エンコルピオのブログ

日々のあれこれと趣味のことを徒然なるままに記す

夫婦漫遊記 函館~青森ねぶた篇その1

 旅行の前日、日銀の利上げが発表された。
しかし、翌日からの旅行に心は向いていて、植田総裁の記者会見をスルーするなどいつもよりは細心の注意を払うことはなかった。


ただ株価は4万の大台をつけてから、従来は9月以降の利下げが予想されていた。
しかし、7月に入ってから160円台に円安が進行していることもあり、7月利下げ予測記事が出てきた。
そして日銀が7月末に利下げを行ったことは私にとってはサプライズだった。
これは大きな変化につながるのではないかと感じていたのだが、私の心は妻との明日からの旅行に最大の関心が向いていた。


しかもオリンピックが始まっていて、なでしこジャパンとアンダー23男子のサッカー1次予選で毎晩というか早朝見ていて思考能力のバッファーが不足気味である。
楽しいことの方が気持ちが向いてしまう。
まあしょうがない。


翌日、羽田空港への最楽コースの電車に乗って旅は始まる。
羽田空港の北ウイングのJALのカウンターでチケットを受領すると、妻のスーツケースを機内荷物に預ける。
前回石垣島へのフライトで学んだのでスムーズ。


手荷物検査を済ませて、空港の一階のローソンで買った昼食を飛行機の離着陸の見える待合で食べる。
当日は家族連れが多く飛行機は満員御礼状態だった。
それでも我々夫婦は隣同士でとりあえず安堵した。


羽田から函館空港までのフライト時間はおよそ50分ほどであっという間。
家から羽田空港までの方がよほど時間がかかる。
映画を見る設備も当然ない。


函館空港は初めてで、新千歳空港の大きさや店の充実度から言えば小さく、必要最小限な印象だった。
函館は少し曇り空で気温が29度くらい。
首都圏の35度を超える酷暑から比べればだいぶ楽。
ここでは代理店の案内役に迎えられ観光バスに導かれる。


まず函館空港から3㎞のトラピスチヌ修道院に移動する。
ここは日本初の女子修道院だそうで外観から見学。
入口から中庭は一般開放されていてミカエル像に出迎えられる。
静謐な環境を感じて階段を上り庭を見る頃には暑さも増して、バスでガイドの言っていたソフトクリームの話を思い出す。
私のささやかな煩悩が消えることはなかった。
修道院前の駐車場に隣接する「はこだて市民の森 」の売店でバニラ380円(税込み)をコーンで(カップもできますが)2つ買い、奥の休憩場で食べる。
これが濃厚でありながらさっぱり感もあって美味しい。
しかもコーンの底までアイスクリームが入っていて堪能。
流石北海道!


それから観光バスで五稜郭公園に向かいます。
ここは1時間ほどの自由散策で、まずは五稜郭の全景を眺めることが出来る五稜郭タワーに向かいます。
するとそこに名探偵コナンが五稜郭を舞台にした映画「100万ドルの五稜星」(今年4月に公開されて大ヒット)とのコラボ企画で等身大パネルなどがあって家族らが写真を撮っている。
今回夫婦2人で函館旅行に行くと聞いて、コナン好きの次女がうらやましがっていたことの意味がわかった。
もちろん夫婦でコナンとのパネルと写真を撮ったことは言うまでもない。


さて次回に続く。

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