サイト内検索

詳細
検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

だから人は本を読む みんなのレビュー

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac
一般書

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー37件

みんなの評価3.7

評価内訳

37 件中 1 件~ 15 件を表示

福原流「読書のすすめ」

2009/11/17 08:27

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者の福原義春氏は資生堂の第十代社長であり、現在同社の名誉会長である。いうなれば、超一流企業のトップである。その氏がビジネス書ではなく、読書について書いたのが本書である。しかも、けっして片手間に書かれたものではなく、実に内容の濃い「読書のすすめ」といっていい。
 いかにして「読書人」福原義春氏が誕生したかは、たくさんの書名が列記される、本書の第一章「私の読書体験」に詳しい。その章のおわりにこうある。「私という人間は今まで読んだ本を編集してでき上がっているのかもしれない。逆にいえば本によって編集されたのが私だ」(41頁)。そんな氏だからこそ、現代の「読書離れ」現象には厳しいものがある。

 「どうして本を大学や図書館や書店の店頭に積み上げたままにしておくのか。それは人生にとっての”偉大な損失”ではないだろうか」(2頁)「忙しい時期にこそ一日十分でも本を読んで、吸収した栄養をその時からの人生に、仕事に役立てるべきなのだ」(4頁)。まことに同感である。
 本がすべてではないが、少なくとも本は私たちの人生をより豊かにしてくれる。氏の「読書のすすめ」に教えられることは多い。

 そして、福原氏は読む側だけに厳しいのではない。本を作る側、あるいは販売する側にも、第六章「出版・活字文化の大いなる課題」で苦言を呈している。
 「本を消費財化してしま」っている出版界、書き手の意欲を高めない編集者、プロデューサー不在の出版社、不親切な書店、ベストセラーばかりを揃える図書館。そして、無関心な読者。
 本を愛するゆえの苦言だと思うが、それらはやはりそれぞれ真摯に受けとめるべきだ。そうしないと、本当に本文化は滅び去ってしまう。

 読書は楽しいだけではない。時には悲しい思いもするし、記憶することに終始することもある。あるいは、深く感銘し、生きる糧ともなるだろう。
 読書を苦手にする人もいること自体は致し方ない。そういう人にも読書の素晴らしいさを、少しでもわかってもらいたい。読書を愛するものとして、本に満たされるものとして、福原義春氏のこの本を強く薦める。

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でご覧いただけます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2009/10/11 00:56

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/01/03 17:58

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/01/31 12:17

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/02/02 12:24

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/02/11 12:11

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/02/27 00:05

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/03/03 23:30

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/03/04 08:52

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/03/12 09:48

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/05/23 22:52

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/06/05 01:15

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/07/18 00:32

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/09/11 14:42

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/11/28 13:01

投稿元:ブクログ

レビューを見る

37 件中 1 件~ 15 件を表示

オンライン書店e-honとは

e-hon

hontoは「オンライン書店e-hon」との連携を開始しました。
「e-hon」は書籍、雑誌、CD、DVD、雑貨といった多岐に渡る商品を取り扱う総合オンライン書店です。130万点以上の取り扱い点数、100万点以上の在庫により、欲しい商品を買い逃しません。honto会員向けにお得なキャンペーンを定期的に実施しています(キャンペーンに参加するにはMy書店をhontoに設定して頂く必要があります)。
・まだe-honの会員ではない方
下記リンクからe-honへ遷移し会員登録する際に自動でhontoがMy書店に設定されます。
・既にe-honをご利用いただいている方
「マイページ」-「会員情報の変更」-「My書店の変更」に進み、検索窓に「honto」と入力し、検索結果画面で会員登録ボタンを押すことでMy書店がhontoに設定されます。

e-honで紙の本を探す

※外部サイトに移動します。

このページの先頭へ

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。

  翻译: