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秋期限定栗きんとん事件 上 みんなのレビュー

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みんなのレビュー344件

みんなの評価3.9

評価内訳

344 件中 1 件~ 15 件を表示

それぞれの道へ

2014/06/25 08:05

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

春季限定、夏季限定は、この秋季限定への序章にすぎなかった。小市民の2人は、それぞれの道へ歩みだす。

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はよくっつけや

2024/09/13 22:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:忍者 - この投稿者のレビュー一覧を見る

小鳩くんと小山内さんがなかなか出会わず、「はよ二人くっつけや」なんて思いながら読んでいました。きっと私は作者の術中にちゃんと嵌りながら、本作を読んでいたんだと思います。

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素晴らしい本です

2024/08/30 16:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

小山内さんの動向がほとんど出てこず 裏で何をやっているのかと思うとかなりドキドキしながら読んだ上巻でした。

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それぞれの高校生活

2015/09/30 14:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

堂島健吾が部長を務める新聞部の一年生の瓜野高彦は、紙面を刷新し、もっとセンセーショナルな記事を載せたいと思っている。だが部長の方針に従う部員ばかりで、自由な記事は書かせてもらえない。そんな瓜野は、部長と話をしに来た女子生徒に一目ぼれをして告白する。彼女の名前は小佐内ゆきと言った。
 性懲りもなく小市民を目指し続ける小鳩常悟朗は、ある日、教室に呼び出す手紙を受け取る。差出人はクラスメイトだと判断し、自分の教室に向かった小鳩を待ち受けていたのは、やはりクラスメイトの仲丸十希子だった。彼女から告白された小鳩は、断る理由もなかったので付き合うことにした。

 棚から牡丹餅で自由に書けるコラム欄を貰った瓜野だったが、ちょうど良いネタがなく悩んでた。そんな彼に、クラスメイトの氷谷優人は新聞記事の切り抜きを差し出す。それは、連続性の感じられる放火事件の記事だった。

 小鳩くんと小佐内さんにそれぞれ彼女彼氏ができて、お互いに普通のお付き合いをしようとするのだけれど、その裏側ではやはり本質を隠すことはできなくて、色々と暗躍してしまう。でも、相手が彼女たちを見くびっているので、その暗躍していることに気づくことはないというのが面白い。読者の方が彼らの本質を知っているのだ。
 小佐内のセリフの中で、どうして甘いものが好きかと聞かれて返す返事がゾクッとする。僕の中にあの答えを返す精神性はないな。

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小鳩君の彼女

2020/11/24 15:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やっほー丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作の終わりに袂を分かった小鳩君と小山内さんに、それぞれ彼女、彼氏ができるところから始まります。小鳩君も小山内さんも本質は狐と狼なので、なんというか恋人っぽさの欠片もありません笑。やはり、この2人にはお互いが必要なのだろうと逆に実感させられます。

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小市民シリーズ第3弾

2017/10/23 08:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

ありふれた学園生活に隠されている、小さなミステリーが良かったです。小鳩と小佐内のいつまでも続くかと思われた関係も、微妙な距離感が生まれて一抹のさみしさを感じました。

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小市民シリーズ最新作!

2016/12/04 01:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もなぉー - この投稿者のレビュー一覧を見る

古典部シリーズのような日常ミステリー。日常のなかに伏線が数多に散りばめられ鮮やかで美しい謎解き、回収劇が後編には待ってます。

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タイトルと表紙の甘さに騙されてはいけない『 秋期限定栗きんとん事件』 (上)

2010/03/25 11:59

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『春期限定いちごタルト事件』、『夏期限定トロピカルパフェ事件』に続く小市民シリーズ第三弾。あま~いタイトルと表紙が気がかりで随分と長い間手が出せずにいたけれど、読み始めたが最後、すっかりハマってしまった。これまで読んだ米澤作品で一番好きなシリーズかもしれない。

