SaaS モデルでは、ソフトウェア プロバイダがソフトウェアを所有、維持するため、お客様が自分のパソコンにソフトウェアをインストールする必要はありません。通常、このモデルではサブスクリプション ベースでソフトウェアのライセンスが付与されます。

SaaS は、デジタル化を推進するあらゆる企業の新たな ID カードとなっています。

SaaS は、企業が収益を生み出し、製品を顧客の需要に合わせて方向転換し、既存のアプリを最適化し、イノベーションを実現し、市場に素早く参入して競争に打ち勝つための方法です。Google がお客様と会話する際は、SaaS をビジネスの文脈の中で話します。特に強調するのは、企業の成長、収益化の側面、ビジネスモデルについてや、一足早くオンボーディングしたお客様が収益の創出、複数の柱や複数のプロダクトをまたいだ共同イノベーションの可能性を追求していることです。Google Cloud は企業と提携し、Google のベスト プラクティスを共有して、お客様とともに共同イノベーションを実現し、相互に成長と成功をもたらします。

SaaS ビジネスモデルでは、ソフトウェア プロバイダがソフトウェアを所有、維持しています。お客様が自分のパソコンにソフトウェアをインストールする必要はありません。言うまでもなく、SaaS のビジネスモデルはマネージド サービスモデルとはまったく異なります。定期的な料金やサブスクリプションの場合、エンドユーザーはインフラストラクチャ、プラットフォーム、アプリケーションのプロビジョニング、管理、メンテナンスを心配する必要はありません。これは通常、中央のクラウドベースのシステムを通じて行われます。

お客様との交流の中で検討された、興味深い SaaS のユースケースと、Google による支援の仕方を以下に示します。

• 既存のアプリがあり、SaaS のマルチテナンシーを必要とするお客様: アプリケーションをモダナイズして保護する
• 複数のテナントをオンボーディングしたが、ビジネスを迅速に拡大する必要があるお客様: SaaS オペレーションとテナント ビジネス インテリジェンスを確立する
• 少数のテナントをオンボーディングしており、グローバルにスケーリングする必要があるお客様（またはスタートアップ）: アジリティとグローバル展開を可能にする
• 無料枠テナントのオンボーディングを行ってから有料ティアへの迅速な移行が必要なお客様（またはスタートアップ）: 無料枠のお客様を簡単かつ効率的にサポートする
• 新しいテナントのオンボーディング時にコストを最適化したいと考えているお客様: アプリや運用の評価と効率化、コストの最適化、該当する場合は使用状況に基づく料金設定を有効化する
• テナントのために GDPR、データ所在地、コンプライアンスの要件を必要とするお客様: カスタムメイドのアプローチで、複数のタイプのテナント（SaaS、顧客ホスト、オンプレミス、マルチクラウド）を一貫して処理する