言えば悩み。どちらかと言えば周りの仲間たちに埋もれて存在感の薄かった悠介が、これから出会う人たちとの交流・交際を通して成長していく恋愛物語です。 週に2,3回程度追加予定です。 主な登場人物 (第10話まで) 城ケ崎悠介 私立W大学理工学部2年生 一見優男で優柔不断なところもあるが、反面いったん決めたらとことんやる一途な一面もある。曲がったことが嫌いで、家族(特に女性陣)から不器用な性格と言われる。小さい頃から失恋ばかりで、恋愛に関しては成功体験ゼロ。2歳上…
昨日の日曜日は冷え込み、家から小淵沢ICまでの道はアイスバーンになっていました。 亡くなった従兄妹の葬儀が行われる沼津へ車を走らせました。 お天気は快晴。太陽がとてもまぶしい。 富士山がとても美しく迎えてくれます。
おはようございます昨日はもっちゃんが登場なり〜次女があーちゃんともっちゃんを連れてきてくれたのよゆうくんとも記念撮影?ねー(笑)マックへ行ってお買い物もしてけーこママとあーちゃんはバイバイねーディズニーのお土産ね夕食はもっちゃんのきゅうりのごま油付けとキムチ納豆が美味なりーーもっちゃん撮影(うますぎるーーー(笑))私が撮ると平凡;;;;;写真の撮り方を教えてもらわなね。。。にほんブログ村来たー❤❤❤
パソコンやメールが普及した現在、文字を手書きすることはとても少なくなりました。とはいえ、日常どうしても書かなければならない場面で美しい字が書きたい…また、忙しい毎日の中で自分と向き合う時間、心が豊かになる時間を持ちたい…美文字(ペン字・書道)を学びたい理由には、皆さんそれぞれの思いがあるはず。そんな個々の思いや目的に応じて美文字の秘訣を様々な角度からアプローチ!姿勢や、ペンの持ち方、美文字の法則などの基本を大切に、少しずつステップアップできるよう丁寧にご指導いたします。初めての方、迷っておられる方、どうぞお気軽にご相談ください。ひなみ美文字教室で自分らしい素敵な美しい文字を手に入れましょう!
思い出に浸る.. その2✌️ 私と長女の二人で、当時姉一家が住んでた 新潟(長岡)まで、遊びに行った時の写真🚅 恐らく… T君8歳、長女4歳、Kちゃん7歳 Kちゃんとは、女の子同士仲良し 疲れ知らず!テンション