シリーズの主人公は慎ましい小市民を目指す善良なる高校生の小佐内さんと小鳩くん。しかしこの二人、本当のところは小市民ではなく、その本性は狼と狐なのである。

ただ、過去の苦い経験から狼と狐の本性を隠すことに決めただけ。狼の皮を被った小佐内さんは復讐の快感が好きでたまらず、狐担当の小鳩くんは先を読んで推理を披露したくてうずうずしてしまう。しかし彼らはその甘い誘惑を断ち切って小市民として生きることを決意した。そして彼らが日常生活を円滑に進めるために築き上げた関係が互恵関係だったのだ。しかし『夏期限定トロピカルパフェ事件』での衝撃の一件がきっかけとなって、小佐内さんと小鳩くんは互恵関係を解消してしまった。

そして高二の秋。栗きんとんの美味しい季節に小鳩くんには仲丸さんという可愛い彼女ができ、小佐内さんにも瓜野くんという年下の彼氏ができた。本作(上下巻)では、その高二の秋から三年生の秋までが描かれる。

互恵関係を結ぶ援軍もなくたったひとりで世間に順応していくことを決めた小佐内さんと小鳩くんの日常は交錯することなく、それぞれがそれぞれにそれなりに楽しく慎ましい日常を送っていたのだが…二人が通う船戸高校周辺で小規模な放火事件が相次ぎ、小佐内さんと小鳩くんの日常が少しずつ、間接的に交りあうようになる。

きっかけは小山内さんの彼氏で新聞部のホープとして鼻息荒い瓜野くん。彼は校内新聞の紙面で放火魔の次のターゲットを予想する。そしてその予想がことごとく当たっていく。そこに小佐内さんの影を見た小鳩くんは、「小佐内さんが火をつけてまわってる可能性があるのに、じっとはしてられない」と立ち上がる。

そうして小鳩くんは調査に乗り出すのだけれど…本の数日で事件の真相についてだいたいの見当がついてしまう。そして本書の最後で小鳩くんが言い放った一言がこれ。


「ぼくが思うに、これは情報操作で片がつく」


あぁ、しびれた。なんてかっこいいのだ、小鳩くん。
そしてもう一人…自身をマロングラッセに例えた小佐内さんにもしびれてしまった。濃さを少しずつ強めたシロップに何度も漬けて砂糖の膜を作っての繰り返しで作られるマロングラッセ。小佐内さんはそのマロングラッセが大好きだという。

小佐内さんは瓜野くんに向かって語りかける―――
「甘い衣の上に衣をまとって、何枚も重ね着していって。そうしていくうちにね、栗そのものも、いつしかキャンディーみたいに甘くなってしまう。本当はそんなに甘くなかったはずなのに、甘いのは衣だけだったはずなのに。上辺が本性にすり替わる。手段はいつか目的になる。……わたし、マロングラッセって大好き。だって、ほら、なんだかかいいでしょ?」


そして続ける―――
「そしてね。あなたがわたしの、シロップなのよ」


鳥肌がたちそうだ。シリーズ前作を読まれた方なら、この例えがどれだけオソロシイかわかるはず。しかし悲しいかな瓜野くんには小佐内さんの言いたいことが少しも分からなかったようで…彼も彼でこれから試練に立ち向かうことになるようである。



下巻へ続く。

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☆秋期限定栗きんとん事件☆

2024/05/03 17:51

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る

米澤穂信氏の推理小説で、《小市民シリーズ》と呼ばれるもの
小鳩常悟朗君と小佐内ゆきさんを中心に事件が動くのだが、この2人、小市民を気取りながら、結構首を突っ込むほうである。

