読み終えてしまった

銀河うまぴょい伝説総集編vol.1の購入はこちら 銀河うまぴょい伝説総集編vol.1 レビュー 全体的な感想：予想以上の面白さ！何度でも読み返したい一冊だ まず初めに言いたいのは、この「銀河うまぴょい伝説総集編vol.1」は予想をはるかに超える面白さだったということだ。ウマ娘 プリティーダービーと銀河英雄伝説という、一見すると全く異なる世界観の作品のクロスオーバーであるが、見事に両者の魅力を融合させ、全く新しい笑いを生み出している。ギャグ漫画として非常に高い完成度を誇り、140ページというボリュームもちょうど良い長さで、飽きることなく一気に読み終えてしまったのだ。SNSでの連載時からのファンは…

今年度最大の話題作。 山本周五郎賞を含む文学賞3冠に加えて、年末恒例の各社ミステリベストで、ダントツ4冠を達成した注目の作品。 Amazon.co.jp: 地雷グリコ : 青崎 有吾: 本 「地雷グリコ」をようやく読んだ。 僕は、12月8日に書いた、ミステリベストに関するエントリーで、この本に言及。 それからすぐに同書を購入し、先週末、あっという間に読了してしまった。 僕が購入した本には、直木賞候補＆文学賞3冠（本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞、山本周五郎賞）のオビが付属していたが、現在書店に並んでいる本には、ミステリベスト4冠のオビがついているようだ。 ミステリベスト4冠が至難の業である…

９時過ぎのバスで東銀座の東劇へ。歌舞伎座の開場時間と重なり、木挽町広場は大混雑。メトロポリタン・オペラ 2024-25シーズンの２作目「グラウンデッド 翼を折られたパイロット」の上映は、他の劇場ではすでに終了していて東劇のみ26日まで。１日２回の上映で、夜の回だと帰りが遅くなるので11時からの回を選んだ。新作の現代物のせいか、日曜日なのに客席はまばら。十数人しかいなかったんじゃないかな。 米軍のパイロットとして戦闘機の操縦に生きがいを見出していた女性が牧場主の男性と結婚し、妊娠。ドローン操縦士への転身で配属先も変わり、娘が誕生。家族との幸せな生活とは対照的に新たな任務は過酷で、ドローンでの攻撃…

デスマーチからはじまる異世界狂想曲 23 (カドカワBOOKS)作者:愛七 ひろKADOKAWAAmazon デスマーチからはじまる異世界狂想曲23巻 感想レビュー 本書『デスマーチからはじまる異世界狂想曲23』は、シリーズ全体を通して一貫している軽快なテンポと、魅力的なキャラクターたち、そしてサトゥーの圧倒的な力とそれを支える知略が今回も存分に発揮された、まさに期待を裏切らない一冊であった。これまでの巻と同様、ほのぼのとした日常と、スリリングな冒険が絶妙なバランスで織り込まれており、飽きることなく読み進めることができた。 ロロとの出会い、そして新たな迷宮攻略 今巻の大きな焦点の一つは、ルルに…

本が紡いだ五つの奇跡 (講談社文庫) 作者:森沢明夫 講談社 Amazon いや〜！参った！この本には。ふっと読みだしたら、一気読み。感動だあ！！！出会いってスゴイ、本ってスゴイ。ひとつの出来事が、小さなタネが、みんなつながって、小さな波紋が広がっていくんだね。本ってスゴイなあ！！！……「スゴイ」しか言ってないなあ。（笑）まさに、ワタシの還暦以降のテーマ『酒とギターと歌とつながり』だね。 「〈本を愛するすべての人に！〉本が生まれて、読者へとつながる「本に関わった五人の奇跡の物語」。仕事がなかなかうまくいかない女性編集者の最後のチャレンジで実現した新作小説。その小説が人々を気持ちを奇跡のように紡…

星月-HOSHIZUKI-5話の購入はこちら 星月-HOSHIZUKI- 5話 レビュー 全体的な印象：青春の輝きと影、そして未来への希望 『星月-HOSHIZUKI-』5話、拝読しました。本編から一年遡った、星月夜時代の物語。三人の少女たちの瑞々しい青春が鮮やかに描かれていて、胸が締め付けられるような感動と、同時に未来への希望を感じさせる素晴らしい作品だった。 読み終わった後には、温かい余韻と、少し切ない感情が心に残ったのだ。 緻密な描写と魅力的なキャラクター まず、作画の美しさに目を奪われた。背景の描写は細部までこだわっており、まるで実際にその場所に存在するかのような臨場感がある。特に、夜…

