ICUという非人間的な場所。
ー 嫁の私 ー
お立ち寄りありがとうございます。
アルツハイマー型認知症義理の親(妖怪後3)
不思議な行動を見守る嫁の私です。
せん妄状態がどういうものか、星野源さんの
「よみがえる変態」より一節を例に書いています。
じいちゃんが入院したら、ボケたみたいと言う話を耳にする。
せん妄は、一時的に意識がこわれるので、認知症と勘違いされやすい。
自分が居る場所を忘れたり、日にちを忘れる見当識障害から
くることが多いせいでもある。
専門書に、せん妄とは意識精神障害と書いている。
例えば、旅行に行って目覚めたとき、「あれ?ここどこだっけ?」(見当識障害)
寝ぼけたことはないだろうか?
健康な人でも一瞬「あれ?」と不安になるが、
旅行に来ていたことを思い出し安心する。
これが高齢者になると、ピンとこない。
病院だっけ?家だっけ?と不安な気持ちになる。
この不安な気持ちになっている状態が
長く続くと人はどうなるか?
不安が長引くと恐怖にかわる。
人は、恐怖にとても弱い。
心が恐怖でいっぱいになると、認知症じゃなくても
せん妄が起きる可能性がじゅうぶんにある。
2012年レコーディング中、クモ膜下出血で倒れた星野源さん。
(音楽家、文筆家など)
集中治療室(ICU)での痛みをかかれた手記より抜粋する。
術後、星野さんは、病気を治すために体を拘束される。
頭は固定され、寝返りはできない。
足は縛られベットに固定された。
孤立した状況の中、自由をうばわれ、病室という
生活の温もりがない環境である。
この手記によると、病気を治すための環境が、さらなる病気
(せん妄)をうみだしている。
身体を動かせないストレス、不眠不休の爆発的痛み、看護師の声さえも
コミュニケーションではなく不快な音。
音も光も匂いも、身体をおびやかす。
「死んでしまいたい」(せん妄)という状況までおいこまれる。
せん妄とは、自分をうばわれ、現実に居ることが
できなくなる状態といえるだろう。
恐怖が人を病にすると、いっても過言ではないと思う。
おしまい。
ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
今日も美味しいご飯をいただけますように
ズボラ主婦がんばります
(^_^)/せばね~
せん妄は、一時的に意識がこわれるので、認知症と勘違いされやすい。
自分が居る場所を忘れたり、日にちを忘れる見当識障害から
くることが多いせいでもある。
専門書に、せん妄とは意識精神障害と書いている。
例えば、旅行に行って目覚めたとき、「あれ?ここどこだっけ?」(見当識障害)
寝ぼけたことはないだろうか?
健康な人でも一瞬「あれ?」と不安になるが、
旅行に来ていたことを思い出し安心する。
これが高齢者になると、ピンとこない。
病院だっけ?家だっけ?と不安な気持ちになる。
この不安な気持ちになっている状態が
長く続くと人はどうなるか?
