岳 1 みんなのレビュー
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遭難者
2006/09/09 13:50
19人中、18人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るーく - この投稿者のレビュー一覧を見る
山岳救助ボランティアの三歩は、遭難者を発見すると、まず「良く頑張った。」と声をかけます。
体中−頭蓋骨までも骨折し、ヒューヒューと息を吐くだけの遭難者に向かって、「そうだね、わかってる。心配ないよ。」と声をかけます。
「君の家の今晩のおかず、何だろうね。」
遭難者を背負って運びながら、絶えず声をかけ続けます。
この作品の遭難者たちは、山を甘く見た軽率な登山者ではありません。
事前に準備をしても事故に遭うことはあるでしょう。
中には生きて戻れない人もいるでしょう。
生きて戻れたとしても、遭難者はものすごい孤独や恐怖に怯えた時間を過ごすはずです。
作者はそういった遭難者の孤独・不安・死の恐怖を丹念に描き出します。
「良く頑張った。」
発見された遭難者にとって、その一言がどれほどの安堵感を与えるか。
それは想像に難くありません。
山を知り尽くした三歩だからこそ言える優しい一言だと思います。
岳1
2016/03/06 14:21
5人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
雪山
入山手続きしない人...
コース外を滑るスキーヤー...
そんなバ●な奴らでも自らの命を懸けて救助へ向かう山岳救助隊。
毎年そんなニュース見ると、他人事ながら腹立たしい。
そんな●カな人達がこの漫画を見て反省し、何事もなく戻って来た自惚れどもに読ませたい作品ですね。
死生観がナチュラル
2024/01/13 15:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
山に来た人の生と死を、とてもナチュラルに、ニュートラルというか、山だけどすごくフラットに描くなぁと思います。
死を特別視せずにありのまま描かれているというか、はじめはそのスタンスに少々面食らったものの、生も死も区別することなくひとえに山が好きな人を迎え入れてくれるかのような山と三歩に救われるものがあり、読んでいくと心を寄せるようになります。
山での遭難を題材にすると、オーバーに劇的に描きたくなるようにも思いますが、決してそんな風には描かれずに時に淡々とさらりと描写されるのが凄いことと思います。
だのに山の怖さや厳しさ冷酷さ、そして美しさと優しさもより伝わってくるので、やはり凄い漫画だと思います。
山岳マンガの傑作
2017/03/16 01:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:四郎丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
山を舞台にした漫画といえば、先日急逝した谷口ジローが有名ですが、本作品で石塚真一がそれにとってかわりましたね。
感動しました
2016/03/23 14:49
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ど - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと読みたかったので、今回無料であったので初めて読みました。一言、感動です。ネタバレになってしまいますが父子のお話しは電車の中で読んでたので涙を我慢するのが必死でした(出来なかったけど)まだ、2巻、3巻とあるので楽しみです。
レスキュー
2021/03/29 16:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ボリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
山岳レスキューのお話。当たり前だけど生還できる人と出来ない人がいる。三歩は自ら危険に飛び込んで行き、遭難者達を助けるが決して責めたりしない。どう言う気持ちなんだろうな…
遭難
2023/03/24 22:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ニュースで知っても山が身近でない者にとっては現実感のないものだったけれど、この本を読んで厳しい現実の一端を知った。
とにかく明るい三歩
2022/04/16 15:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
山岳ボランティアの三歩の山への愛が伝わって来る。救えた命救えなかった命それぞれに物語がありそこが丁寧かつあたたかな目線で描かれている点に好感を持てた。
山の怖さ
2019/09/23 22:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
山は怖いところである。実際に山で亡くなる事例は毎年必ずあるといっても過言ではない。本作は多くの遭難者を救っている。しかし、中には助けられずにヘリコプターに乗せずに吊るして運んでいるものもある(航空法上物として扱うとの解説があるが、悲しいものである。)。
上司と部下2名で遭難し、上司は部下を思って一緒に死のうとする話は感動的だ。深い信頼関係があることがよくわかる。また雪崩がいかに恐ろしいかもわかるだろう。
恐怖を感じるのは割れ目だ。クレバスの画像など非常に恐ろしいものだと感じているが、このような場所に落ちたとき、人は何を感じるのだろうか。