いなごの日/クール・ミリオン: ナサニエル・ウエスト傑作選 (新潮文庫) 作者:ナサニエル・ウエスト 新潮社 Amazon ナサニエル・ウエスト『いなごの日』（1939年）読了。ジョン・シュレシンジャー監督、ドナルド・サザーランド、カレン・ブラック主演の映画『イナゴの日』原作。ホレス・マッコイ『彼らは廃馬を撃つ』と同じく、30年代ハリウッド最下層を蠢く人々の辛辣なスケッチだ。アメリカン・ドリームを求めてハリウッドにやって来た人々、一握りの成功者の陰に埋もれた多数の負け犬たち、「カリフォルニアに死にに来た人たち」を描く筆致は容赦ない。 本作は脚本家として一時ハリウッドで働いていた作者ウエストの体…

今回作った日記本のことは、表向きに『本』と言っている。 実際には胸を張って本と言えるレベルのものではないかもしれないけれど、この10年来、カルチャーと無縁の生活をしていた私にとって、若い人たちが使う『ZINE』という言葉を使うのはなんだか恥ずかしいことなのだ。自分のような者のための言葉ではない気がする。 でも、これまで自分自身で何かをつくろうなんて思いもしなかった私の背中を押してくれたのが、たくさんの素敵なZINEだということは確かだ。 ＊＊＊＊ トークイベント終了後、大慌てで会場中を回る。その時点で、もう終了時間まで一時間を切っていた。 まずはTwitterで事前にやり取りをしていたりかさん…

今週のお題「読んでよかった・書いてよかった2024」 かしらもじＤ 友人から「頭文字D」が面白いので年末年始の休みの時に読むなら貸してやると言われた。 どんな話なのか？と聞くと、高校生の拓海が、非力な86（ハチロク）で、次々に凄い車に乗っている走り屋に勝っていくってストーリーだという。 車は嫌いではないが、凄く好きというほどでもないので、興味が持てるような内容ではなかった。 そんなことはお構いなしで説明は続いた。 86というのは、トヨタのトレノのことで、「リトラクタブルヘッドライト」が特徴。 後駆動輪（FR）で軽量なボディ、そしてチューニングのしやすさから、ドリフトやモータースポーツで人気があ…

エレちゃんはマスターをデートに誘いたい!の購入はこちら エレちゃんはマスターをデートに誘いたい！感想レビュー 全体的な印象 『エレちゃんはマスターをデートに誘いたい！』は、Fate/Grand Order（以下FGO）のエレシュキガル（エレちゃん）とマスターの、デートを巡るドタバタコメディ漫画だ。28ページというコンパクトなボリュームながら、エレちゃんの可愛らしさと、予想外の展開が詰め込まれていて、あっという間に読み終えてしまった。FGOを知っていれば更に楽しめる要素も多く、ファンならきっと満足できる作品であると思う。 エレちゃんの魅力が爆発！ この漫画の最大のポイントは、なんといってもエレち…

はてなダイアリーからはてなブログになったときに開設だけはしていたはてなブログを書いてみることにする。最近楽しかった日、2024年12月6日のことから書いてみる。 この日は図書室喫茶酒場 本棚探偵に行った。本棚のあるカフェバーである。カウンターにあった『ドカ食いダイスキ！もちづきさん』1巻を読ませてもらう。すごくおもしろくてすぐに読み終えてしまった。食べ物マンガつながりでおすすめしてもらった『おもたせしました。』がおもしろそうで気になる。他にも本の話ができてとても楽しかった。リアルではなかなか本の話ができないからこういう場は嬉しい。 寒い日だったから温かいカフェオレがしみた。

江國香織さんの書評を読んで『ザ・ドロップ』という小説を読んでみた。 allreviews.jp 実にまったくルヘインらしい、シンプルなのに奥が深い、艶（あで）やかな本だ。読んで心が丈夫になった。 私は、全然そんな風に思えなかった。 シンプルだったのか複雑だったのか、それすら分からない。 私には読解するのが難しく、さっぱり訳がわからないまま読み終えてしまった。 なので心も丈夫にはならず、読み終えた感想は「は？」だった。 作家や書評家って、ほんとすごいと思う。 一冊の本をこれだけ読解して、どこに魅力があるのか語り、他人に読んでみたいと思わせることができるなんて。