不安が長引くと恐怖にかわる。
人は、恐怖にとても弱い。
心が恐怖でいっぱいになると、認知症じゃなくても
せん妄が起きる可能性がじゅうぶんにある。
2012年レコーディング中、クモ膜下出血で倒れた星野源さん。
(音楽家、文筆家など)
集中治療室(ICU)での痛みをかかれた手記より抜粋する。
術後、星野さんは、病気を治すために体を拘束される。
頭は固定され、寝返りはできない。
足は縛られベットに固定された。
孤立した状況の中、自由をうばわれ、病室という
生活の温もりがない環境である。
「よみがえる変態、(生きる2、P136~P139)一節より」
術前にあった高いテンションは時間が経つにつれ低くなっていき、随分と冷静になっていった。それと同時に今まであまり感じなかった頭の痛みが圧倒的に強くなっていく。
食べ物も食べられず、水も飲めず、片時も休まずに続く頭の痛み。
それは偏頭痛の比じゃない、爆発的な痛み、それがただ続く。
痛み止めを打ってもらっても痛みは変わらず、胃が拒否反応を起こして吐き気をもよおし、真っ黒い水を嘔吐(おうと)する。
※嘔吐=口からもどす。ゲロ。
(・・・・)
そして、それまでの31年間ひっきりなしに動かしてきた身体が急に動かせなくなるというストレスからみるみる神経が苛立ち、同じく集中治療室にいるであろう他の重篤な患者さんのうめき声、息づかい、
機械によっておそらく人体から聞こえているであろう不思議な音、それが気になって気になってまったく眠れない。
嗅覚も聴覚も恐ろしく過敏になり、時には集中治療室の外で誰かが食べているであろうクッキーらしきものの匂いで嘔吐する時もあった。
遠くの方で聴こえている看護師たちの話し声に発狂しそうになった。24時間、不眠不休で痛みと神経過敏に耐え続ける。それが3日間続いた。
(・・・・)
今すぐにでもベッドの頭上にある窓から飛び降りたい。早く死んでしまいたい。こんな拷問のような苦しみはもうたくさんだと思った。
術前にあった高いテンションは時間が経つにつれ低くなっていき、随分と冷静になっていった。それと同時に今まであまり感じなかった頭の痛みが圧倒的に強くなっていく。
食べ物も食べられず、水も飲めず、片時も休まずに続く頭の痛み。
それは偏頭痛の比じゃない、爆発的な痛み、それがただ続く。
痛み止めを打ってもらっても痛みは変わらず、胃が拒否反応を起こして吐き気をもよおし、真っ黒い水を嘔吐(おうと)する。
※嘔吐=口からもどす。ゲロ。
(・・・・)
そして、それまでの31年間ひっきりなしに動かしてきた身体が急に動かせなくなるというストレスからみるみる神経が苛立ち、同じく集中治療室にいるであろう他の重篤な患者さんのうめき声、息づかい、
機械によっておそらく人体から聞こえているであろう不思議な音、それが気になって気になってまったく眠れない。
嗅覚も聴覚も恐ろしく過敏になり、時には集中治療室の外で誰かが食べているであろうクッキーらしきものの匂いで嘔吐する時もあった。
遠くの方で聴こえている看護師たちの話し声に発狂しそうになった。24時間、不眠不休で痛みと神経過敏に耐え続ける。それが3日間続いた。
(・・・・)
今すぐにでもベッドの頭上にある窓から飛び降りたい。早く死んでしまいたい。こんな拷問のような苦しみはもうたくさんだと思った。
この手記によると、病気を治すための環境が、さらなる病気
(せん妄)をうみだしている。
身体を動かせないストレス、不眠不休の爆発的痛み、看護師の声さえも
コミュニケーションではなく不快な音。
音も光も匂いも、身体をおびやかす。
「死んでしまいたい」(せん妄)という状況までおいこまれる。
せん妄とは、自分をうばわれ、現実に居ることが
できなくなる状態といえるだろう。
恐怖が人を病にすると、いっても過言ではないと思う。
おしまい。
ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
今日も美味しいご飯をいただけますように
ズボラ主婦がんばります
(^_^)/せばね~
最終更新日 : 2022-05-19
Re: なっつばー 様へ * by -
本当にそうですね。
健康第一です。
毎年、身体がさびてきているので、自分の限界以上なことしないように気をつけて生きたいと思います。
お陰様で、メロー美味しかったです。
いつもありがとうございます。
しまぽよより
健康第一です。
毎年、身体がさびてきているので、自分の限界以上なことしないように気をつけて生きたいと思います。
お陰様で、メロー美味しかったです。
いつもありがとうございます。
しまぽよより
誰だって自分のことは自分でしたい。
それが一番の幸せですね。
メロー、美味しそう~~♪