ワン・ホーディー
ジュー・シューダン
ドン・ウェイ
パン・メイイエ
チュウ・ザンジン
原題 遇龍 (全36話)
前回の記事はこちら↓
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
冒頭で蛇……みたいだったけど龍なんです。
白龍。
龍が登場するのは嫌いじゃない。
変な動物よりもよほど良い。
けれど今回、全体像はともかく龍のお顔が……
なんかそこだけアニメみたいじゃないか?
違和感丸出し。
それが気になって仕方ないんですけど。
そして龍王と閣主が並んでお風呂?に入ってるシーンが序盤に。
なんのサービスですか?
このドラマ、この二人のシーンが多いんですよ。
最初は立場が違うので敵対というか喧嘩腰で相対し、その後はなぜか互いの恋の悩み相談相手に←どっちも恋に疎いのになぜか相手を馬鹿にする(笑)
なんだかんだ言いながら仲良し。
その後、過去の因縁がわかって(罠にも掛かって)殺しあいに発展。
思うのですが、メインカプのラブロマンスなんかより、こっちの二人のブロマンスの方が面白いと思う。
それともどっちも狙って作ってるのか?
それにですね、メインカプは生まれ変わりで確かに悲恋なんですけど、なぜかあまり面白く感じないんですよね。
毎回なんだかんだとくっついてるわけ。
会ってはいけないとか、別の相手と結婚しなくちゃいけないとか言う最初のお約束はどこへ?
龍王が守る口実で纏わり付くし、彼女は毎回なんとなく思い出すし、それほど悲恋感がない。
ちょっと不満だったのが、毎回彼女がどうやって死んだのかはっきりしない。
老衰なのか、病死なのか、その人生において生まれ変わりの重要なポイントのような気がするんですよ。
死に様は生き様ではないですか?
彼女が年老いたカットも一度も無かったし、若くして毎回死ぬならその理由もはっきりさせてほしかった。
全然生まれ変わりの感じが薄いんですよ。
つまらない!
反対に、閣主と青青は過去に絶対に何かがあるって匂わせてるので、それが気になる。
こちらのカップルの方が気になって、ストーリー的には此方の方をやって欲しかったくらい。
メインカプの方は龍王さまのコスプレだけ見ていればいいという感じです。
ほんとはそれじゃダメだと思うんだけど。
終盤になり、いよいよ陰謀が明らかになりました。
黒幕とか言われてもはじめからわかってましたとしか感想が無い。
キャラの在り方がまんま金光瑶(陳情令)ってどーなのよ。
脚本家の人、捻りはなかったのか?
それともこう言うキャラ設定だからチュウ・ザンジンにあてたの?
閣主さまも操る見事な腕前。
見事に操られちゃった閣主vs龍王の闘いが迫力満点です。
初演でこれだけやれるドン・ウェイすごいわと思った次第。
その後龍になるシーンがまたカッコいいというよりも美しい。
死闘を繰り広げた甲斐があり?←そのせいかはわからない、違うと思う(笑)
閣主さまと青い鳥はハッピーエンドです。
龍王さまもハッピーエンドではある。
なんだかよくわからないラストではあったけど、天にもの申して死んだかと思いきや、ヒロインと去って行ったから、ファンタジーものによくある魂は寄り添って生まれ変わったり、他の形で生きていくアレです。
この手のドラマはこう言う結末が多い。
ドラマの中に登場した龍の絵が最後のシーンです。
途中、美しいシーンは何回もあり、本来ラストシーンに持ってくるようなシーンを先にやってしまった感がある。
やっぱりワン・ホーディーのコスプレドラマからは抜け出せないんだよね。
このあとになる「蒼蘭訣」は、このドラマをもっとお金掛けて、念入りに作り直しました感があるね。
彼にはファンタジー色の濃くないドラマにいくつか挑戦してほしいと感じます。
わりと面白かったですよ。
是非とも美しい龍王さまを見てほしい!
ドン・ウェイの初ドラマとしても是非!
主演でもおかしくない力演です。