日本にはかつて家電からコンピュータ、発電所、機関車から防衛機器まで作っているメーカーがあった。総合電機メーカーと言われていた。かつてと書いたのは今はもう往時の形は残っていないからだ。唯一ブランド名は残っているがもう個々の事業は別の会社に分割されあるいは売却されている。日本の大手二社の自動車メーカーの経営統合も言われるくらいだから産業界に何が起きても不思議もない。もっともそんな会社の中には不正会計や隠ぺいなどで内部から崩壊していった会社もある。原因は何にせよ栄枯盛衰という言葉は平家物語の時代だけでもないだろう。 自分が35年間務めた会社もそんな中の一つだった。正確には別上場のグループ会社だったが…