----------------------------------------------
小佐内さんが誘拐された事件をきっかけに、小市民を目指す目的を共有していた小鳩君と小佐内さん。その後、小鳩君はクラスメイトの仲丸さんに告白され、彼女と交際を開始。仲丸さんと過ごす中で浮かぶ謎に推理を働かせつつも、仲丸さんとのデートを楽しんでいく。
新聞部所属の1年生瓜野は、新聞部が発行する『月報船戸』が学内の決まった話題しか取り上げないことに不満を抱き、学外の話題を取り上げるべきと訴えていた。しかし、部長に反対され続けていた。そんな中、瓜野は新聞部に出入りしていた小佐内さんに惹かれ、告白し、小佐内さんと付き合うことに。そして、コラムという形で学外の話題を書ける機会が回り、瓜野は市内で断続的に発生している連続放火事件に着手、放火犯の犯行の法則を見つけた瓜野は、その予想を的中させていく。軈て、瓜野は、自分達の手で連続放火犯を捕まえようとする野心に傾倒するようになる。
一方、連続放火事件に対して野次馬的興味しか抱いていなかった小鳩君だったが、小佐内さんの誘拐に使われた車が連続放火事件のターゲットとして燃やされたことから、事件と新聞部内の動きに小佐内さんの影を感じとり、自ら事件の解決に首を突っ込んでいくことに・・・

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☆秋期限定栗きんとん事件☆

2024/05/03 17:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る

米澤穂信氏の推理小説で、《小市民シリーズ》と呼ばれるもの
小鳩常悟朗君と小佐内ゆきさんを中心に事件が動くのだが、この2人、小市民を気取りながら、結構首を突っ込むほうである。

----------------------------------------------
小佐内さんが誘拐された事件をきっかけに、小市民を目指す目的を共有していた小鳩君と小佐内さん。その後、小鳩君はクラスメイトの仲丸さんに告白され、彼女と交際を開始。仲丸さんと過ごす中で浮かぶ謎に推理を働かせつつも、仲丸さんとのデートを楽しんでいく。
新聞部所属の1年生瓜野は、新聞部が発行する『月報船戸』が学内の決まった話題しか取り上げないことに不満を抱き、学外の話題を取り上げるべきと訴えていた。しかし、部長に反対され続けていた。そんな中、瓜野は新聞部に出入りしていた小佐内さんに惹かれ、告白し、小佐内さんと付き合うことに。そして、コラムという形で学外の話題を書ける機会が回り、瓜野は市内で断続的に発生している連続放火事件に着手、放火犯の犯行の法則を見つけた瓜野は、その予想を的中させていく。軈て、瓜野は、自分達の手で連続放火犯を捕まえようとする野心に傾倒するようになる。
一方、連続放火事件に対して野次馬的興味しか抱いていなかった小鳩君だったが、小佐内さんの誘拐に使われた車が連続放火事件のターゲットとして燃やされたことから、事件と新聞部内の動きに小佐内さんの影を感じとり、自ら事件の解決に首を突っ込んでいくことに・・・

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新しいカップル

2020/11/25 11:11

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投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「夏期~」でお別れした二人ですが、さっそく別の人から声がかかります。
でもね、せっかくの日常の中の謎解きも不発弾だし、妙に自意識過剰の下級生もなんだか釣り合わない気がします。
ストーリーを引っ張る「放火事件」はネタがちょっと透けてるかも?

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ふたりは小市民になれるのか?

2020/04/17 08:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る

巴里マカロンを読む前に、小市民シリーズをもう一度読み直している。夏期で小鳩君と小佐内さんの互恵関係が解消され、2人はそれぞれ別の人と付き合い始めた。――小市民になるために。彼女ができたことよりも、小市民的生活を送れていることに満足している小鳩君。コンポの話といい、若干ボロが出始めている。一方小佐内さんも相変わらず何か企んでいる感じ。仲丸さんも仲丸さんで、前の彼女と行った店を紹介するなとは中々めんどくさいな。美味しければそれでいいじゃないとか思っちゃう。下巻に続く。

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2009/02/26 23:59

投稿元:ブクログ

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2009/02/27 02:17

投稿元:ブクログ

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2009/03/03 01:59

投稿元:ブクログ

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